かじ通5月号 役に立つ勉強

いつも言っていることですが、勉強は役に立つからするわけではありません。
役に立つから勉強しろとは言われていないはずです。
成績はみなさんの努力を測る物さしであって、大して意味なんてありません。
その物さしでは測れないものはたくさんあります。

塾長は成績を気にしていません。努力できるかどうかを気にしています。

でも、役に立つ勉強もあります。塾長の経験で以下にまとめてみました。

『国語』漢字は役に立ちそうですよね。実際、大人になっても役に立ちました。
文法は何の役に立つのか微妙です。
『算数』「四則演算」(たし算、引き算、わり算、かけ算)はみなさん使うので役に立ちます。
「百分率」は買い物で役に立ちますし、意外と会話の中でも使います。
算数は意外と使い道があり、関数や2進数、16進数は大人になっても使いました。
『英語』は取扱説明書が英語であることが意外とあります。
『社会』はあまり出来なくても困らなそうですが、日常生活において知っていた方が楽になります。
『理科』はあんまり使ったこと無いですね。理系の人しかわからないかもしれません。
『音楽』は全然使いませんでした。
『体育』は基礎体力がつきますね。でも中学の体育は本当に嫌でした。今でも納得いきません。
『美術』は全く使いませんでしたし、やる意味が分かりません。
『技術・家庭科』は勉強する必要があるかどうかはわかりませんが、日常生活で使いました。

技術系の教科は正直いって成績つけないでもらいたいと思ったことがあります。
美術や体育なんて努力したってどうにもならない部分がある気がしてなりません。

世の中で生きていくうえで必要なものは、この中にあるかどうかはわかりません。
コミュニケーションがうまい人の方が人と関わりやすいでしょうし、まじめな人の方が人に信用されやすいでしょう。
また、我慢強い人の方がどんなところでも暮らしていけるかもしれません。

塾長は、勉強は出来たかもしれませんし、ある事をきっかけに努力するようになりました。
しかし、人との関わり合いや我慢強さがなかったので、今こんな状態なわけです。

個人的には天職だと思っていますが、世間から見たら底辺なのかもしれません。

塾長は何回か転職しているので、わりといろんなことを知っています。
将来について相談してみてください。

 

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塾長語録 『今日も昨日と同じか?』

 

今年、居合道の八段審査(しんさ)が中止になった。

表には理由は出ていないが、不正があったからだという話だ。うわさなので信じるわけにはいかないが、信じる理由は大いにある。

不正というのは、金銭(きんせん)のやり取りがあり、お金を払っても八段になれなかった先生が不正をばらしたということらしい。

 

剣道・居合道は人間形成の道であるとの理念があるが、最高段位の範士(はんし)八段がこれでは情けないにも程があるし、一生懸命に稽古している若い人たちはやる気が無くなるだろう。

こんな人たちのために私たちはお金を払っているのだろうか。

また、別なうわさでは剣道でも不正があったという話だが、塾長には驚きは無い。

 

子供のころに通っていた剣道道場をネットで見た。

あのころ三段だった先生が七段になっていた。感心したと同時に、この人たちは誠実に剣道の世界を生きているのかどうかが気になった。

 

井を掘りて 今一尺で 出る水を

掘らずに出ぬと いう人ぞ憂き

(手島堵庵)

 

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