世の中では、鬼滅の刃がとても流行っていてすごいことになっています。
これは剣道もブームに乗るのかと思っていたら、そうでもなさそうです。
居合道では新入会員が少し増えてきています。
塾長も、コロナの自粛があったので、何年かぶりにアニメをみました。
あんまり期待していなかったのですが、鬼滅の刃はとてもおもしろかったです。
映画も見に行きましたが、どうでもよさそうなところで涙が出てきました。
SFと時代劇が合わさったような設定で、しかも居合道などの剣術を知っていないとわからないようなこともあって、塾長も楽しめました。
(水の形は、水鴎流の形に似ていると思った)
この作品の中では、「形(かた)」と「呼吸」というのが出てきます。
居合道は形と呼吸法の鍛錬でもあります。
同じ動作を繰り返し練習することにより、完成度を高めていくものです。
作中に、「我妻善逸」というキャラクターが出てきます。
おくびょうな性格で、技を一つしか使えません。
しかし、一つの技を繰り返し練習することにより、極限まで完成度が高くなっています。
これは、得意なこと1つを頑張るのではなく、得意ではなくても、無理やりやらされていても、一つのことなら「続けることによってどうにかなる」ということを言っているのだと思います。
多くの人が、将来はどこかの会社に入って働きます。そして、その多くが、自分がやりたい仕事や、なりたかった自分では無いのだと思います。
ということは、多少は得意なところで、多少はやりたいと思える仕事をしているのではないでしょうか。しかも、仕事である以上は、やりたいことばかりではありません。
みなさんの勉強と似ている。
やりたくないことに、どれだけ努力できるのか。
それを勉強で試されている。