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高校生のギャップ

今年の高校1年生は好調です。

 

A高校で学年3位と4位
K高校で学年9位
Y高校で学年4位

まずまずの成績でした。

中学3年生の時の受験期よりは勉強時間が減りましたが、目標がまだぼやけているうちは伸び悩むでしょう。

好成績でも、将来が決まって無かったり、大学に行くかどうかすら迷っていたり、医者を目指していたりとバラバラです。

どう方向性を示していけるか、塾長も悩みます。

 

中学生は伸び悩んでいますが、高校生の先輩の背中を見て、何かを感じ取ってもらいたいです。

 

 

 

誰のための部活動か

地元の東海大相模が神奈川県大会を制して甲子園出場が決まりました。

近所の学校が甲子園に出るので期待しています。

 

岩手県立大船渡高校の佐々木選手が話題になっています。

163kmの速球を投げるエースですが、4回戦で投げすぎて決勝では投げませんでした。

結局負けてしまい甲子園を逃してしまいました。

 

甲子園を取るのか、選手の身の安全を取るのか。

 

佐々木選手が投げていたら甲子園に行っていたかどうかはわかりません。

個人的には、甲子園も大事ですが、プロで活躍する姿も見てみたいですので、やっぱり怪我をしないようにしてもらいたかったです。

 

 

塾長は、近くの中学校の剣道部を教えていますので、中学校総合体育大会、いわゆる3年生の引退試合を見に行ってきました。

決勝トーナメントで敗れたあとは、見ている塾長まで涙が出ました。

 

試合が終わって次の週に稽古に行ったら、引退した3年生の姿がありました。

すでに2年生にバトンタッチしていて、2年生の新部長が仕切っていました。

3年生はプレッシャーが無くなったのか、気軽に剣道を楽しんでいました。

 

3年生はもう受験なので部活に来ることはなくなります。

3年生に勝ってもらいたくて今まで指導していましたが、今度は初心者の1年生を指導しなければなりません。

「せっかく教えてきたのに卒業していなくなっちゃうのが嫌なんですよね。」

と師匠が言っていた。

 

正直言って初心者の指導は面倒くさいです。

でも、教えていくうちにどんどん上達していく姿を見るのはすごく楽しくてうれしいです。

 

 

部活動は、たのしむ生徒のためのものなのか、生徒の成長する姿をたのしむ先生のものなのか。

また、その両方なのか、どちらでもないのか。

やるかやらないか

中学生は各校とも期末テストが終わりました。

今回は中1から中3まで全体的に成果が出ていません。

 

なぜダメだったか。それは勉強時間が少ないだけです。

 

はっきり言って、週に3時間や4時間の塾の授業で成績が上がるはずはありません。

部活で忙しいのも、学校の提出物で忙しいのもみんな同じ条件です

3年生にもなれば塾に通っていることも、塾の宿題がある事も同じ条件でしょう。

 

時間が無いという理由で勉強しないのなら、成績を上げることは諦めなければいけません。

 

「優秀な人は環境に不満を言わない」

と誰かが言っていました。塾長もそう思います。

 

無理やりやらされなかったら勉強なんてしません。それは塾長も同じです。

あとはどこが違うか。

指導者の指示に素直に従うことです。
イヤイヤでもいいんです。とりあえず言われたことをやってみることです。

 

塾長は、その生徒の目標に合わせてやるべきことを言っているだけです。

何度も同じことを言いますが、どんな生徒が成績が上がっていくか。

『素直な生徒です』  これ以外にありません。

塾での勉強時間と点数の関係を調べたことがあります。

好成績を取る生徒は、テストがある月は月に50時間ぐらい塾で勉強しています。

今回の中3の勉強時間は、月に20時間から30時間。圧倒的に足りません。

いろんな事情はあると思いますが、成績だけを見ると、こういった関係が出てきます。

塾長は、テストの点を取れと言っているわけではありません。

『がんばりなさい』と言っているにすぎません

特に、高い目標をあげている生徒は行動が見られません。その程度で勉強していると言ってはいけません。

受験生は休みの日に1日15時間ぐらい勉強してください。これぐらい普通です。


———————-塾長語録 今日も昨日と同じか?—————–

楽しくない居合。

6月23日(日)、神奈川県居合道大会があり、参加した。

今回の大会も塾長はいいところが全くなかった。なぜかシードで、準優勝の相手と当たった。

優勝したのは塾長の後輩で、3段ぐらいまでは塾長が指導していた人だ。

今回の大会では、5段なのに自分でも信じられない失敗をした。ちょっとやる気無くした。

居合は5段になってから自分の成長に悩んでいる。来年は6段受審なのに自信が無い。

剣道は3段になって、これ以上をのぞんでいないから楽しくやってる。だがやる気はない。

大会では、2段と5段の部で塾長が教えてきた後輩が優勝したが、既に塾長よりも上手だろう。

やっぱり上達するのは自分の心次第なんだろうなぁと思う。

笑われて笑われて強くなる
(太宰 治)

有馬高校 体育祭

今日は東海大付属相模高等学校中等部の塾対象説明会に行ってきました。

いつも挨拶していた先生が栄転され、ちょっと寂しかったです。

来年の入試は中学校の定員を減らすそうで、少人数制になるそうです。受験は厳しくなるのでしょうか。

 

 

昼過ぎに東海大相模を後にして、有馬高校の体育祭に行ってきました。

見通しが甘かったです。

車で行ったのですが、簡単にコインパーキングがあると思っていたのが大間違い。

何にもなくて車で通りすがってみてきただけでした。

周りは田んぼで、落ちたら怖いなぁと思いました。

 

のどかなところにある学校でいいですね。

 

国語は勉強しなくていい?

『読解力高い子が「国語なんか、勉強したことありません!」というワケ』水島醉

 

こんな記事を読みました。

 

 

一言で言えば、

『読解力が高い子は、読書が好き』

ということらしいです。

 

 

「そうだろうなぁ」って思うかもしれませんが、塾長はこの記事に疑問があります。

 

まず、最初に言っておくと

読書は自分にとってプラスになります。

使える言葉が増えますし、漢字を覚えるかもしれません。(漢字が書けるようになるかは別です。)

読書はとてもおススメです。

 

ただし、この水島さんの言うことは極端すぎて参考にしかならないと思いました。

記事を読むと、小学校5年生の子が、京都大学の入試問題をすらすら解くそうです。

 

こういう極端な例を出して、あたかも誰にでも当てはまるかのように言うのはとても嫌いです。

 

「じゃあ、読書さえしていれば、超難関大学の国語は解けるのか」という疑問が出てきますよね。

 

もちろん読書することは自分にとって良いことだと思います。

しかし、マイナスもあると思うのです。

 

それは「時間」です。

 

読書はとても時間のかかる作業です。

 

塾長だって時間があれば読書を楽しみたいです。しかし、仕事に剣道、居合道の指導、読みたい本を買っては積みあがっていくばかりです。

 

読書ばかりしている子が「国語なんか、勉強したことありません!」なんて言うのかなぁ?

うまい話は信用ならない。

敵の成功を祈る

アメリカのプロゴルファーで、タイガー・ウッズという選手がいます。

2005年、アメリカンエキスプレス選手権の最終日のこと。

対戦相手のジョン・デイリーと優勝争いをしていて、ジョン・デイリーがパットを外せばタイガー・ウッズの優勝が決まるところでした。

タイガー・ウッズはジョン・デイリーがボールを打とうとしているときに

『入れ!』

「入れろ!」

と願ったそうです。

結果的にはライバルがパットを外してしまい、タイガー・ウッズが優勝しました。

相手の成功を願うこと、これは本当に大切な事です。

相手のパットを「外せ!」と願(ねが)ってしまったら、自分のプレーのやる気が下がってしまうのでしょう。

相手がパットを外した瞬間、タイガー・ウッズは非常に残念そうな顔をします。(動画で見ました)

タイガー・ウッズは、世界最高のプレイヤーですから、その相手も最高のライバルです。

ですから、相手がパットを決めて当たり前だと思っているそうです。

相手の成功を願うということは、自分自身のためでもあります。

脳は、『自分が勝った』と思うと能力を低下させるそうです。

『まだ勝ってない』と思わせないと、最後まで全力をつくすことが出来ません。

これはどんなスポーツでも同じことです。

最後の最後に逆転されることはよくあることで、みなさんも思い当たることがあるでしょう。

『気持ち』というのは結果にとても大きく影響します。

『勝った』『負けた』と思った瞬間、体の動きは悪くなります。 最後まで気を抜かないことが、いろいろなことの成功につながると思います。

模擬試験の試験時間の測り方

当塾では、中学生までの模擬試験は塾内で実施しています。

高校生は外部の公開模試を受験してもらっています。
(塾内模試もありますが、母体数やレベルの関係で外部の方が良いだろうとの判断です)

 

先日、高3生に大手のK模試を受験してもらいました。
(K塾 町田校)

そこで、今回の模試で試験時間が短くなった疑いがあるという事件が起きました。

戻ってきた生徒が言うには、

試験監督の「試験開始」合図が数分遅れた

とのことでした。

試験終了は定刻通りだったので、試験時間が短くなってしまったとのことでした。

あまり影響は無かったのですが、模擬試験としてはあり得ません。

K塾に問い合わせたところ、

1)試験監督の腕時計で計測している

2)電波時計で時刻を合わせている

3)3人体制で行っており、間違いが無いようにしている

とのことでした。

 

まず、

1)試験監督の腕時計で計測している

ですが、これは良く無いと思います。
規定された試験時間が行われるか確証できません。

2)電波時計で時刻を合わせている

これについては不適切だと思います。
正確な時刻にはなりますが、正確な試験時間にはなりません。

3)3人体制で行っており、間違いが無いようにしている

これは誤解が生じますし、生徒の話と食い違っています。
試験開始時は一人しかおらず、他の二人は外にいます。
一人は他の教室も回っていて、一人は時々来るぐらいです。

実はこの模試は私も受けたことがあります。
自分の勉強に対するやる気のために時々模試を受けているのです。

その時の状況を思い出すと、生徒の言っている状況は正しいです。

 

当塾での模擬試験はタイマーを使って実施しています。

開始時間と終了時間に音が鳴りますので明確です。

模擬試験に試験管の腕時計を使うのは止めた方がよろしいのではないかと思っています。