みなさんも知っていると思いますが、当塾の高校3年生が医学部に合格しました。
医学部医学科は将来医者になるわけですが、医学部に合格するのはとても難しく、一番優秀な高校に通っている生徒でも数人ぐらいしか合格しません。
小学生の時から医者になりたいと夢を見て、誰しもが夢だと思っていました。
塾長は夢の注文を受けました。だから夢に向かって一緒に向かいました。
塾長は医学部に合格する力は持っていません。はっきり言ってこの生徒の方が勉強はできます。
進むべき方向を示し、時には相談し、時には無駄話をし、時には一緒に考えてきました。
国語や小論文はまだ教えることが残っていましたが、ほかには何も教えることが無い。
信じたり疑ったりしながら、必死に勉強してきました。
「できるからやった。」ではなく、「やったからできた。」のです。
小学6年生で入塾し約6年半、小学校よりも長い期間この塾に通ってくれました。
ずっと同じ担任(塾長)。これは塾でなければできないこと。
塾長は、良い成績を取ってほしいわけではありません。難しい学校に行かなくてもかまわない。
夢なんて今は無くてもいい。
でも、生きていかなきゃいけないということです。
「やりたくもないことを、けっこう頑張ったな。」という経験をしてほしいということです。
「やりたくないこと、嫌なことはやらなくていい。」それはそれでかまいません。
でも、その責任は自分が取らなければなりません。
この国は、昔の人たちががんばったおかげで、がんばらなくてもどうにかなる世の中です。
これから生きていくなかで、もっと頑張りたいと思ったときに、頑張ったことがあったほうが頑張りやすいのです。みなさんの身近な人は、みなさんのために頑張っていませんか?
成功してもしなくても、頑張った過去がみなさんに自信を与えてくれると思います。
失敗をしないようにするには、先に失敗しておくしかありません。
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今日も昨日と同じか
意外な使い道。
塾長が若いころ、パソコンが流行っていたので、コンピューター関連の仕事に就いた。
法学部を生かせる仕事なんてなかったので、たくさん募集していたコンピューター関連に行ったわけだ。そこで2進数や16進数、関数を使う羽目になった。まさかこんなことで使うとは。
ついでにハンダ付けやパイプの径を測るのに三平方の定理など、消えた記憶を掘り起こした。
雷の光と音で、おおよその距離を計算し、近かったら外に出るのは控えたい。雷による事故は毎年あることはあまり知られていない。
知っていれば使う場面が増え、知らなくてもなんとかなる。
何も知らないと、知らないうちに事故にあい、だまされることもあるということ。
得手不得手 不得手の事に 数をかけ 後は不得手も 得手となるべし
新陰流兵法