「梶原塾塾長録」カテゴリーアーカイブ

欲しかった一日

 毎年この時期になると、受験生は心にあせりが出始めてきます。

大学、高校、中学と、どの受験も近くに見えてきました。

学校行事もひと段落ついたころだと思います。合唱や体育祭、文化祭など、堂々と勉強から目をそらすことができる行事は終わりました。

目をそらさない。気持ちを切り替える。

これができれば苦労はしません。それではどうするか。

逃げたくなったら塾長に言ってみましょう。そして塾長に現実を突きつけられます。

そしてあきらめて勉強してください。

たった1日ぐらい勉強しなくても変わらないと思っている人は、10日経っても変わりません。

1日を大事にする人は、10日経ったら10日分成長しています。

体育祭で勉強から逃げ、文化祭で勉強から逃げ、部活で勉強から逃げる

使いたかった1日をポイっと捨ててきている。

塾長の机の上は書類でいっぱいだ。思い切って片付けてみると、回答期限が過ぎているものや、気になっていたパンフレットがいくつかありました。

何年か前に買っておいて読んでいない本が何冊もある。

塾長も人間。

変なプライドや意地をすてて素直になると、視野が広がります。

仕事を理由に片付けと本から逃げてきた。そして40代最後の誕生日を迎えてしまいました。

50歳になる前に、少しずつ片付けていこうと思います。

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今日も昨日と同じか?

あきらめない

 

今年の誕生日は卒業生たちが来てくれたりメッセージをくれたりして、とても幸せだ。

40代最後となるが、まだまだ頑張りたい。

塾長が何かを目指すのではなく、居合も塾も、次の指導者を作っていかなければならない。

 

しかし、苦難は続いている。今度はシュレッダーが壊れた。もう十分頑張ってくれた機械だが、買い替えることにした。機械も世代交代か。

 

無くしていた7000円の充電器は見つかった。

 

諦めなくて本当によかった。

      美しい瞳である為には、他人の美点を探しなさい

        オードリー・ヘップバーン

便利な世の中は複雑である

 今年は機械の故障が多かった。コピー機、エアコン、ノートパソコン、空気清浄機など、毎日使うものが壊れると大変です。簡単に買い替えることも難しく、修理してもらうこともありました。

当然修理が終わるまで使うことができないので、とても不便になります。

世の中が便利になっていくと、複雑で難しいことが増えていきます。

便利な機械は数学や理科の基礎だけではなく、国語や社会の基礎も必要なのです。

機械にかぎらずアプリ、システムなど多くのものが世の中を便利にしています。

便利な世の中は複雑な世の中に。

日本には法律が2000ぐらいあって、細かい法令・規則を入れると8000ぐらいになるそうです。複雑な世の中をまとめるには、法律も複雑になっていくのです。

このような、複雑な機械やシステムを作れなくても、たくさんの法律を知らなくても、将来生きていくことには困りません。『将来使わない』・・・この言葉、好きでしょ?

本当に将来使わないのでしょうか?

使うかどうかなんて誰も分からない。今勉強したくないだけでしょう。

勉強したくない気持ちはよくわかります。塾長は中2の時はほとんど勉強していませんでした。

『勉強はいらない』と本気で思っているのはキケン

『勉強は必要だろう』と本当は思っているならそれでよし。

この便利で複雑な世の中から抜け出すことは難しいですよね。

エアコン使うでしょ?スマホ使うでしょ?

近所の飲食店のエアコンが壊れたそうです。この猛暑でエアコンが無いとは地獄ですね。

君たちの便利は、たくさんの人たちの努力でできています。

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今日も昨日と同じか?

夏は終わらない

8月の最初、自宅のエアコンから水がボタボタ落ちるようになった。塾長の家は借りているので、管理会社に連絡して直してもらうことになった。

「9月になるかもしれませんね」・・・結局9月下旬になった。

この記録的な猛暑なのに?

信じられないことだったが、我慢するしかない。

バッテリーの充電器を無くした。結構大きいものなので、無くなることが信じられなかった。

充電器だけで7000円もするらしい。あきらめずに探すことにした。

便利なものを買うと、いろいろお金がかかる。でも、便利な道具というのは一度覚えたら離れられない。ゆるされるかぎり使い続けるだろう。

便利になるほど、人は忙しくなる。不思議なものだ。

      苦は楽の種、楽は苦の種と知るべし

                   徳川光圀

痛み無くして成果なし

夏期講習おつかれさまでした。

受験生は今までにないぐらい勉強したと思います。よく頑張りました。

しかし、いつも言うのですが、塾長は受験生の時には1日15時間ぐらいは勉強していました。そんな人は世の中いくらでもいるのです。そういう人たちに勝つ必要はありませんが、努力することはマネしてほしいと思います。

塾生に「教科書を読め」と言うと「読んだ」と返ってきます。

1回や2回読んだぐらいでは読んだとは言えません。『目を通した』というのです。10回20回読んで理解してから『読んだ』といえるのです。

塾生に「勉強しろ」と言うと「勉強した」と返ってきます。

宿題をやっただけでは勉強とは言えません。また、3時間や4時間勉強したぐらいでは勉強が得意な友達に追いつくはずもありません。「勝ちたいと思ってない」とかはよく聞きますが、その割には「勉強したのに・・・」と愚痴を言う。これを矛盾という

入塾の時に言うのですが、たぶん忘れていると思うことがあります。「週に3時間や4時間、塾に来たところで成績は上がりません。」と。

大した努力もしないで成果を求めすぎなのです。

塾長は1日15時間ぐらい勉強していたといいましたが、それでも満点を取ったことはありませんし、1番になったこともありません。1番になった友人は寝ないで勉強していたことも多く、勉強しない日はありませんでした。塾長が勝てるわけがありませんでした。

ということは、週に3時間や4時間どころか、毎日4時間勉強したところで満点は取れませんし、80点を取ることも難しいとは思いませんか?

人より多く努力するというのは難しいことです。

世の中は、難しいことに価値が出てきます。難しいことや少ないものに価値が出ることが多いのです。努力することが難しいということは、努力したことに価値が出るということだと思います。

お金持ちやえらい人になる必要はありませんが、自分の力で生きていけるようになってもらいたいと思っています。

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今日も昨日と同じか?

声が大きいと得をするのか?

埼玉県の県立高校には男子校があるのだが、市民からの声で共学になりそうになっていた。

『県立の男子高校が女子の入学を拒むことは不適切だ』ということで、共学にすることを進め始めたそうだ。ちなみにこの苦情は1件。

県立の男子校が15校、女子校が30校あるそうだが、女子校も共学化しなければならなくなるだろうと思う。もちろん共学の高校もあるので、選択肢はあるのだ。君たちはどう思うだろうか?

何度も言うが、『子ども』という字。『子供』から『子ども』に代わっていった。供という字がお供え物や大人の供をするという言葉を想像させ、差別表現だというそうだ。

これに対して文部科学省は「差別表記ではない」という見解を出している。にもかかわらず、いまだに『子ども』が多く使われている。

声が大きい少数派の意見を聞かなければいけないというのは大人の事情だろう。君たちはどう思うだろうか?

笑われて笑われて強くなる

                  太宰治(作家)

志望校の決め方

 中学生や高校生にはときどき将来の話をしています。

今から将来のことなんてわからないと思いますが、塾長が子供のころとはちょっと違うと思いました。それは、将来の夢がマジメだと思ったことです。というより、仕事が楽しいものではなくイヤなもののように感じているのではないでしょうか。

 

塾長も仕事するのはイヤだったけれど、それよりも金持ちになりたかったし、偉くなりたかったです。金持ちにも偉くもなれなかったけど、今は仕事がたのしいです。

 

子供たちに将来の希望がないというのは大人たちの責任かもしれませんね。

 

将来が分からないのに、志望校なんて決められませんよね。

 

この塾は『高校はどこでもいい』と言っています。しかし、ある程度は自分に合ったところを選んだ方がいいとも思っています。ただし、

 

偏差値が3とか5の違いなんて気にしてはいけません。

 少しでも上に行きたい気持ちはわかります。しかし、高校に行ったその瞬間から、少しの偏差値の違いが全く意味が無いことに気付きます。

 

部活で高校を選ぶのは慎重に。

 部活で大学まで行きますか?仕事にしますか?部活が無くなったら何が残りますか?

 『弱くもなく、ガチすぎず、楽しくやれる』そんな君たちの希望に合った部活なんてあると思いますか?約7万人の受験生一人一人に合った部活があると思っているんですか?

 高校には中学までにはない、いろいろな部活があります。一つの事をやり続けるのもいいと思いますが、視野を広げて、世界を広げてみてください。

 

女子校・男子校、だまされたと思って一度考えてみてください。

 『女子校は怖い』とか本気で思っていますか?本当に怖かったら女子校なんて無くなってしまいます。男子校でも彼女が出来るし、女子校でも彼氏ができます。共学でも3年間彼氏彼女がいない人も多いです。共学に夢を持ちすぎです。

 

大学はどうしますか?

大学受験を甘く考えないことです。専修大学や駒澤大学は上位30%であり、明治大学や法政大学は上位15%という数字が出ています。

 

高校をどう過ごすか、大学に行くか行かないかだけではなく、とても重要な時期です。

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今日も昨日と同じか?

再び部活へ

 

塾長が居合道6段の審査に集中していたので、2年ぐらい剣道から遠ざかっていた。

近所の中学校で剣道部を教えていた先生が腰痛で行けなくなり、代わりに塾長が指導に行かせてもらった。

中総体に向けての稽古だったが、久しぶりの稽古で体がなまっていた。総体も応援に行ったのだが、なつかしさもあり刺激になった。ほんの数回行っただけだが、少しのアドバイスと小言を言ってお別れをした。

 

顧問の先生と道場の先生の3人で話したが、塾長も含めて年寄りが集まると昔話ばかりになる。卒業していった生徒たちのことで盛り上がるわけだ。

我々指導者にとっての楽しみは、教え子たちの成長しかない。

 

お前が寝てるときも、俺は練習してる

(フロイド・メイウェザー・ジュニア)

最初の定期テスト

結婚相談所のYoutubeがおもしろくて見ています。

男にも女にもきびしい言葉で現実をつきつけてくる話がおもしろい。

 

結婚する相手は高望みをするなという話を言っていました。

 

たとえば、50代の男性は20代の若い女性を希望することが多いらしいのですが、これはとても難しいことがわかります。一方女性は年が近くて収入が安定していて、高学歴の男性を希望することが多いらしいです。これも難しいです。

 

誰が考えてもわかりそうなものですが、実際に自分が始めて見ると、結婚相手に妥協できなくて高望みしてしまうのでしょうね。わからなくもない。

 

ではどうすればいいのか。

自分とおなじような人を探すといい。ということでした。

 

50代だったら50代前後。自分が年収400万円だったら相手もそれ以下の人。

 

自分だけがプラスで、相手だけが負担になるというのはあり得ない。とも言っていました。

 

 

みんなは結婚するかどうかもわかりませんし、したいとも思ってないかもしれません。

しかし、この話は結婚にかぎったことではありません

『勉強しなくてもどうにかなる』→たしかにどうにかなる

『やりたくないことはやらなくていい、努力したくない』→ どうなるか、自分で考えてみなさい

 

去年の中3は6月10日までで46時間勉強しています。

今年の中3は30時間前後。一番やっていない中2は7時間ぐらい。

 

塾長が『5倍ぐらい』とか『10倍ぐらい』勉強しろというのは盛っているわけではないことがわかりましたか?

 

 

徐々にペースを上げていく・・・徐々にやっているうちにどんどん離されていきます

『家で勉強している』・・・家で勉強できるような優秀な生徒は塾に来なくてもよろしい。

 

100点取れと言っているのではありません。努力をしろと言っているのです。

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今日も昨日と同じか?

近づく引退

 

先月、自動販売機がなくなったが、実はいろいろなものが買い替えられている。

この塾はお金がないのでノートパソコンはだいたい中古だ。2台がこわれ、2台が古くなりすぎて使い物にならなくなった。そして塾に入ってきたときにカードをかざすアレ。

買い替えて動きが速くなり、快適になった。(ような気がする)

 

塾長の同級生も早期退職で新たな仕事に。塾長も老後を考えるときだろうか。

 

飛蚊症というのを知っているだろうか。目の前に黒いものが見える症状だ。

医者に行ったら『老化です。ほっとくしかありません』

安心するも、いやなものである。

      人生の希望は勤勉が決める

果たせなかった夢

 どこかの会社のえらい人が言っていたのですが、

『人を雇うときは、5年後に自分の上司になっていそうな人を雇え』

と言っていました。

会社が成長するには、優秀な人が必要です。どんどん優秀な人をあつめないと、会社は成長できませんから。

『自分より偉くなってほしい』『自分より優秀になってほしい』というような、自分を超える人になってもらいたいと思うのは親も同じだと思います。

学校の先生や塾の先生も同じで、自分を超えて行ってもらいたいと思って教えるのです。

自分では果たせなかった夢を、次の世代に期待しているのでしょう。

先生を超えられるかどうかはわかりませんが、教えてもらう人は先生からそういう期待をされているということです。

しかし、それなりの環境が無ければ、期待だけされても困りますよね。

塾長の世代(1993年受験)の大学進学率は、塾長が生まれた年(1975年)よりも低い(男性は)。奨学金制度もあまり充実はしていなく、大学に行くよりは就職したほうがいいと考える人も多かった。

1993年の大学入学者数:81万人、18歳の人口:198万人

2023年の大学入学者数:68万人、18歳の人口:110万人

1992年、高校卒業してすぐに大学に入れた人は19.2%、2022年では55.3%。

大学に進学することがとても簡単になった。

大学や専門学校に行くことは、昔にくらべてとても簡単になっているはずです。

これは教育を受ける環境が良くなったと言えると思います。

教育を受ける人が増えることによって、昔よりも良い世の中になっているような気がします。

勉強ができる、できないにかかわらず、たくさん教育を受けてください。

そうすれば、今よりももっとよい世の中になっていくとおもいます。

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今日も昨日と同じか?

小さな変化

 

自動販売機が無くなった。売り上げが少なすぎるので、やめさせてほしいとのことだった。

実は塾の自動販売機はずっと赤字。電気代が月に3000円ぐらいで、利益は多い時で1500円。

だからこの13年ぐらい毎月毎月1500円から2000円ぐらいの赤字を続けていたのだ。

 

ちょっと便利だったし、災害時にも使えると思ってずっと置いていたが、ついに持っていかれてしまった。赤字は無くなったが、寂しくもある。

 

卒業生が来ると『変わりましたね』と言われることが多い。たえず変化する塾でありたい。

 

笑われて笑われて強くなる

(太宰 治)

いつもと違うことをする

 毎日毎日、同じことのくりかえしで、気付いた時には勝手に年をとっていきます。しかし、人生は簡単ではありません。10人いれば10の人生があります。

流れを変えたいと思ったことはありませんか?

“学校から帰ったらまず寝る” こういう人いませんか?

“8時間寝ないと体がもたない” “5時間も勉強できない” できないことばかり

君たちの親は朝に仕事に向かい、夜に帰ってくると思います。また、夜に仕事に向かい、朝に帰ってくることもあると思います。

何時間仕事しているのでしょうか。当たり前ですが大変なことですよ

“好きなことなら頑張れる”

そりゃそうでしょう。好きなことも頑張れなかったらどうするのでしょう

“こんなに勉強しても意味が無い。 将来使わない”

その『意味が無い、将来使わない』と思っている勉強を頑張ってきた人たちが作ったスマホやアプリを使って君たちは楽しいことがたくさんある生活ができている

好きでもない勉強を頑張れる人は、好きなことしか頑張れない人よりも強いと思いませんか

今日は昨日の自分よりも強くなりましょう。

昨日より1秒でも多く勉強する。

帰ったら寝てしまう人は、何もしなくてもいいから起きてみましょう。

いつもと違うことをしてみると、見えてくるものが変わります。

限界だと思ったときは、まだ限界の3歩手前です。

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今日も昨日と同じか?

フリーライダー

 

働き者と言われるアリにも働かないアリ(フリーライダー)がいる。しかし、働かないアリだけになると、この働かないアリも働き始めるらしい。

働かないで生きていくというのは夢のように思う。

 

しかし、人は何もしないことを苦痛に感じるらしい。刑務所では、働かなくてもいい人(禁固受刑者)のうち、8割が働くことを希望する。

残りの2割は何をしているのだろうか。

塾長も働きたくないが、おそらく死ぬまで仕事(居合・塾)するだろう。

 

道をえらぶということは、かならずしも歩きやすい安全な道をえらぶってことじゃない

(ドラえもん)

受験は必要か

 20才になった卒業生たちと久しぶりに再会し、お酒を飲みました。よく連絡してくれる卒業生とは、お酒が飲めるようになったら一緒に飲むようにしています。新成人へのささやかな塾長からのお祝いです。

塾長も歳をとるもので、体力が有り余っている若者たちと深夜まで飲み明かすのは少々辛くなってきました。しかし、今年もおいしいお酒が飲めることに感謝しています。

この代は塾生同士のつながりが強く、4つの中学校から来た塾生でも仲がいいです。成人式の写真も送ってくれて、これからも長い付き合いになるだろうと思います。

それぞれの道を歩み始めていますが、その方向性はバラバラです。

みんなが異口同音(同じことを言うこと)に言うことは、『高校はどこでもいい』ということ。

塾長の教え子だからかもしれませんが、大体の卒業生は同じことを言ってくれます

まだ小学生や中学生だと、偏差値ぐらいしか判断する材料がないのでわからないのも無理はありません。少しでもいい学校に行こうとする気持ちはわかります。

塾長は現実ばかりを言います。これは失敗ばかりしてきたからなのかもしれません

勉強しているのに成績が上がらない”という話をよく聞きます。

なぜ成績が上がらないのか。それは勉強していないからです。それ以外にありません。

平日は7時間、休日は15時間ぐらい勉強してから“勉強しても成績が上がらない”と言ってください。それ未満は勉強していると認めません

しかし、効率の良い道というのはあります。

残念ながら今の大学受験は少しゆがんでいます。偏差値が低い高校でも好成績を取れば上位25%ぐらいの大学に進学することができます。

いずれにしても普段から勉強しなければならないことには変わりありません。しかし、目標もないのに勉強することは難しいと思います。

どこの高校・大学に行くかだけが目標ではありません。10年後の自分がどうなっているか、どうなっていたいのかを想像してみてください

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今日も昨日と同じか?

今回で終わりか。

去年も同じ時期に京都に行き、居合道6段審査を受審した。

今回も不合格になってしまったが、京都で審査を受けるのはもうやめようと思う。お金も時間もかかって得るものが少ないと思ったからだ。

京都で居合道の友人と会って話したのだが、『会社員を続けているかぎりは6段を受けないと思います。』と言っていた。

友人は塾長よりも賢い。

趣味は細く長く。楽しくなければ趣味ではない。

一文は無文の師 きのふの我に今日は勝つべし

(新陰流兵法)

次につなぐ 2024

一通りの受験が終了しました。

 

いつも思うことは、受験というのはつくづく精神力だなぁということです。

 

まだ社会に出たことがない子供たちにとって、受験はとても大きな壁だと思います。

しかし、大人になると受験というものの結果はどうでもよくて、受験に向かって頑張ってきたことが重要になってきます。

 

 

いい中学、いい高校、いい大学に行っていい会社に入る。多くの人がこれを目指しています

これはなぜでしょう。

 

人生の成功? これが成功に思いますか?

勉強しない人たちにはこれが「成功」に見えないはずです。だから勉強しないのでしょう。

 

でも、塾長にも成功には見えません。いや、ある意味では成功かもしれませんが、一部の成功でしかないと思います。

 

 

何度も何度も言っていますが、偏差値の高い学校に行っただけでは良い人生は約束されません。

生活が安定する可能性が少し高くなるだけです。

それがみなさんにとってどれだけ重要なのか、ということです。

 

 

いいですか?偏差値が高かったら人生成功するなら、塾長はもっと偉くなっているはずです。

 

しかし、勉強ができる人は努力ができる人が多いということです。

だから結局は勉強できる人が成功する可能性が高いのです。

 

 

もう答えが出ていると思います。

 

 

すぐに諦めてしまうのでは、あと少しで成功することも逃してしまう。

井戸を掘っているときに、あと少し掘れば水が出るのに止めてしまう。

「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし成功した者は、皆すべからく努力している。」鴨川会長

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今日も昨日と同じか?

気になる手紙

10年ぐらい前まで、この塾は梶原塾ではなかった。

ついこの間、個別学習セルモという塾をやっている会社から封筒が来た。ようするに、仲間になりませんか?っていうことだ。

もう知っている人も少なくなっていると思うが、10年前、梶原塾はセルモ東林間教室だった。まさかこんな形でセルモと再会すると思っていなかった。

『全国に100教室以上を展開』と書いてあった。物は言いようである。300から100に減ったまでだ。

いいことばかり言う人は信用ならない。

お会いしたその日から、別れの時の来るのが辛うござんした

   男はつらいよ  車 寅次郎

合格で人生は決まらない

大学受験はすでに始まり、中学受験と高校受験もまもなくはじまります。

いい学校に入れば、いい人生になるのか。

そもそもいい学校とはなんだろうか。

いい学校=偏差値の高い学校 ではありません。“絶対に”です。

偏差値の高い学校=楽しい学校生活 ではありません。“絶対に”です。

どちらも入ってみなければわかりません。

イヤな友達、イヤな先生が一人いるだけで学校生活はイヤなものになるでしょう。それは偏差値の高い学校でも同じことです。

偏差値が高い学校は、イヤな人がいないのですか?そんなはずがありません。

どんな学校かというのは、人の感想でしかなく、実際は偏差値と教育方針ぐらいしかわからないのではないでしょうか。

偏差値から分かることは、そのレベルの理解力がある人が集まっているということぐらいでしょう。

荒れていない、いい学校に進学できる、いじめが無い、そんなことは想像でしかありません。

それでは受験に意味が無いのか。それは違います。

塾長は、受験に向けて努力することに意味があると思っています。

それは推薦でも一般受験でも同じことです。そのために努力することに意味があります。

ここで頑張れたら、この先の人生でも頑張れるときがあります。その時のための訓練でしかないと思っています。

イヤなことからすべて逃げるのもいいと思っています。でもそれには覚悟が必要です。

逃げ回るには、逃げるための環境が必要です。それは親に頼るということだと思います。

いつまで逃げ回れるのでしょうか。逃げられる環境があるというのはうらやましいです。

ここにきて体調不良の受験生も増えてきました。“しかたない”と思いますか?

体調不良はどうにもなりません。気を付けるしかありませんよね。

でも、受験に言い訳はありません。ただ落ちるだけです。“しかたない”ですか?

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今日も昨日と同じか?

弟子が増え、仕事も増え、お金は減る

 

塾長は居合道をやっていて、道場を開いている。

新しく会を作って2年が経ち、会員が10人を超えた。ありがたいことであるが、ほぼ利益がないので大変なだけである。

 

では、なぜやるのか? そんなことは塾長が聞きたいぐらいだ。

 

また3月に京都まで行って居合の審査を受けてくる。気が向かない。

巣立ちの時が近づいてきた。

塾長はいつもここにいる。

 

       笑われて笑われて強くなる

            太宰治(作家)