今年も近くの私立中学・高校に行ってきました。塾対象の説明会です。
基本的に塾生が受験する高校へあいさつに行くようにしています。
今年は東京都の私立にも行く機会がありました。
どの私立も個性があって、とても良かったです。ただひとつ共通していることは、パソコンやネットワークを使った教材を使い始めている事でした。ポートフォリオと呼ばれる学習管理システムのようなものを導入していました。
べつにそれは構いませんが、どの学校もベネッセという会社のシステムを入れています。
公立高校でもベネッセのテストやシステムを使っていて、教育関連はどこでもベネッセです。
塾長も実際にどんなものかは見たことがあるのですが、あまり必要性は感じませんでした。
もう一つ注意点を聞いてきました。
私立高校の学費は国や県から補助金が出ていて、それを知らないで申請しない保護者の方が多くいるとのことでした。
詳しい話はしませんが、収入に応じて学費(学費以外は別)が支給されます。
ある高校は、その高校に通う生徒で補助金をもらっている割合も教えてくれました。
一部をもらっている生徒を含めると、60%から70%ぐらいの家庭が補助金の対象だそうです。
学校によってその割合は変わってくるとは思いますが、経済的には私立高校もだいぶ通いやすくなったと思います。国の経済的な事情は別にして、勉強しやすくなるのは良いことだと思います。
私立高校に通うことになった場合は、ぜひ私立高等学校等生徒学費補助金を調べてください。
日本の教育制度は明治時代に始まりましたが、制度が始まったときは反対運動がおこったそうです。
なぜかというと、子供が学校に行くと子供が働けなくなるからです。あとは費用などの問題もあり、受け入れられなかったそうです。
教育を受ける価値がわからないと学校に行かせる気が起きないのでしょうね。当然です。
高校は無償化が進みましたが、大学はどうでしょうか。
ろくに勉強もしない学生に税金を使うのか。または、少しでも勉強したほうが良いと思って税金を使うのか。
教育を受けさせる価値観でこの国の教育制度は変わります。