ある大学のニュースを読んだのですが、塾長がいつも言っている『出身高校で人生は決まらない』という具体例のようなものがありました。
レベルでいうと中堅の大学なのですが、その大学で『国家公務員採用総合職試験』の合格者の記事がありました。この試験はとても難しく、難関大学の学生でも合格することが難しい試験です。
その合格者を見ていると、出身高校が書いてあります。神奈川県の生徒が7名で、川和高校や海老名高校などの上位校もいましたが、麻生高校や金沢総合高校の学生もいました。
彼らは卒業後、国家公務員の幹部として働くことになります。警察庁だと警部補ぐらいです。
大学を卒業して数年で銭形警部と同じ階級になるということです。
塾長は、偉くなれと言っているわけではありません。
人生は出身学校が決めるわけではないということです。
自分にとって“いい”学校を探してください。
どんな学校がいいのかは人それぞれです。
きれいだったり、新しかったり、近かったり。
前回と同じことを言いますが、
『楽しそう』や『説明会の話で良さそうだった』は全くあてになりません。
また、『部活』や『進路(進学先)』だけで選ぶことも大きなリスク(危険)があります。
かつて、高校に入学して3カ月で退学した生徒がいました。学校は入ってみるまでわかりません。
ケガで部活ができなくなった生徒もいました。
かといって、リスクばかり心配していたら、大きな成果は得られないことも多いです。
いずれにしろ、どんな学校を選んでも失敗する可能性はあるのです。
10年先の自分はどうしているのか。若い君たちは想像もつかないと思います。
道を選ぶということは、歩きやすい道を選ぶということではないと思いますよ。
今日も昨日と同じか?
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義理を欠く
忙しいという字は、心を亡くすと書く。忘れるという字もそうだ。
とうとう今回は年賀状を書くことができなかった。年賀はがきは買ってあるのだが、袋からも出さずに置いてある。
いただいた年賀状は、お詫びを兼ねて受験が終わってからでも返事を書こうと思う。
忙しいということを理由にはしたくない。
だから、忙しいという言葉は極力使わないようにしてきた。
これは忙しいのではない。塾長の衰えだ。
衰えをはね返すため、体力をつけようと思った。
お会いしたその日から、別れの時の来るのが辛うござんした
車 寅次郎