「塾のこととか」カテゴリーアーカイブ

薄い理由とぬるい熱意

 高3生の受験が徐々に始まり、中3生は部活が終わりました。

部活が終わった生徒はおつかれさまでした。受験に向かってがんばりましょう。

 

と言いたいところですが、今年の中3生はぬるすぎて呆れます。

希望ばかりで努力しない。受験に向かって気合が入っているのは講師だけです。

 

部活が終わるまではと甘く見てきましたが、部活が終わってもまだ部活気分が抜け切れていない生徒がいるようです。

以前は、引退後の3年生が部活に行くと、顧問に『来るな!』と叱られて塾に来る生徒がたまにいました。気持ちを切り替えてくれる先生に感謝したものです。塾長も剣道部を見ていましたが、『受験が終わるまで部活に来てはいけません。武運長久』といって受験生を送り出した。

 

もちろん、推薦が決まるような生徒や上位校を目指していない生徒は構わないでしょう。

 

 

志望校の考え方がわかりません。野球やテニスを本気でやりたいと言いながら、学力を理由に偏差値の低い、“割と強い”高校を志望する。なぜ甲子園常連校の東海大相模や横浜を志望しないのか、インターハイ常連校を志望しないのか。学力が高くて無理?なら他県は?

いろいろ事情はあると思いますが、学力は頑張ればなんとかなります。翠嵐や慶應に行けといっているわけではありません。ちょっと頑張れば受かります。勉強をしない理由にしか聞こえない

 

『女子高は嫌だ』『坊主は嫌だ』『スタイルが好きじゃない』・・・ぬるすぎる

 

結局は“ガチで部活をやろう”なんて思っていないんですよ。ほかのことは頑張らずに、好きなことを“ちょうどよく”やりたいだけに見えます。

“部活に全振り”するのもいいし、“部活も勉強もソコソコでいい”というのもOKなんです。

でかいこと言う割には、目標を下げて頑張らないのがかっこ悪いと言っているのです。

 

本気で頑張っている人は誰でも応援したくなりますよね?

君たちは頑張っているように見えますか?自分なりにではなく、誰が見てもです。親の応援なしに君たちの進路はありえません。

 

はっきり言って、宿題も終わらせて来ないで部活に行ったり、体力づくりをしたりしているような生徒を応援する気はありません。

何年も言っているはずです。点数を取れとは言っていない。努力しろと言っているのです。

痛み無くして成果なし。雨が降らなければ虹は出ない。

今日も昨日と同じか?
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ほめすぎ、叩きすぎ

 

塾長の勘違いなのか、すごい人は何をしてもほめられるように見える。逆に、一度失敗をすると、10年でも20年でも叩かれるように思う。

大谷は、大金持ちにしては安い腕時計を付けているだけでほめちぎられ、元人気芸人は人助けをしても叩かれる。

有名になるというのは、それだけ失敗が許されなくなり、責任が出てくるのだろう。

『こんなこともほめるのか』と『まだ怒っているのか』はたくさんある。

『過ぎたるは猶及ばざるが如し』という言葉があって、程度を超えていることは、不足しているようなものだ。

信頼というのは、壊すのが簡単で、築くのは大変なものである。

 

人生の希望は勤勉が決める       

受験が見えてきた

定期テストが終わってしまいました。1学期の成績が決まったというところです。

今年もすでに半分が終わってしまいました。今年も残り45%

 

今年進学した生徒も、そろそろ学校に慣れてきたころかと思います。

 

どんどん日は過ぎていきますが、何も変わらないままでしょうか。多くの人が高校受験で最初の人生の大きな選択をします。そしてあっという間に大学・専門学校を受験し、将来を決める。

 

 

何もわからないうちに将来を決めているような気がします。

しかし、それではいつになったら決められるのでしょうか。そうこうしている間に年を取り、今度は何もわからないうちに老後を迎えることになります。

 

 

人間は自立するまでに、だいたい18年、大学を含めると22年で自立する人が多いと思います。

これはとても長い期間です。

 

人間に近いチンパンジーは約6年、ライオンは2年、犬や猫は2か月程度でしょうか。

 

昆虫やカメなどは生まれてすぐ独り立ちです。

 

 

人間というのは幸せな生き物なのか。または不幸なのか。18年以上も親に守られることが多い。

 

 

勉強でもスポーツでも、集中していると周りが見えなくなります。気づいたころには進路を決めなければいけません。大事なことだということは、わかりますよね。

 

 

自分の進路は誰が決めるのでしょうか。

 

 

親ですか?塾長ですか?部活の顧問ですか?

 

塾長は情報を提供するだけです。決めるのは君たちだと思っています。

今日も昨日と同じか?
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飛ばし

 

月末が塾の休みと重なってしまったので、かじ通を出すのを忘れてしまっていた。

言われても思い出せないぐらい忘れてしまっていたのでおどろいた。

 

忘れるというのは便利なものか。都合の悪いことは忘れるようにできている。

しかし、どうでもいいことを覚えていることもある。いつも忘れてしまう、人の名前。ところが15年ぐらい前にコンビニで名前を呼ばれていた小さい子供の名前を憶えているのだ。

役所で名前を呼ばれていた子供の名前も憶えている。

要は、強烈な印象のある名前は覚えるのだ。

忘れられないように頑張ろうと思った。

 

道をえらぶということは、かならずしも歩きやすい安全な道をえらぶってことじゃない            

                 ドラえもん

1学期の終わりにむけて 2025

 中学校では期末テストが終わり、高校生は中間が終わって期末テストが始まるころです。

 

中学生のテスト前の約2週間の勉強時間を見てみました。

だいたいの時間ですが、一番勉強した生徒と、勉強していない生徒を見てみましょう。

 

一番勉強した生徒(3年生) 60時間前後(去年も60時間ぐらい)

一番勉強していない生徒(1、2年生) 15時間前後

 

4倍ぐらい違うのですが、今までは80時間ぐらい勉強する生徒が多くいました。

 

受験生優先なので、1年生は少し早めに帰宅してもらっていました。

 

 

中3の受験生は受験まであと8か月を切っています。

『もっと勉強しておけば良かったなぁ』と思うことは普通です。

塾長だってそう思いました。

 

 

時間はみなさんに平等にあたえられています。自分の勉強時間をたしかめてみてください。

成績が上がらなかったら、もっと勉強しないといけないということです。勉強方法を見直すなどは量を増やした次に考えることです。

 

 

『勉強している時間』を増(ふ)やさなければ、学力は上がりません。

勉強している時間とは、授業を聞いている時間ではなく、ましてやボーっとしている時間ではありません。自分で考えていたり覚(おぼ)えたりしている時間です。

宿題は勉強ではありません。作業(Do)です。『宿題をする(Do homework』であり、『宿題を勉強する』とは言いません。

 

勉強は質も量も必要です。まずは量を増やすことです。無駄を経験しないとわからないことがあります。最初から効率よく勉強はできません。

 

1年生は初めての定期テストの結果が出ました。残念ながらテスト結果というのは塾長の予想を大きく超えることはあまりありません。ここで気づいてほしいことは、指示通りにやらなかった結果どうなったかです。スポーツも勉強も同じで、まずは指導者の指示通りやってみる。そこから自分で工夫するのです。

今日も昨日と同じか?
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生きる力

 

国は子供たちの教育に生きる力を求めている。

というのは、覚えることばかりの勉強から、自分で考えて問題を解決していく勉強へと変わっていったのだ。

たしかに今の子供たちは問題を解決する方法や人と話し合う方法を知っているように思う。

しかしだ、『生きる力』はあるのだろうか。その答えが出るのは数十年先だろう。

『コンプライアンス』という言葉は聞いたことがあるだろう。法律を守るということだ。

昔は、親はもちろん、学校の先生から怒られるなんてのは当たり前で、近所のおじさんや知らない大人からも怒られた。

今は、親ですら怒ることができないようになってきている。ということは、自分で自分を厳しくするしかないのだ。これは、非常に難しい。

 

自分に打ち勝つことが、最も偉大な勝利である            

      プラトン(哲学者)

仕事がなくなる

 chatGPTなどのAIが広く使われるようになりました。塾長も毎日使っています。

ついこの間まではGoogleで検索していたのが、今はchatGPTに教えてもらうようになりました。『ググる』が死語になる日は近いかもしれません。

 

 

こんなに早く今のような時代になるとは思ってもみませんでした。

この30年間で無くなった仕事はたくさんあります。時代はどんどん前に進み、後退することはありません

〇無くなった仕事

・駅の改札係(切符を切る人)・・・自動改札で無くなりました

 昔は駅員さんがキップに切り込みを入れてくれました。リズミカルな音で、熟練を要します。

・写真の現像・・デジカメやスマホによって無くなりました

 まだ少し残っていますが、壊滅的状態。

・ビデオレンタル

 かつては3600億円の市場規模でしたが、今は400億円程度。盛者必衰とはこのこと。

 

エレベーターガールって知っていますか?もはや絶滅危惧種。高級店にしか生存していません

 

 

逆に、新しくできた仕事はどんな仕事かというと、ほとんどがIT技術やそれに関係しているサービス業です。

 

最初に無くなる仕事は単純作業で、無くならない可能性が高い仕事を考えるのは難しい。やろうと思えばなんでも機械やAIでできそうに思えます。

そのうち、機械やAIが新しい機械やAIを作るでしょう。

 

 

それではどうすればいいのでしょうか。

 

あんまり心配することもないと思っていて、塾長が子供のころも同じようなことをいわれてきました。たとえば、30年以上も前の、塾長が中学生のとき、「10年後は英語ができて当たり前の世の中になる。」といわれてきました。そして今、10年後どころか30年以上が経過しているのに、英語ができて当たり前の世の中ではありません。それどころか、世界的に見て日本人の英語力は低下しています

 

塾長にも未来はわかりません。

今日も昨日と同じか?
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強さとは何だろうか。

 

東海大学がサイバー攻撃にあって1カ月以上システムが使えなくなっている。

レポート課題が出せなかったり、オンライン授業が受けられなかったり、とにかく大変なことになっているようだ。

 

たったこれだけのことで大混乱になる。機械を管理しているのか、機械に管理されているのかわからない。

 

若いころ、会社のサーバーがウィルスにやられてとんでもない騒ぎになった。塾長と先輩が前日に「対策したほうがいいですよ」って言っていたのにもかかわらずだ。

もう人間はコンピューターを管理しきれないのだろう。

 

 

お前が休んでいるとき、俺は練習している            

      フロイド・メイウェザー・ジュニア(プロボクシング5階級王者)

心の持ちよう

進路は心の持ちようでいくらでも変わります。

勉強でもスポーツでも、やる気があるのと無いのでは大きな差がつくことは研究結果であきらかにされています。

ちょうどよい緊張と、自己効力感(自信や自分ならできると思う気持ち)が結果に大きくかかわっていて、最大で30%ぐらい差が出るそうです。

塾長は簡単に「できる」や「大丈夫」とは言いません。

無責任なことは言わない主義です。

しかし、ちょっと勉強すればできるようになることを、簡単にあきらめる生徒がとても多い。

成績が上がらない理由は簡単です。

勉強していないから

これ以外にありません。

受験生には何度も言っていることですが、勉強時間が足りないのです。

一番勉強していた小学生にすら誰一人勝っていません。しかも半分の時間しか勉強していない。

勉強する気にならない理由はなんでしょうか。

・目標がない

・勉強が嫌い

・誘惑が多い・・・

部活で勉強から逃げ、勉強で部活から逃げるとは以前から言っていますが、今度は『健康で勉強から逃げる』生徒がいます。睡眠は大事です。でもそれで勉強できるようになっていますか?

睡眠時間が欲しければスマホをやめなさい。

何も犠牲にせずに、人よりマシな成果は得られません。

メイウェザーという5階級制覇をしたボクサーがいるのですが、毎日6~8時間のトレーニング、夜中でもランニング、休みという概念がなく、とてつもない練習量だったようです。

メイウェザーになれとは言っていません。自分の希望ぐらい叶えようとしてください。

君たちの『希望』は、そんなに簡単に手に入るものですか?

今日も昨日と同じか?
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努力と献身

 

長いこと塾を手伝ってくれた二人が塾を離れてそれぞれの道を歩み始めることになった。

人生の10分の1ぐらいを見ている気がするが、人の成長を見続けられるということはうれしいものである。これからはたまに飲みに誘うぐらいになるだろうか。

 

塾長は成長しただろうか。

年を取り、怒る元気もなくなったが、教員免許を取得して、別な教員免許をとるためにまた大学に入学した。

なにかプラスになればいいだろうけど、何にもならないかもしれない。

 

昨日の自分よりも少しでも成長していきたい。

 

きのふの我に今日は勝つべし                        

              新陰流兵法

自分のペース?

ご卒業・進級・進学おめでとうございます。

次の環境に期待や不安でいっぱいだと思います。進学する生徒は知らない人ばかりでなおさら不安でしょう。

 

最初はわからないことばかりで疲れると思います。だから慣れるまでは余裕をもって生活し、慣れてきたらいろいろなことを始めていきましょう。・・・・・と塾長が言うと思いますか?

 

 

塾長自身も経験があります。そして、今まで塾生を見てきて思うことは、『様子を見て慣れてきたら・・・』といっていると、いつまでも慣れないで時間ばかりが過ぎていく生徒が多いということです。新しい環境は精神的にとても疲れます。それはみんな同じことです。しかし、みんな部活に勉強に頑張っているんですよね。

塾長は、中1のときに油断しすぎて落ちるところまで落ちました。しかし高校生になってからは1年生のときから頑張って勉強しました。

君たちの思う理想はどうですか?

 

 

あなたが休んでいるとき、あの人は勉強している。

 

 

私立でも公立でも、中高一貫校の生徒が一定のペースで勉強し続けるのは理由があります。環境が変わらないので、『慣れるまで様子を見る』というペースダウンの期間がありません

 

4月から高校生になる生徒は特に注意が必要です。行動範囲が急に広くなったり、バイトができたりと環境が激変します。当然疲れます。

 

塾長みたいに年を取っていれば休む必要もあるかもしれませんが、みなさん10代ですよね?そんな弱気なことを言ってないで楽しんでもらいたいと思っています。

みなさんの時間は、塾長の時間の何十倍もの価値がありますよ。学校から帰ってきて寝てしまっていいのですか?

部活に勉強に、やりたいことがあるのなら、無理ができるうちにやっておくのもいいと思います。

 

もちろん、精神的に疲れたら休むことも必要です。

しかし、『休まなければいけない』わけではないのです。

 

後悔は先に立つことは無く、中高生の時間には戻ることはできない

今日も昨日と同じか?
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人間に自由意志はない

 

脳科学では、人間の自由意志はないらしい。要は遺伝など複雑なことが重なって結果を出しているということだ。たとえば、自動販売機でコーラを買うとする。これは自分で考えてコーラを選んでボタンを押しているのではなく、遺伝やその時の情報に合わせてコーラを選ぶことが最初から決められているということだ。

 

ということは、塾長がこういう人間なのは塾長のせいではない。塾長の親が悪いわけだ。

なんとも夢のない話ではあるが、人のせいにすると楽になることもある。

運命を拒むことはできるのか。

 

苦は楽の種、楽は苦の種と知るべし                        

              徳川光圀

それぞれの卒業

卒業式が近づいてきました。

塾長もこの3月に大学を卒業します。3年次に編入して、2年で終わるところを5年もかかってしまいました。自分の勉強よりも優先すべきものがあったからです。

これで教育学の学士となり、中学校社会科の教員免許がもらえることになります。

 

だからといって、学校の先生になりたいわけではありません。塾講師としてパワーアップできればいいぐらいに思っていました。

実際に教育学部の授業は、算数や社会などの勉強以外のところ(発達や心理など)がとても勉強になりました。

 

 

大学というのは、専門的なことを学ぶのですが、働きだしてから行くほうが必要なことを勉強できます。塾長は若いころ裁判官になりたくて法学部に入りました。しかし、その夢はとてもかなわないものだったのでコンピューター関連の仕事をしました。法学部で学んだことは役に立たないわけではありませんが、仕事には役に立っていません

 

 

多くの人は、一度卒業したらまた勉強しなおすということはしません。時間とお金がかかりますし、ほかに大事なことはたくさんあります。(多くの大人は生活や育児で大変)

そういう点では塾長は恵まれているかもしれません。また勉強させてもらえている。

 

 

この塾は、小学生のときも高校生のときも塾長が変わることがありません

塾長は、小学校から中学校になったときなど、進学したときに戸惑ったことを覚えています。なかなか新しい環境に慣れることができませんでした。先生たちの接し方が違うようにも見えました。

同じ人間がずっと見てくれる環境というのはなかなかありません

 

塾長は居合道を20年間、同じ先生に教えてもらっていました。その先生はもう亡くなりました。
教わるのはそこで卒業です

次は教えることの始まりでした。これから次の世代にバトンタッチです。

 

 

この春、またそれぞれに卒業が訪れます。

卒業というのは、うれしいものなのか、かなしいものなのか。そのどちらもか。

 

この塾に卒業はありません。いつでも戻ってくることができます。

今日も昨日と同じか?
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知らないというのは怖い

 

いつもお世話になっている会社があるのだが、『インターネットを速くしませんか』という話をしてもらった。いくつか提案してくれたのだが、もともとエンジニアだった塾長から見ると、なんともひどい提案だった。

知らない人からすれば、なんともありがたい話に見えるのだろうか。丁重にお断りした。

 

幼児のいたずら防止のためにコンセントカバーを買った。1個300円ぐらいだった。

これとまったく同じものが100均に売っていた。

 

知らないほうがいいこともあるものだ。

 

昨日の我に今日は勝つべし                        

       新陰流兵法

ゴールは次のスタート

 ある大学のニュースを読んだのですが、塾長がいつも言っている『出身高校で人生は決まらない』という具体例のようなものがありました。

レベルでいうと中堅の大学なのですが、その大学で『国家公務員採用総合職試験』の合格者の記事がありました。この試験はとても難しく、難関大学の学生でも合格することが難しい試験です。

 

その合格者を見ていると、出身高校が書いてあります。神奈川県の生徒が7名で、川和高校や海老名高校などの上位校もいましたが、麻生高校や金沢総合高校の学生もいました。

 

彼らは卒業後、国家公務員の幹部として働くことになります。警察庁だと警部補ぐらいです。

大学を卒業して数年で銭形警部と同じ階級になるということです。

 

 

塾長は、偉くなれと言っているわけではありません。

人生は出身学校が決めるわけではないということです。

 

 

自分にとって“いい”学校を探してください。

 

 

どんな学校がいいのかは人それぞれです。

きれいだったり、新しかったり、近かったり。

 

 

前回と同じことを言いますが、

『楽しそう』や『説明会の話で良さそうだった』は全くあてになりません。

また、『部活』や『進路(進学先)』だけで選ぶことも大きなリスク(危険)があります。

 

かつて、高校に入学して3カ月で退学した生徒がいました。学校は入ってみるまでわかりません。

ケガで部活ができなくなった生徒もいました。

 

かといって、リスクばかり心配していたら、大きな成果は得られないことも多いです。

 

いずれにしろ、どんな学校を選んでも失敗する可能性はあるのです。

 

10年先の自分はどうしているのか。若い君たちは想像もつかないと思います。

道を選ぶということは、歩きやすい道を選ぶということではないと思いますよ。

今日も昨日と同じか?
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義理を欠く

忙しいという字は、心を亡くすと書く。忘れるという字もそうだ。

とうとう今回は年賀状を書くことができなかった。年賀はがきは買ってあるのだが、袋からも出さずに置いてある。

いただいた年賀状は、お詫びを兼ねて受験が終わってからでも返事を書こうと思う。

忙しいということを理由にはしたくない。

だから、忙しいという言葉は極力使わないようにしてきた。

これは忙しいのではない。塾長の衰えだ。

衰えをはね返すため、体力をつけようと思った。

お会いしたその日から、別れの時の来るのが辛うござんした                        

                    車 寅次郎

将来の道しるべ

 塾長の仕事はほとんど進路相談だと思っています。勉強を教えるということは、一緒に未来をみることだと思っていて、点数を取ってもらうためだけではありません。

志望校を選ぶ理由はなんでしょうか?

・学校がきれい、大きい ⇒わかる

・制服がかわいい    ⇒わかる

・近い         ⇒わかる

・偏差値が高い     ⇒わからない(大学ならまだわかる)

・たのしそう      ⇒わからない

学校生活は、同級生や先生など、どうやっても事前に知ることができないことで決まります。

友達も先輩も先生も、いい人ばかりでもなく、悪い人ばかりでもありません

たった1日や2日の説明会や見学会で志望校を決めるしかない。

たった一度踊っただけで結婚したいと決めるシンデレラと王子様に似ている

しかし、これは仕方のないことです。中高生には経験のないことですから、自分の世界から未来を見るしかありません。

塾長も同じでした。一番の高校に行けば成功できると信じていました。お金が無かった家に生まれてしまった塾長は、弁護士やパイロットになればお金持ちになれると思ったわけです。結果的にはそのだいぶ手前で夢は終わります。

同級生で弁護士になった人はいませんが、パイロットになった人はいます。塾長よりもずっと優秀な人ですが、それなりに苦労もあるようです。

何度も言っていますが、高校も大学も偏差値というものは目安にすぎません。彼氏や彼女と同じで、顔だけでは判断できないと思っています。偏差値が高い高校に行っても一流大学に入れるわけではありません。どんな有名な学校でも、君たちの将来を保証しません

では、どうすればいいのでしょうか。

その学校で、どう成長するかだと思います。だからどこの学校でも構わないのです。

しかし、「類は友を呼ぶ」とも「良禽は木を選んで住む」と言って、自分の居場所を選ぶことも大切です。それは偏差値ではなく、その場所にいる人々です。

今日も昨日と同じか?
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また終わらなかった

この「かじ通」、また年末までに書き終えることができなかった。月1回の文章ですら締め切りに間に合わない。新聞の4コママンガなど、毎日更新しているものはすごい。

働きだすと、毎日が同じことのくり返しで、新しい出来事は少なくなる。幸せに生きていればそれでいいのだが、この先も幸せに生きていけるかどうかという不安もあるだろう。

塾長もゴールが見え始めてきた年だ。自衛隊の同級生も定年退職が見え始め、早めに退職して会社を経営し始めた者もいる。

塾長は今年の3月に大学を卒業する。次は何をしようか。

稽古とは一より習い十を知り 十よりかへるもとのその一

              千利休(商人)

欲しかった一日

 毎年この時期になると、受験生は心にあせりが出始めてきます。

大学、高校、中学と、どの受験も近くに見えてきました。

学校行事もひと段落ついたころだと思います。合唱や体育祭、文化祭など、堂々と勉強から目をそらすことができる行事は終わりました。

目をそらさない。気持ちを切り替える。

これができれば苦労はしません。それではどうするか。

逃げたくなったら塾長に言ってみましょう。そして塾長に現実を突きつけられます。

そしてあきらめて勉強してください。

たった1日ぐらい勉強しなくても変わらないと思っている人は、10日経っても変わりません。

1日を大事にする人は、10日経ったら10日分成長しています。

体育祭で勉強から逃げ、文化祭で勉強から逃げ、部活で勉強から逃げる

使いたかった1日をポイっと捨ててきている。

塾長の机の上は書類でいっぱいだ。思い切って片付けてみると、回答期限が過ぎているものや、気になっていたパンフレットがいくつかありました。

何年か前に買っておいて読んでいない本が何冊もある。

塾長も人間。

変なプライドや意地をすてて素直になると、視野が広がります。

仕事を理由に片付けと本から逃げてきた。そして40代最後の誕生日を迎えてしまいました。

50歳になる前に、少しずつ片付けていこうと思います。

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今日も昨日と同じか?

あきらめない

 

今年の誕生日は卒業生たちが来てくれたりメッセージをくれたりして、とても幸せだ。

40代最後となるが、まだまだ頑張りたい。

塾長が何かを目指すのではなく、居合も塾も、次の指導者を作っていかなければならない。

 

しかし、苦難は続いている。今度はシュレッダーが壊れた。もう十分頑張ってくれた機械だが、買い替えることにした。機械も世代交代か。

 

無くしていた7000円の充電器は見つかった。

 

諦めなくて本当によかった。

      美しい瞳である為には、他人の美点を探しなさい

        オードリー・ヘップバーン