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 勉強するのかしないのか

なぜ勉強するのか。

その答えはすでにみなさんは分かっているはず。

塾長はいつも言っています。やりたくないのなら、やらなくていいと。

 

みなさんは簡単に『普通でいい』『平均ぐらいでいい』『偏差値50は欲しい』と言います。

みなさんの言う『真ん中』は、何もしないで取れるものではありません。

 

がんばらないと真ん中になれない人もいる、簡単に真ん中になる人もいる。

自分はどっちだろうか。

 

真ん中より下になるのは簡単です。何もしなければいい。すぐにでも転がり落ちます。

 

 

大学受験はあと3カ月後には始まり、高校入試もあと9カ月後、中学入試は8カ月後です。

 

どれぐらい頑張ればいいのか。それは目標によります。

でも、頑張らないと目標というのはどんどん低くなり、自分が超えられる壁もどんどん低くなります。

 

 

頭がいいとか悪いとかは、そんなものはどうだっていいと思うんですよ。

『勉強すること』ができるかどうか、好きでもないことでも頑張れるかどうかだと思います。

 

塾長は中学3年生の時は1日15時間ぐらい勉強していましたし、高校生になったら1年生のときから平日でも7,8時間は勉強し、3年生にもなれば1日15時間ぐらいやっていました。

 

勉強っていうのは、量も質も必要で、たくさんやったほうが質も高くなっていきます。

たいして勉強もしないくせに効率の良い勉強方法なんて求めていては、ずっとできないままです。

 

 

勉強しない人は、いろいろ不満を言って勉強できない理由にします。周りがうるさいとか、部屋が暑いとか寒いとか、いそがしくて疲れたとか。

 

それで自分の希望(夢とは限らない)がかなえられるのでしょうか。

 

急に勉強しはじめても、急に成績が上がるはずはありません。前を走っている人を追い越すには、それなりに速く走らないとダメでしょ?

今日も昨日と同じか?
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ペンは剣よりも強し

 

昔、どこかの新聞社が言っていたのだが、『ペンは剣よりも強い』という言葉を使って、自分たちが書いていることを正義かのように書いていることに疑問を持った。

塾長には『言葉の暴力』のように映った。偏った考え方で国民に影響力を及ぼし、都合のいいところだけを切り取った報道で、自分たちと考えの違う人たちを攻撃している。

 

今はネット上にいろいろな情報があふれている。大きな新聞社やテレビ局の影響が強いという時代はすでに終わっている。

いろいろな情報にまどわされ、人々に都合のいい情報が広まる。

ペンは剣よりも残酷である。

 

自分に打ち勝つことが、最も偉大な勝利である

          プラトン(ギリシア 哲学者)

いろいろな先生

小学校から大学、習い事などいろんな先生がいますが、どんな先生がいいですか?

もちろんやさしい先生がいいと思いますが、それだけではないはずです。

塾長は、小学校6年生のときの担任が、一番信頼できる先生でした。

逆に、嫌だった先生ってすぐに思い出しませんか?

・怖い先生・・・怒るというより、意味もなく恐怖を与えてくる

・授業がわからない先生・・・説明が下手というより、次元をこえて意味がわからない

・何もしてくれない先生・・・問題を放置するどころか悪化させることもある

大人になると、先生というものに対しての見方が変わってきます。

自分が子供のころの先生と同じ年齢になったり、年上になったりすると、立場的に対等になるような気がして、先生を評価しなおすことがあります。

塾長は仕事もあるので、学校の先生と話をすることも多いです。『先生たちも大変だなぁ』と思うこともあったり、怒りを覚えることもあったりします。

先生も人によるということでしょう。

塾長は子供のころから剣道をやっていますが、いい先生も悪い先生もいたと思っています。

武道や格闘技は、精神的な成長のためにやっていると言われていますが、実際に成長するのかどうかは実に疑わしいと言えます。

なぜなら、塾長自身が武道によって精神的に成長したとは思っていませんし、剣道は偉そうな先生がたくさんいるからです。

今は剣道も居合も勉強も教えることがありますが、教えることについて居合道の師匠から厳しく言われたことがあります。

教えること、すなわち自ら学ぶことです!』

なんで私が怒られているんだろうとも思いましたが、師匠はいい歳した塾長を叱ってくれる貴重な存在でした。

先生というのは、完成された人になろうとしないといけないんですね。完成されることはありませんが、なろうとしないといけない。これは大変なことですよ。

今日も昨日と同じか?
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専用の枠。

 

東京工業大学という国立大学がある。名門校だ。

そこで、女子生徒が少ないということで女子のための入学枠を作ると言っていた。理由を読んでみると、女子が多くなったほうがいろいろな考え方や能力を発揮できるそうだ。

 

どう思う?

塾長は、女性差別とも思うし、仕方のないこととも思った。答えはわからない。

塾長はときどきみんなに言う。「シンデレラは自分の美しさを利用し、たった1日で富と名誉を手に入れた。これは女性差別だから女子は怒るべきだ。」と。

未来の答えは塾長にはない。君たちが考えてほしい。

 

得手不得手 不得手の事に 数をかけ 後は不得手も 得手となるべし

                            柳生新陰流

来年度の始まり

新型コロナが出回って3年がすぎました。ついに中学、高校など3年間、素顔をあまり見ないまま卒業してしまうということが起こってしまいました。

来年度からはちょっと様子が変わりそうですが、マスクは外すことができるのでしょうか。

いよいよ新年度、新たな始まりです。

進級・進学したみなさん、新年度の最初はどうしますか?

まずは慣れるまで様子を見る?

この塾が長い生徒は分かっていると思いますが、慣れるまで様子をみるなんてことはしません

最初から平常運転。慣れるまで待つというのは、ゆるい習慣に慣れてしまうということです。

「部活や新しいクラスにつかれる」→「家帰ったら寝る」

この習慣が身についたら終わり。寝ないと体がもたないという“考え”になります。

特に新中1、高1、新しい環境に疲れてしまうほど、君たちは弱くない

受験生は、勉強が嫌だなんて言っている場合ではないことは分かっているはずです。

4月1日の時点で、今年の中学受験から2カ月がたち、高校受験から1カ月半がたち、大学受験からは指定校推薦では半年、一般受験では1カ月が経っています。

『1年の計は元旦にあり』と言われていますが、まずは計画からです。

その元旦からもう3カ月もたっている。

この間お年玉をもらったのに、もう次の学年・学校になっている。

月日が経つのは早いっていうことを何度も繰り返していますが、何度繰り返してもわからないと思います。塾長もわかりません。

塾長も、もうこんな年になってしまいましたが、今でもいろいろなことにチャレンジしています。しかし、残された時間を考えると、ちょっとさみしくなります。

後悔はしてはいけません。

勉強するもしないも、自分の責任にすることです。

今日も昨日と同じか?
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これが日本の伝統か。

 

居合道の六段審査に京都まで行ってきた。3度目の挑戦、不合格。

特に大きな失敗はしていないと思ったが、何が悪かったのかもわからない。よくこんな不透明なものを前向きに頑張れるものだなぁと他人事のよう感心する。

半分は義務感のように審査を受けているが、お金も時間もかかるので考え物である。

趣味というのは楽しむためのものだが、それを仕事みたいにしてしまうのが男というものなのか。

 

長続きに必要なものは、『惰性』(今までの勢いとか習慣)だと教わったことがある。なるほどと思った。やる気でも根性でもない、惰性。

 

きのふの我に今日は勝つべし

              柳生新陰流

次につなぐ 2023

本年度の全ての受験が終わりました。

受験とは、いったい何のために頑張っているのか。

いろいろ理由はつけられると思います。しかし、納得のいく答えはなかなかない。

 

中学受験や高校受験は、だいたいが同じような学力の生徒が集まっています。それでも3年ぐらいたつと学力に大きな差が出てきます。

 

では大学はどうでしょう。

推薦で入ってきた学生と、受験をして入ってきた学生では大きな学力の差ができているが、卒業するころには差がわからない。逆転現象とでも言うのでしょうか。

 

 

これからは大学名だけでは判断できない世の中になると思っています。もっとわかりやすい実力が求められていくのではないでしょうか。

 

学校の先生でいうと、東京大学でも○○大学でも同じ学校の先生、給料も同じ。あとは総合的な人間力が必要になっていきます。

 

 

総合的な人間力ってなんだ?ってことになりますが、一応決まっている説明があります。

文部科学省によると

豊かな人間性や社会性、コミュニケーション力、同僚とチー ムで対応する力,地域や社会の多様な組織等と連携・協働できる力

だそうです。

 

 

人との関わり合いがとても重要だということがわかります。塾長が苦手なところです。

 

いくら勉強ができても、偏差値の高い高校や大学にいっても、総合的な人間力が弱いと、会社でうまくいかなかったり、地域でもうまくいかなかったりすることでしょう。

 

「一人で生きていくから大丈夫」という人もいるかもしれません。

しかし、この国で生きている以上、誰かのお世話にならない人は、事実上いません。

 

今はわからなくても、いつか役に立つときがきっとくる。

そう信じて勉強していってほしいです。

今日も昨日と同じか?
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緊張の連続だったがひと段落。

 

みんなも知っているとおり、塾長は教育実習で近くの私立学校にお世話になっていた。

47歳で教育実習を受けられるとは自分でも思ってもみなかった。

受け入れてくれた学校や生徒には感謝してもしきれない。また、塾でも塾長がいなかったことで迷惑をかけた。みんな頑張ってくれた。また、実習は早く帰ることができたから助かった。

塾長は恵まれている。また大学に行くことができたし、教育実習も受けることができた。

社会科の教員免許を取得するが、今のところ塾が第一。

塾がつぶれたらアルバイトでもしようかと思う。まずそうならないように塾をがんばる。

 

お会いしたその日から、別れの時の来るのが辛うござんした

              男はつらいよ  車 寅次郎

受験はスタート

何のために受験をしてその学校に行くのでしょうか。
小学校から大学まで、どの学校に受験して入学しても、思っているような楽しい生活が待っているとは限りません
人生が約束されるわけでもありません。

苦労しない可能性が高くなる程度でしょう。でも、誰も苦労はしたくないでしょう。

いくら大人たちが「勉強しろ」といっても、必要かどうかがわからないと勉強なんてやる気にならないとは思います。
そして、勉強が必要だと気付くのは大人になってからだと思います。そうなると責任は自分で取らなければいけないんです。今気づけば責任は親や周りの大人のせいにできるってことです。


受験は勉強したら勉強しただけ結果に出ます。結果が出なかったのではなく、結果を出せなかったということ。運も実力のうちであり、実力も運のうちでもあります。


受験に勝つだけが人生ではありません。しかし、受験に向かう努力は一生を左右します。
受験はゴールではなく、次に向かってのスタートにすぎません

塾長はいまだに大学で勉強しています。来年度こそは卒業できそうです。
勉強はいつでもできますが、勉強だけに集中できるのは高校生まででしょう。


試験当日はリラックスしてのぞみましょう
塾長は、試験の時は教科書や参考書、問題集は一切持っていきません。
試験会場についてからテストが始まる前や休み時間は何もしないで休んでいます。
これが正しいかどうかは分かりませんが、今までそうしています。

テストというのは、意外と精神力や体力を使います。
体調が悪かったり疲れていたりすると十分な力が発揮できません。


要は『緊張している時でも十分に力が発揮できるようにしておくこと』ということです。
それはもちろん十分な勉強量です。

今日も昨日と同じか?
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ギリギリの線で生きている

 

とうとう塾長もコロナにかかってしまった。油断したのか、コロナにかかっても当然なのか。

不幸中(ふこうちゅう)の幸い、塾を休校にしたのが1日だけでよかった。一人で運営していたらと思うが、想像したくもない。

ノドが痛くてしかたなかったので、病院に行こうと思ったが、どうやらコロナ陽性で軽症の人間には病院に来てもらいたくないようだ。4件ぐらい電話をかけてあきらめた。

コロナにかかったが、コロナのワクチンを打ちに行った。副反応で熱が高く、コロナにかかるより辛かった。

受験は体調管理第一である。

 

自分に打ち勝つことが、最も偉大な勝利である

              プラトン

無駄な勉強は無い

塾長が若いころ、会社で管理者教育がありました。

けっこう厳しい研修で有名なところで、一部の人たちには有名なところです。

 

人に呼ばれたとき、「はい!」と返事するときがあります。

この「はい!」を100回練習しろって言われたらどうですか?

駅前で一人で大声で歌わされることなど、軍隊みたいな研修です。

 

塾長は自衛隊にいたことがありますが、それでもこんな研修はやりたくないって思いました。

 

塾長はいつも言っているのですが、勉強は将来使うからやっているのではありません。

だから、「こんなの将来使わない」という疑問は意味が無いのです。

使うから勉強しろなんて誰も言ってない!

 

正直言って、無駄だと思う勉強もありますし、成績をつける必要がなさそうな教科もあります。

しかし、やってみなければ必要かどうかもわかりません

無駄だったってことが分かればいいし、使うかどうかわからない知識が多いほど、人の話を理解できるし、いろいろなことに応用が利く。

 

 

好きなことをがんばるのはとてもいいことです。

好きなこと“だけ”をやって生きていくことは、とても危険なことです。

 

 

勉強をしたくない君たちと、勉強をやらせたい大人たち、いつの時代も分かり合えることは無い。

 

かつては若者だった大人たちは、勉強してこなかった後悔があるから若者に忠告する。

塾長は仕事だから勉強しろと言う。

 

ただし、塾長は勉強をしないことをダメだとは言っていません。やらないなら「やらない覚悟をしろ」と言うことです。

 

今までの塾生で『やらない覚悟』をした生徒は一人もいません。面白くないですね。

 

中途半端はおもしろくない。勉強したくないのに、勉強をして保険をかけているようだ

 

覚悟があればなんだって出来る。

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今日も昨日と同じか

卒業生もアラサーに。

 

年末というのもあって、卒業生と忘年会をやった。

もう25歳で、そろそろ大人になるころだ。(男の30歳未満は未成年であるらしい)

いつのまにか家を買っていたり、子供ができていたり、勝手に年を取っていく。

大磯(けっこう遠い)からこの塾に子供を通わせるそうだ。待ち遠しい。

それまで塾が続いているかどうかだ。

人生において、勉強ができるかできないかはあまり意味がなく、必要な時に頑張れるかどうかだと思っている。過去の頑張りでしか自信はつかない。

 

稽古とは一より習い十を知り 十よりかへるもとのその一

        千利休

言われたことをやってみる

高校生も中学生も、小学生だってテストばっかりです。

 

テストで簡単な失敗をするとくやしいですよね。

失敗しないようにするにはどうするのか。

 

1.見直しをする。
2.指差し確認
3.しるしをつける

 

などですが、結局は時間が足りなくて、この3つの何もできずにテスト時間が終わると思います。

 

それはなぜか。勉強が足りないことに他ならない

 

質問「時間がたりませんでした。」 

塾長「解く速さも学力のうちである。」

難しい問題はあきらめて、簡単な問題を見直すこと。と何度も言っていますが、何年たってもやってくれない生徒が多いです。

 

質問「ちゃんと寝ないとダメなんです。」

塾長「いくらでも寝ればいい。点数が取れると思うのなら。」

早く寝た方が健康にいいに決まっています。出来ない問題があるのに、寝て出来るようになるわけがない。早く寝た方がいいのは普段から勉強している人が言えること

 

 

将来使いもしない勉強なんて、やりたくなかったらやらなくてもいいんですよ。

『それでも将来、望んだ自分になれるのなら

 

必死に勉強したって、なりたいものや、やりたいことができない人ばかりです。

 

「守・破・離」という言葉があります。

守:まずは指導者の言ったことを守る・・・・・小中学生はここ

破:指導者の教えを超える努力をする・・・・・高校生あたりから

離:自分なりの考え方を確立する・・・・・・・大学生以上

 

塾長の指示は厳しいかもしれませんが、無理なことは言っていません。

まずは『言われたとおりにやってみる』ことです。勉強でもスポーツでも。

 

それでできなかったら塾のせいにすればいい

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今日も昨日と同じか

選べる立場にある。

 

テレビのチャンネルはなぜ増えないのか。

見たいところはCMの後で・・・こんなバカげたテレビからは解放されるべきだろう。

外国のアメ職人がアメを作っているだけの動画があった。これがどうにもおもしろい。

見るものを自由に選べるようになってきたが、選べるというのは幸せだ。

学校は選べないし先生も選べない。(選べるが金がかかる)

もちろん親を選べないし、子供を選べない。

選ぶものが多いというのは、いいことばかりではない。どれを選んだらいいか分からなくなる。

塾長が大学に入ったころは、将来こんな小さい塾で働いているなんて当然思わなかった。

選んだものが間違えていることもたくさんある。

 

最大の危険は、リスクを冒さないことにある

       キルケゴール(哲学者)

「あせり」と「あきらめ」

大学の共通テストまで3カ月を切り、高校入試(にゅうし)もあと100日ちょっと。中学入試は100日を切りました。

 

どれもあと3カ月前後ですが、みなさんは、3カ月前は何をしていましたか?

そこから成長しましたか?

今から3カ月で、今までの3カ月よりも成長できると思いますか?

 

 

学校のワークは、提出日の前日にがんばればなんとかなります。

塾長も期限が近づかないと頑張(がんば)れませんので、気持ちはよくわかります。

 

入試は前日の一夜(いちや)づけではどうにもなりません。

今年の受験生は、入試が近づいていても、あまりあせりが見られません。

 

直前になってあせって勉強するのはまだマシなほうで、気持ちだけあせって何もせず、直前(ちょくぜん)になったらあきらめに変わることが最悪(さいあく)の最悪です。

あせるだけで何もしないで直前になってあきらめるぐらいなら、最初からやめた方が断然(だんぜん)いい

 

 

受験(じゅけん)なんて先のことだと思っていませんでしたか?

「まだ1年もある」

「まだ半年もある」

なんて思っていませんでしたか?

 

あっという間にあと100日という数字が出てきたと思います。

あせってばかりで何もできないかもしれません。

しかし、まずは一歩ふみ出すことです。

 

 

そして、がんばるしか結果は出ないことをわかってください。

今までの2倍勉強したところで、2倍の点数が取れるようにはなりません

 

大学の合格者と不合格者では、3年間で394時間の()があったそうです。

実際(じっさい)のテストの点数の差はわずかかもしれません。

394時間という時間が、わずか10点、20点の差を生むのです。

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今日も昨日と同じか


神は死んだ

 

塾長もレポートを書かなければならなかった。西洋(せいよう)哲学(てつがく)のレポートを書いていたが、簡単(かんたん)だと思っていたのに、信じられないぐらい(むずか)しかった。

ニーチェが言った「神の死」は、古い伝統(でんとう)での神が死んだわけであって、本当の意味での神との出会いだった。小難(こむずか)しい話は()いといて、「神の死」は衝撃的(しょうげきてき)だ。いいか悪いかは別にして、真理(しんり)を求める哲学者(てつがくしゃ)姿勢(しせい)感心(かんしん)する。

 

「長い物には()かれろ」という言葉がある。年寄(としよ)りやえらい人の言うことを聞けということだ。

日本は神に反抗するどころか、ただの人間にも反抗することができない。

真実(しんじつ)というのは、批判(ひはん)から生まれる。

 

道をえらぶということは、かならずしも歩きやすい安全な道をえらぶってことじゃない

 

                  ドラえもん

進路をどこにするか

「チョコレート戦争(せんそう)」という本を小学生のときに読みました。

内容(ないよう)もおもしろかったのですが、今でも(おぼ)えているところがあります。(内容(ないよう)は紹(かい)しません・・・)

 

(くつ)(みが)きにも(ほこ)りがある

 

仕事(しごと)にエラい、エラくないはありません。何事(なにごと)にも一生懸命(いっしょうけんめい)にやる人はチャンスが多いということ。

仕事に失敗(しっぱい)して、(くつ)(みが)きとして再出発(さいしゅっぱつ)した登場人物(じんぶつ)は、ケーキ屋さんとして成功(せいこう)します。

 

だれでも一生懸命にやれば成功するのかといえば、それは(ちが)います。

どんなに頑張(がんば)っても失敗するときは失敗する

 

でも、この国の人は頑張っている人を怒れないという習性(しゅうせい)があるように思います。

実際(じっさい)はそんなに単純(たんじゅん)ではありませんが、自分の道は自分で開くしかありませんし、結局(けっきょく)は自分が頑張らないといけない。

 

無理(むり)をする必要(ひつよう)はありませんが、無理をしないといけないときもあるんです。

 

今の子供たちは(むかし)(くら)べてマジメだと思います。それと同時(どうじ)に、(よく)が無いようにも思えます。

塾長みたいに、単純に給料(きゅうりょう)が高いという理由だけで弁護士(べんごし)を目指すような子供はいないようです。

別にそれはいいと思いますが、「(えら)くなりたいわけじゃない」「尊敬(そんけい)されたいとは思わない」などはよく聞きます。「自分の好きなことだけやりたい」ということですが、これは良いとは“言えない”のです。

 

それはなぜか。

この国の教育の目的は、『人格(じんかく)完成(かんせい)』だからです。

簡単(かんたん)に言うと、人格者(じんかくしゃ)尊敬(そんけい)されるような素晴(すば)らしい人)にすることです。だからといって、完璧(かんぺき)な人間になる必要はありません。あくまで、完成された人間を目指して努力(どりょく)し、自分に合ったものを見つければいいということです。

 

完璧な人間なんていません。目指すことで意味を見つける。

 

教育は、はじめは大人たちの考え方の押し付け(おしつけ)です。

君たちが(のぞ)む、望まないは関係(かんけい)ありません。

 

だけど、押し付けられたということは、大人になった時にそれが間違(まちが)っていると思ったら、世の中を変える権利(けんり)があります。ぜひ挑戦(ちょうせん)してください。

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今日も昨日と同じか?

何も気にしないのは無関心(むかんしん)なのか。

 

ちょっと前に、店で『ごはんが勝手(かって)に少なくされた』といって(おこ)っている女性がいた。まあ、同じお金を(はら)っていれば男性より少なかったら怒るのも無理(むり)はない。(ぎゃく)に男性は勝手に大盛(おおもり)になることも時々ある。

塾長は(あま)いものが好きだ。二人でバナナシナモントーストとベーコンエッグチーズトーストを注文すると、女性の方にバナナシナモントーストがだまって()かれる。そして支払伝票(しはらいでんぴょう)が塾長に(わた)される。『甘いものは女性、お金を払うのは男性』という文化(ぶんか)がまだ(のこ)っているのだろうか。

塾長はあんまり気にしていない。だが、これからは気にしなければいけないのだろうか。

「女だって大盛食わせろ」と言っていたが、「塾長にもケーキ食わせろ」?

もう塾長は変えられない気がする。若い人たちが変えていってくれればいい。

 

美しい(ひとみ)である(ため)には、他人の美点(びてん)を探しなさい

                  オードリー・ヘップバーン

大人の育て方(武井 壮)

武井壮という芸能人で陸上競技をやっている人が、「大人の育て方」という講義をやっていました。

 

この人は家庭環境が悪く、とても苦労された人です。

人の何倍も努力して、今の地位にありますが、努力だけでは言い尽くせないものがありました。

 

塾長が『大人の育て方』を見て驚いたことは

「陸上競技で日本一になっても、お金を稼げない」ということです。

 

それはなぜかというと、それ(陸上競技を見ること)を求める人が少ないからです。

年に1度しかない大会で、5万人も入る競技場を埋めることができないそうです。選手一人当たりでいうと、20人の観客を呼ぶこともできないらしいです。

 

もちろん、お金のためだけにスポーツをやっているわけではないと思います。でも、何百億円とお金をもらうプロスポーツ選手は大きな夢ではあると思います。

 

塾長を例にすると、剣道を35年、居合道を20年という経験がありますが、これでお金を稼ぐことは全くできません。それどころかお金が出ていく一方で、時間もお金も無くなるだけです。

長い経験があるので、初心者に教える立場にはありますが、ほとんど自己満足でしょう。

 

別に後悔はしていませんが、今はそこまで楽しんでいるわけでもないので、なんだったんだろうなぁと思うことはあります。

 

 

でも、年を取って発見することもありました。

それは、プロスポーツ選手とまではいかなくても、指導者、コーチなどで活躍できる人が多いということです。また、スポーツ(塾長でいうと武道)で人とつながることも多いです。

プロとは違い、生活のためではなく、自分や人の人生のためになります。

 

 

勉強やスポーツ、部活動、趣味、何にどれだけ時間をかけるのか、ちょっと考えてみてください。

 

この武井さんですが、もし自分の子供にスポーツをやらせるとしたら『クリケット』だそうです。

競技人口が多くて、すごく儲かるそうです。

 

金か夢かわかりません。

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今日も昨日と同じか

人間は自然の中では生きられないのか。

 

今年は気温が36度という日が何日もあった。塾長の人生でもこんな年はなかったように思う。

思えば今年の夏も、涼しい部屋にずっといる毎日だった気がする。家から塾まで歩いているときだけ汗をかく。

エアコンが無いと危険なことはわかるが、この地球に生きていて、機械が無いと生きていけないというのは正しいのだろうか。

エアコンはおろか、スマホが気になって仕方がない中高生の、今後の人生が心配である。

 

便利な世の中になって、世の中は複雑になっていく。

 

少にして学べば、則ち壮にして為すことあり

(若い時に学べば、大人になって役に立てる)

               佐藤一斎