また年末がきた

 塾は毎年受験を繰り返しています。毎日同じことの繰り返しのようで、毎年悩みは尽きません。

塾は勉強を教えるところです。進路指導もします。この塾は勉強を教えて偏差値を上げようとしていますが、偏差値が高い学校に行ってほしいわけではありません

いつも言っていますが、偏差値だけで高校や大学を選ぶと後悔する危険があります。

最後まで勉強を頑張ってほしいのですが、志望校も最後まで悩んでください。

今年は私立の単願が多いので、受験としてはあまり盛り上がりませんが、それもまたいい選択だとは思います。

自分に合った学校はどうやって探すか。難しい内容ですが、おおまかな分析結果はあります。

〇 典型的な「性格分布」イメージ(高校・大学共通)

タイプ              例                              傾向

論理・分析型      東大・筑駒・開成など      頭の回転が速く、競争心強いが人間関係は淡泊。

協調・奉仕型      教育系・看護系など        人の役に立つことを喜ぶ。集団の調和を重視。

芸術・表現型      芸術系高校など              感性豊かでマイペース。内向的だけど情熱的。

探究・国際型      国際系・探究特化校など   社交的で挑戦的。価値観の多様性を好む。

現実・実務型      商業・工業・専門職など   地に足がついていて実利的。実践から学ぶタイプ。

学校見学は、施設見学や教育方針以外は役に立たないと思っています。お客さんを接待しているにすぎませんから、接待がうまい人に当たったら好印象をいだくことになり、その逆もあります。

これも何度も言いますが、『たのしそう』は全くあてになりません

入学する前に感じた学校の雰囲気は、入学した瞬間から変わります。

少しでも上の学校を目指す心意気は結構ですが、10も20も上の学校ならいざ知らず、3とか4の差などは誤差の範囲です。誤差の範囲で人生は好転しません。

自分の努力次第です。

今日も昨日と同じか?
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残りの人生

中学の同級生と久しぶりに会った。もう7年ぐらいぶりだったので、お互いだいぶ老けてきた。

お互いの子供も大学に進学し、子育てが終わって次の目標や老後について考え始めていた。

自衛隊のときの同級生にも会ってきた。こちらは20年以上ぶりだ。飲みに行くためだけに三重県まで行ってきたのだが、話は尽きることがなかった。また来月にも同級生と会う予定である。

卒業してから30年経っても、その時の新しい事実が出てくるのはおもしろい。塾長が変なあだ名を何人にもつけていたことがわかって、今度みんなに謝りに行く予定である。

何かをやめたら新しいことが始まる。みんな毎日同じことの繰り返しのようで、次に向かって少しずつ変化しているのではないだろうか。

何かを始める準備なのか、何かの終わりの準備なのか。

稽古とは一より習い十を知り 十よりかへるもとのその一            

                                                           千利休