年をとると、いろいろな経験を積むというのはわかると思います。
親も先生も塾長も、自分たちの成功や失敗の経験から子供たちにいろいろなことを教えることがあります。また、経験はなくても知識から教えることもあります。
本当の失敗というのは、失敗から学ばないことだと思っています。
多くの生徒たちが高校受験を必死に頑張ってきましたが、上位校に行った生徒の多くは「高校はどこでもよかった」という感想を持つようです。それは塾長が日ごろから言っていたからかもしれません。しかし、実際は志望校をめざして必死に頑張る生徒は多い。
いつも言っていますが、偏差値が高いからといって、最高の高校生活が送れる保証はありません。
大学ならまだしも、高校の名前というのはあまり役に立ってくれません。
志望校を決める理由はなんでもいいのですが、その環境が自分に合っているかどうかを客観的に見た方がいいと思います。つまり、
〇楽しそう。先輩や先生がやさしそう。部活もよさそう。
・・・などの感覚ではなく
〇近い。実績がある。知り合いがいる(いない)。制服がかわいい。指定校が多い。
・・・などの数値化できるもので比較したほうが失敗は少ない。
それでも高校は入ってみなければわからないことが多い。結局、成功しても失敗してもそこで3年間を過ごすしかありません。
塾長は失敗例をたくさん見てきました。そのうえでアドバイスをしています。塾長の言うことが正しいとは限りませんが、統計的にそういう傾向にあるということです。
とはいっても、まだ中学生に高校を正確に想像することは難しいと思います。
『覚悟』があればいいかもしれませんね。
あと、いつも言っていますが『高校に期待しすぎないこと』です。
学校は人生を保証してくれません。楽しませてもくれない。友達をくれるわけでもない。
自分次第です。
今日も昨日と同じか?
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世代交代
居合道の稽古をするために、遠くの道場まで行ってきた。
何年ぶりかに会う先生もいれば、いつもはいる先生がいないこともあった。
塾長の古巣にいる先生と話したが、みんな年をとって、すでに亡くなられた方もいた。
確実にみんな年を取っていて、時代が変わっていっている。塾長も道場主となったが、後継者をどうするかを早めに考えていかなければと思う。
この塾は塾長の代で終わりだ。
なぜなら、この塾があっての塾長ではなく、塾長があっての塾であるからだ。
梶原でなければ梶原塾ではない。
今までやってこられたこと、地域の皆様のおかげである
『辛いという字がある。もう少しで、幸せになれそうな字である』
詩人・星野富弘