「塾のこととか」カテゴリーアーカイブ

教育の大事さ

教育は、国の仕事でとても大事なことの一つだと思っています。

学校というのは4000年以上も前からあります。教育のやり方は変わっていくと思いますが、教育というものは、この先も無くなることはないでしょう。

 

教育は世の中を変えることができます。これは本当です。

 

吉田松陰(しょういん)という男がいました。(中2以上は知っているはず)

詳しいことは書きませんが、この人は教育者であり、この人に教えられた人たちが明治維新で活躍します。(伊藤博文や桂小五郎(木戸孝允)です)

明治維新は日本の革命ですが、たった1年間の教育で革命を起こすまでになりました。

 

松陰は牢屋に入れられてしまいますが、その牢屋の中で600冊もの本を読み、牢屋の中で授業を始めました。また、松陰も他の牢屋の仲間から俳句や書道を習ったそうです。

 

 

そんな松陰は、一度入ったら誰も出たことのない牢屋から、仲間たちと一緒に開放されることになりました。教育が役に立つと思われたのでしょう。

 

 

結局、松陰は処刑されてしまうことになりますが、その弟子たちが今の日本を作ったといってもいいと思います。やや過激な考え方の持ち主だったようですが、教育という面ではとても優れていたように思います。

 

 

しかし、自分から教育されに行くということはむずかしく、やりたくもないことをやらされているようにも思いますよね。だってみんな勉強嫌いなんですから。

 

太宰治がおもしろいことを言っています。

勉強が、学校を卒業してしまえば、もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。植物でも、動物でも、物理でも化学でも、時間のゆるす限り勉強して置かなければならん。日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。

何も自分の知識を誇る必要はない。勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ。覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベート(深める、修める)されるということなんだ。

 

今はやりたくない勉強も、年を取るとやりたくなる。

今日も昨日と同じか?
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一年の計は元旦にあり

 

今年の正月も出かけずに家でレポートを書いていた。

新年早々、日本は大変な年になることを予感させられることが起こっている。

今年が始まったばかりだが、ふるさと納税で災害の寄付をした。毎年どこかの災害援助でふるさと納税しているのだが、この国が落ち着くことはない。

20年以上も前に働いていた仕事の関係で、日本全国に友人がいるが、彼らは災害が起こると救助に向かう立場だ。どちらにしても心配である。

 

いつもと変わりない日を過ごせることはありがたい。明日、何が起ころうとも君たちは勉強したほうがいい。

 

学ぶとは誠実を胸に刻む事 教えるとは、希望を語ること 

                            ルイ・アラゴン(詩人 フランス)

やりたくない

好きでもない勉強なんて誰もやりたくないですよね。

塾長だってそうです。

 

ではなぜ塾に来ているのか。

・親に入れさせられた

・一応このままではヤバいと思った

・塾に行かないとやらない

 

塾に来る理由はいろいろあると思います。

将来使わない勉強ばかりです。なぜ勉強するのか、しなければいけないのか。

そう思っていても、イヤイヤでも勉強しているみんなはえらいですよ。

 

そんなに嫌ならやらなきゃいい

これが塾長の答えです。

 

イヤだイヤだといって勉強から逃げるのは中学校1年生までで卒業してください。

 

今の世の中は、誰も厳しいことが言えない時代です。これは君たちにとっては厳しいことかもしれません。なぜなら、君たちが勉強しなくても誰も怒らないし、君たちの好きなようにさせるしかなくなるからです。

 

要するに、自分で自分に厳しくするしかなくなっているのです。

「厳しいことや嫌なことからは逃げてもいいですよ」っていう世の中になってきています。ある意味これはいいことだと思います。無駄に厳しかった昭和の時代が終わったのです。

 

ではどうなるのか。

自分で自分を厳しくできる才能のある人だけが生きていけるようになる気はしませんか?

 

塾長は昭和の人間なので、昭和が抜けきれていないかもしれません。それでも年齢とともに昔のように怒る元気がなくなってきました。そこは年の功でカバーします。

 

どこかの塾は「やる気スイッチ」を押してくれるらしいですね。また、どこかの塾の先生は魔法の言葉でやる気を出してくれるらしいですね。

 

そんな魔法があったら誰も苦労しない。あったら塾長だってそこに行く。

今日も昨日と同じか?
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欲しがる名誉

 

塾長が居合道を稽古する会を作ってから2年が経とうとしている。

それまでは段位を取ることを目的にしていたが、塾長はそのことに疑問をもっていた。

塾長の会に入会してくる弟子たちには、段位を取ることを強制していない。そうすると、半分ぐらいは段位に興味がない人がいることがわかった。

 

塾長が今まで追いかけていた(追いかけさせられていた)段位とはなんだったのだろうか。

 

修行を積んで強くなる人たちは素晴らしいとは思う。しかし、それで何かを失っている人も多い。

 

稽古とは一より習い十を知り 十よりかへるもとのその一 

                                                     千利休(茶人、商人)

100日を切る

大学、高校、中学の入試まであと3カ月ぐらいです。

 

あと3カ月しかないのか、3カ月もあるのか。

 

3カ月という時間は、夏期講習から今までぐらいの時間です。

今年の夏は長かった気がしますが、もう秋が来て冬が見えています。

3カ月どころか3年すらあっという間と感じるのではないでしょうか。

 

時間というものは過ぎていくばかりで増えることはありません

残り時間は少なくなり、あっという間に卒業です。

 

 

なぜ偏差値の高い学校を目指すのか。

塾長はそんな学校を勧めたことはありません。偏差値で学校を選んではいけないと言っています。

 

難しい学校は、それなりに努力しなければ合格できません。

難しいということに価値があるのです。

 

 

単純に頭がいいから合格したわけではありません。

逆に、頭が悪いから受からないわけでもありません。

努力したから合格し、努力が足りないから不合格なのです。

 

難関校の合格にはそれなりの努力があったということです。

 

 

難しい学校に行かなければいけないとは言っていません

努力すること、努力できることに価値があると言っているのです。

 

ですから、この塾は努力をすることを目的にしているのです。

点数や成績を上げることは努力した結果にすぎません

 

では、努力したくなかったら?

塾をやめてもらっても構いません。塾長の教えがつらいだけになってしまいますから。

 

諦めることは悪いことではありません。他の道を探すのも一つの方法です。

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

今日も昨日と同じか?
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4周走り終えた。

 

便利なものが出てくるたびに、人は忙しくなっていく。

スマホは便利だ。なんでも調べられて、いつでも友達とつながることができる。

しかし、スマホを見る時間が増えて、君たちは楽に、豊かになったのだろうか。親や学校にしばられないとスマホばかりをのぞき込み、どうでもいいことに心を奪われる。

 

早く仕事を終わらせるために便利になり、さらに仕事をするようになる。

 

塾長の人生も折り返し地点をすぎた。残りの充電が50%を切ったスマホのようだ。

しかも充電が増えることは無い。便利を捨てれば時間が増えるだろうか。

 

自分に打ち勝つことが、最も偉大な勝利である 

                            プラトン

出来ないことは意外と少ない

また私立高校に行ってきました。生徒が進学したので、そのあいさつ回りです。

私立学校の先生と話をするのはおもしろいです。私立学校は会社と同じで、結果を出さないとつぶれてしまいます。だから、いろいろな意味で一生懸命にがんばっています。

学園長とお話する機会があったので、いろいろ聞いてきました。その中で印象に残ったのは

ジェネラリストはいらない』(いろいろなことをたくさん知っている人)

という言葉でした。

この①から④の中で、③以外は『できること』なんですよね。

③はあきらめてもらっていいです。できないし嫌いなものは頑張る必要がありません

それでは全部嫌いで全部できなかったらどうするのか?

そんなことはあり得ませんが、もしそんなことがあったら、あきらめてもらっていいです。

日本には社会権というものがあって、誰でもどんな状態でも生きていく権利があります

ただし、それが幸せかどうかはわかりませんし、自分に都合よくできているかわかりません。

自分の好きなことを仕事にできる人は幸せだと思います。しかし、それができる人というのはとても少ないと思います。

名人と呼ばれる職人には、好きでもない仕事についた人が多いそうです。

できることをコツコツと続ける。それからその仕事が好きになっていったそうです。

生きていれば、そのうちいいことあります。

今日も昨日と同じか?
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ブラックでもホワイトでもダメ。

 

ブラック企業という言葉が出てきて久しい。世の中は少しずつ良くなってきているのか、ホワイト企業が増えてきているようだ。

 

最近、『ゆるすぎて辞めたい』という若者が増えているようだ。

仕事が楽すぎると、自分が成長できるかどうか不安になってやめたくなるそうだ。

 

そういえば塾長の先輩にも「ぬるま湯には飽きた」といって辞めた人がいた。

 

塾長が自衛隊にいたころ、机の上に座っただけでバツとして腕立て伏せを300回もやらされたことがある。

辞めても次の仕事があればいいのだが。

 

苦は楽の種、楽は苦の種と知るべし 

                                                     徳川光圀

夏休みの成果

夏期講習お疲れさまでした。

模擬試験も終わり、夏の疲れがたまってきたかもしれません。

 

今年の夏もみんなよく頑張りました。

頑張ったら、頑張った分の成果があります。それは点数だけにかぎったことではありません。

効果がすぐに出るともかぎりません。

頑張った成果というのは、明日にも出るかもしれませんし、10年後かもしれません。

もしかしたら死んだあとかもしれない。

 

塾長は塾の休みの間は大学に行っていました。この4年間は毎年大学に行っていて、塾長には夏休みというものがありませんでした。

 

 

塾長は何のために大学に行っているのか。

 

 

みんなはこれから進学していって、頑張り次第でなんにでもなれる可能性があります。

塾長にも可能性はあるかもしれませんが、みなさんの可能性に比べればゼロに等しい気がします。

塾長が勉強した成果は、みんなに勉強を教えることでお返しします。

 

 

そもそも、成果が無ければいけないものなのか

勉強したら、将来役に立たなければいけないものなのか

 

 

ちょっと思うのは、みんなが思っている『将来役に立つ』っていうのは、はっきりしすぎていると思います。(具体的すぎる)

 

 

無駄だと思うことに時間をかけられるのはうらやましいです。

 

塾長は来月で48歳になります。

定年まであと12年。そろそろ老後が心配になってきました。

 

今からなにかを習っても、それを活かせる残り時間が少ない。

若いっていうのはうらやましい。まあ、塾長も若いころはあったわけですが。

今日も昨日と同じか?
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再会の連続

 

夏期講習が終わるころ、数年前に卒業していった生徒たちが塾に訪れた。

就職の内定を報告しに来てくれた生徒、塾が終わるころに突然数人で塾に来て酒を飲んで話に来た生徒、仕事帰りに一緒に飲みに行った生徒、多くの再会があった。

この塾を覚えていてくれることもうれしいし、小学生だったあいつらと酒を飲む日が来るというのもうれしかった。

そもそも、それぐらいしか塾長には楽しみが無い。

 

コロナのせいで卒業生と飲む機会が無くなっていたが、ようやく元に戻りつつある。

しかし、そろそろ塾長も歳だ。いつまで元気でいられるか。

 

笑われて笑われて強くなる

         太宰 治(作家)

学力の上げ方

勉強に必要なもの。

1.時間

2.参考書、問題集

3.指導者

 

ほかにも「やる気」や「集中力」も必要ですが、そんなものをどうにかしようと思っている時点で終わっています。

 

いつも言いますが、勉強量が足りないのです。

『勉強時間の量は関係ない』と言いますが、そんなことは学校の授業を受けただけでだいたい理解できる人の言うことであって、しかもそういう人でもそれなりに勉強しています

 

今までで一番勉強した生徒は、1カ月に150時間も塾で勉強していました。

この150時間の勉強の成果に、君たちが20時間程度の時間で勝てると思うのでしょうか?

 

勉強が苦手ならなおさらのこと、いくら効率の良い勉強をしたところで、10倍もの勉強量に勝てると思うことの方が不思議でなりません。

 

今はネットで、有名な塾の先生の授業をいくらでも受けることができます。

試してもらってかまいません。それで成績が上がれば梶原塾はいらないです。

 

いまさらですが、梶原塾は何をするのか。

それは、無理やり勉強してもらうことに他(ほか)ならない

 

目標や希望に応じて、必要な勉強内容と勉強時間、予定を考えるのが塾長の仕事です。

 

難しい問題の解説をすることもありますが、こんなものはおまけ程度です。

その場では理解してくれていることも多いのでうれしいのですが、思い出してみてください。自分で何度もやってみないと理解できなかったことは多いのではないですか?

 

しかし、勉強しても点数が上がらないこともあります。

残念ながら人それぞれに限界はあります。

 

その場合はどうするか。それは自分のできることを伸ばすこと。

将来の方向性を考えるのも梶原塾の仕事です。

今日も昨日と同じか?
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世間はせまい

 

塾長も東林間で塾をはじめて14年になるが、いろいろな人とかかわってきた。

剣道や居合道でも活動しているので、そのつながりのある人たちも多い。

居合道では、塾としてお世話になっている私立高校の先生とばったり会ったこともあり、県立高校の先生と居合道から知り合いになることもあった。

 

塾長が子供を連れて歩いているところを近所の人が見かけたことがあったようで、その時に言われたことがあったのだが

「横断歩道のとこで直角に歩いて渡ってたでしょ?まじめかよ!」

って笑われた。

下手なことをしないでよかった。

 

学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。

全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。

                太宰治(作家)

1学期の終わりにむけて 2023

中学生は期末テストお疲れさまでした。公立中の修学旅行も終わりました。

高校生はこれから期末です。頑張りましょう。

 

中学生の6月の勉強時間を見てみました。

だいたいの時間ですが、一番勉強した生徒と、勉強していない生徒を見てみましょう。

 

一番勉強した生徒(3年生) 80時間前後(去年は60時間ぐらい)

一番勉強していない生徒(1、2年生) 9時間前後(去年は15時間ぐらい)

 

受験生の自覚があるかどうかで勉強時間は大きく変わっているようです。

 

 

勉強しないというのは、たとえば

プロ野球選手を目指している人が全然練習していなかったら、「何言ってんだこいつ?」って思うのと同じで、点数上げたいって言っているのに、勉強しないのだから、「何言ってんだ?」ってことだと思うのです。

 

 

時間はみなさんに平等にあたえられています。自分の勉強時間をたしかめてみてください。

成績が上がらなかったら、もっと勉強しないといけないということです。

 

 

塾長は、簡単に夢のことを話しませんし、夢を見させることもしません。

夢というのは、実現したときや、実現に向けて頑張っている、正しい方向で頑張っているときに言えることだと思っています。

 

また、無責任に夢を見させることはウソをつくことだとも思っています

 

基本的に、やったことと、やったことの結果というのは同じ量と思っていいと思います。

 

ピカソという芸術家を知っていますか?

絵を描くことを頼まれて、小さい紙に30秒ぐらいで描いたそうですが、「値段は100万ドルです」と言ったそうです。頼んだ人がおどろいたのは言うまでもありません。30秒で描いた絵が100万ドルもするのかと思いますが、“30年と30秒”だということ。長い経験と努力の積み重ねで、大きな成果を得ることができる

まあ、この話は都市伝説みたいですが。

今日も昨日と同じか?
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見ているぶんにはおもしろい。

 

ネットで塾や学校の人たちが、かけ算の順番のことで大論争になっているのをたまに見る。

小学校の算数のテスト(カラーのあれ)で、かけ算の順番が違うからという理由で、答えが合っているにもかかわらず×にされたという話だ。

数学の偉い先生が言うには、「かけ算に順番はない」ということらしい。

塾長的にもかけ算の順番なんてどうだっていいと思う。

 

ただ、こんなことでテストで×をつけるということも、大論争になるということも、見ているぶんにはおもしろいなぁと。

 

笑われて笑われて強くなる

             太宰治

 勉強するのかしないのか

なぜ勉強するのか。

その答えはすでにみなさんは分かっているはず。

塾長はいつも言っています。やりたくないのなら、やらなくていいと。

 

みなさんは簡単に『普通でいい』『平均ぐらいでいい』『偏差値50は欲しい』と言います。

みなさんの言う『真ん中』は、何もしないで取れるものではありません。

 

がんばらないと真ん中になれない人もいる、簡単に真ん中になる人もいる。

自分はどっちだろうか。

 

真ん中より下になるのは簡単です。何もしなければいい。すぐにでも転がり落ちます。

 

 

大学受験はあと3カ月後には始まり、高校入試もあと9カ月後、中学入試は8カ月後です。

 

どれぐらい頑張ればいいのか。それは目標によります。

でも、頑張らないと目標というのはどんどん低くなり、自分が超えられる壁もどんどん低くなります。

 

 

頭がいいとか悪いとかは、そんなものはどうだっていいと思うんですよ。

『勉強すること』ができるかどうか、好きでもないことでも頑張れるかどうかだと思います。

 

塾長は中学3年生の時は1日15時間ぐらい勉強していましたし、高校生になったら1年生のときから平日でも7,8時間は勉強し、3年生にもなれば1日15時間ぐらいやっていました。

 

勉強っていうのは、量も質も必要で、たくさんやったほうが質も高くなっていきます。

たいして勉強もしないくせに効率の良い勉強方法なんて求めていては、ずっとできないままです。

 

 

勉強しない人は、いろいろ不満を言って勉強できない理由にします。周りがうるさいとか、部屋が暑いとか寒いとか、いそがしくて疲れたとか。

 

それで自分の希望(夢とは限らない)がかなえられるのでしょうか。

 

急に勉強しはじめても、急に成績が上がるはずはありません。前を走っている人を追い越すには、それなりに速く走らないとダメでしょ?

今日も昨日と同じか?
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ペンは剣よりも強し

 

昔、どこかの新聞社が言っていたのだが、『ペンは剣よりも強い』という言葉を使って、自分たちが書いていることを正義かのように書いていることに疑問を持った。

塾長には『言葉の暴力』のように映った。偏った考え方で国民に影響力を及ぼし、都合のいいところだけを切り取った報道で、自分たちと考えの違う人たちを攻撃している。

 

今はネット上にいろいろな情報があふれている。大きな新聞社やテレビ局の影響が強いという時代はすでに終わっている。

いろいろな情報にまどわされ、人々に都合のいい情報が広まる。

ペンは剣よりも残酷である。

 

自分に打ち勝つことが、最も偉大な勝利である

          プラトン(ギリシア 哲学者)

いろいろな先生

小学校から大学、習い事などいろんな先生がいますが、どんな先生がいいですか?

もちろんやさしい先生がいいと思いますが、それだけではないはずです。

塾長は、小学校6年生のときの担任が、一番信頼できる先生でした。

逆に、嫌だった先生ってすぐに思い出しませんか?

・怖い先生・・・怒るというより、意味もなく恐怖を与えてくる

・授業がわからない先生・・・説明が下手というより、次元をこえて意味がわからない

・何もしてくれない先生・・・問題を放置するどころか悪化させることもある

大人になると、先生というものに対しての見方が変わってきます。

自分が子供のころの先生と同じ年齢になったり、年上になったりすると、立場的に対等になるような気がして、先生を評価しなおすことがあります。

塾長は仕事もあるので、学校の先生と話をすることも多いです。『先生たちも大変だなぁ』と思うこともあったり、怒りを覚えることもあったりします。

先生も人によるということでしょう。

塾長は子供のころから剣道をやっていますが、いい先生も悪い先生もいたと思っています。

武道や格闘技は、精神的な成長のためにやっていると言われていますが、実際に成長するのかどうかは実に疑わしいと言えます。

なぜなら、塾長自身が武道によって精神的に成長したとは思っていませんし、剣道は偉そうな先生がたくさんいるからです。

今は剣道も居合も勉強も教えることがありますが、教えることについて居合道の師匠から厳しく言われたことがあります。

教えること、すなわち自ら学ぶことです!』

なんで私が怒られているんだろうとも思いましたが、師匠はいい歳した塾長を叱ってくれる貴重な存在でした。

先生というのは、完成された人になろうとしないといけないんですね。完成されることはありませんが、なろうとしないといけない。これは大変なことですよ。

今日も昨日と同じか?
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専用の枠。

 

東京工業大学という国立大学がある。名門校だ。

そこで、女子生徒が少ないということで女子のための入学枠を作ると言っていた。理由を読んでみると、女子が多くなったほうがいろいろな考え方や能力を発揮できるそうだ。

 

どう思う?

塾長は、女性差別とも思うし、仕方のないこととも思った。答えはわからない。

塾長はときどきみんなに言う。「シンデレラは自分の美しさを利用し、たった1日で富と名誉を手に入れた。これは女性差別だから女子は怒るべきだ。」と。

未来の答えは塾長にはない。君たちが考えてほしい。

 

得手不得手 不得手の事に 数をかけ 後は不得手も 得手となるべし

                            柳生新陰流

来年度の始まり

新型コロナが出回って3年がすぎました。ついに中学、高校など3年間、素顔をあまり見ないまま卒業してしまうということが起こってしまいました。

来年度からはちょっと様子が変わりそうですが、マスクは外すことができるのでしょうか。

いよいよ新年度、新たな始まりです。

進級・進学したみなさん、新年度の最初はどうしますか?

まずは慣れるまで様子を見る?

この塾が長い生徒は分かっていると思いますが、慣れるまで様子をみるなんてことはしません

最初から平常運転。慣れるまで待つというのは、ゆるい習慣に慣れてしまうということです。

「部活や新しいクラスにつかれる」→「家帰ったら寝る」

この習慣が身についたら終わり。寝ないと体がもたないという“考え”になります。

特に新中1、高1、新しい環境に疲れてしまうほど、君たちは弱くない

受験生は、勉強が嫌だなんて言っている場合ではないことは分かっているはずです。

4月1日の時点で、今年の中学受験から2カ月がたち、高校受験から1カ月半がたち、大学受験からは指定校推薦では半年、一般受験では1カ月が経っています。

『1年の計は元旦にあり』と言われていますが、まずは計画からです。

その元旦からもう3カ月もたっている。

この間お年玉をもらったのに、もう次の学年・学校になっている。

月日が経つのは早いっていうことを何度も繰り返していますが、何度繰り返してもわからないと思います。塾長もわかりません。

塾長も、もうこんな年になってしまいましたが、今でもいろいろなことにチャレンジしています。しかし、残された時間を考えると、ちょっとさみしくなります。

後悔はしてはいけません。

勉強するもしないも、自分の責任にすることです。

今日も昨日と同じか?
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これが日本の伝統か。

 

居合道の六段審査に京都まで行ってきた。3度目の挑戦、不合格。

特に大きな失敗はしていないと思ったが、何が悪かったのかもわからない。よくこんな不透明なものを前向きに頑張れるものだなぁと他人事のよう感心する。

半分は義務感のように審査を受けているが、お金も時間もかかるので考え物である。

趣味というのは楽しむためのものだが、それを仕事みたいにしてしまうのが男というものなのか。

 

長続きに必要なものは、『惰性』(今までの勢いとか習慣)だと教わったことがある。なるほどと思った。やる気でも根性でもない、惰性。

 

きのふの我に今日は勝つべし

              柳生新陰流