塾長の仕事はほとんど進路相談だと思っています。勉強を教えるということは、一緒に未来をみることだと思っていて、点数を取ってもらうためだけではありません。
志望校を選ぶ理由はなんでしょうか?
・学校がきれい、大きい ⇒わかる
・制服がかわいい ⇒わかる
・近い ⇒わかる
・偏差値が高い ⇒わからない(大学ならまだわかる)
・たのしそう ⇒わからない
学校生活は、同級生や先生など、どうやっても事前に知ることができないことで決まります。
友達も先輩も先生も、いい人ばかりでもなく、悪い人ばかりでもありません。
たった1日や2日の説明会や見学会で志望校を決めるしかない。
たった一度踊っただけで結婚したいと決めるシンデレラと王子様に似ている。
しかし、これは仕方のないことです。中高生には経験のないことですから、自分の世界から未来を見るしかありません。
塾長も同じでした。一番の高校に行けば成功できると信じていました。お金が無かった家に生まれてしまった塾長は、弁護士やパイロットになればお金持ちになれると思ったわけです。結果的にはそのだいぶ手前で夢は終わります。
同級生で弁護士になった人はいませんが、パイロットになった人はいます。塾長よりもずっと優秀な人ですが、それなりに苦労もあるようです。
何度も言っていますが、高校も大学も偏差値というものは目安にすぎません。彼氏や彼女と同じで、顔だけでは判断できないと思っています。偏差値が高い高校に行っても一流大学に入れるわけではありません。どんな有名な学校でも、君たちの将来を保証しません。
では、どうすればいいのでしょうか。
その学校で、どう成長するかだと思います。だからどこの学校でも構わないのです。
しかし、「類は友を呼ぶ」とも「良禽は木を選んで住む」と言って、自分の居場所を選ぶことも大切です。それは偏差値ではなく、その場所にいる人々です。
今日も昨日と同じか?
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また終わらなかった
この「かじ通」、また年末までに書き終えることができなかった。月1回の文章ですら締め切りに間に合わない。新聞の4コママンガなど、毎日更新しているものはすごい。
働きだすと、毎日が同じことのくり返しで、新しい出来事は少なくなる。幸せに生きていればそれでいいのだが、この先も幸せに生きていけるかどうかという不安もあるだろう。
塾長もゴールが見え始めてきた年だ。自衛隊の同級生も定年退職が見え始め、早めに退職して会社を経営し始めた者もいる。
塾長は今年の3月に大学を卒業する。次は何をしようか。
稽古とは一より習い十を知り 十よりかへるもとのその一
千利休(商人)