それぞれの卒業

卒業式が近づいてきました。

塾長もこの3月に大学を卒業します。3年次に編入して、2年で終わるところを5年もかかってしまいました。自分の勉強よりも優先すべきものがあったからです。

これで教育学の学士となり、中学校社会科の教員免許がもらえることになります。

 

だからといって、学校の先生になりたいわけではありません。塾講師としてパワーアップできればいいぐらいに思っていました。

実際に教育学部の授業は、算数や社会などの勉強以外のところ(発達や心理など)がとても勉強になりました。

 

 

大学というのは、専門的なことを学ぶのですが、働きだしてから行くほうが必要なことを勉強できます。塾長は若いころ裁判官になりたくて法学部に入りました。しかし、その夢はとてもかなわないものだったのでコンピューター関連の仕事をしました。法学部で学んだことは役に立たないわけではありませんが、仕事には役に立っていません

 

 

多くの人は、一度卒業したらまた勉強しなおすということはしません。時間とお金がかかりますし、ほかに大事なことはたくさんあります。(多くの大人は生活や育児で大変)

そういう点では塾長は恵まれているかもしれません。また勉強させてもらえている。

 

 

この塾は、小学生のときも高校生のときも塾長が変わることがありません

塾長は、小学校から中学校になったときなど、進学したときに戸惑ったことを覚えています。なかなか新しい環境に慣れることができませんでした。先生たちの接し方が違うようにも見えました。

同じ人間がずっと見てくれる環境というのはなかなかありません

 

塾長は居合道を20年間、同じ先生に教えてもらっていました。その先生はもう亡くなりました。
教わるのはそこで卒業です

次は教えることの始まりでした。これから次の世代にバトンタッチです。

 

 

この春、またそれぞれに卒業が訪れます。

卒業というのは、うれしいものなのか、かなしいものなのか。そのどちらもか。

 

この塾に卒業はありません。いつでも戻ってくることができます。

今日も昨日と同じか?
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知らないというのは怖い

 

いつもお世話になっている会社があるのだが、『インターネットを速くしませんか』という話をしてもらった。いくつか提案してくれたのだが、もともとエンジニアだった塾長から見ると、なんともひどい提案だった。

知らない人からすれば、なんともありがたい話に見えるのだろうか。丁重にお断りした。

 

幼児のいたずら防止のためにコンセントカバーを買った。1個300円ぐらいだった。

これとまったく同じものが100均に売っていた。

 

知らないほうがいいこともあるものだ。

 

昨日の我に今日は勝つべし                        

       新陰流兵法