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本年度の全ての受験が終わりました。

受験とは、いったい何のために頑張っているのか。

いろいろ理由はつけられると思います。しかし、納得のいく答えはなかなかない。

 

中学受験や高校受験は、だいたいが同じような学力の生徒が集まっています。それでも3年ぐらいたつと学力に大きな差が出てきます。

 

では大学はどうでしょう。

推薦で入ってきた学生と、受験をして入ってきた学生では大きな学力の差ができているが、卒業するころには差がわからない。逆転現象とでも言うのでしょうか。

 

 

これからは大学名だけでは判断できない世の中になると思っています。もっとわかりやすい実力が求められていくのではないでしょうか。

 

学校の先生でいうと、東京大学でも○○大学でも同じ学校の先生、給料も同じ。あとは総合的な人間力が必要になっていきます。

 

 

総合的な人間力ってなんだ?ってことになりますが、一応決まっている説明があります。

文部科学省によると

豊かな人間性や社会性、コミュニケーション力、同僚とチー ムで対応する力,地域や社会の多様な組織等と連携・協働できる力

だそうです。

 

 

人との関わり合いがとても重要だということがわかります。塾長が苦手なところです。

 

いくら勉強ができても、偏差値の高い高校や大学にいっても、総合的な人間力が弱いと、会社でうまくいかなかったり、地域でもうまくいかなかったりすることでしょう。

 

「一人で生きていくから大丈夫」という人もいるかもしれません。

しかし、この国で生きている以上、誰かのお世話にならない人は、事実上いません。

 

今はわからなくても、いつか役に立つときがきっとくる。

そう信じて勉強していってほしいです。

今日も昨日と同じか?
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緊張の連続だったがひと段落。

 

みんなも知っているとおり、塾長は教育実習で近くの私立学校にお世話になっていた。

47歳で教育実習を受けられるとは自分でも思ってもみなかった。

受け入れてくれた学校や生徒には感謝してもしきれない。また、塾でも塾長がいなかったことで迷惑をかけた。みんな頑張ってくれた。また、実習は早く帰ることができたから助かった。

塾長は恵まれている。また大学に行くことができたし、教育実習も受けることができた。

社会科の教員免許を取得するが、今のところ塾が第一。

塾がつぶれたらアルバイトでもしようかと思う。まずそうならないように塾をがんばる。

 

お会いしたその日から、別れの時の来るのが辛うござんした

              男はつらいよ  車 寅次郎

受験はスタート

何のために受験をしてその学校に行くのでしょうか。
小学校から大学まで、どの学校に受験して入学しても、思っているような楽しい生活が待っているとは限りません
人生が約束されるわけでもありません。

苦労しない可能性が高くなる程度でしょう。でも、誰も苦労はしたくないでしょう。

いくら大人たちが「勉強しろ」といっても、必要かどうかがわからないと勉強なんてやる気にならないとは思います。
そして、勉強が必要だと気付くのは大人になってからだと思います。そうなると責任は自分で取らなければいけないんです。今気づけば責任は親や周りの大人のせいにできるってことです。


受験は勉強したら勉強しただけ結果に出ます。結果が出なかったのではなく、結果を出せなかったということ。運も実力のうちであり、実力も運のうちでもあります。


受験に勝つだけが人生ではありません。しかし、受験に向かう努力は一生を左右します。
受験はゴールではなく、次に向かってのスタートにすぎません

塾長はいまだに大学で勉強しています。来年度こそは卒業できそうです。
勉強はいつでもできますが、勉強だけに集中できるのは高校生まででしょう。


試験当日はリラックスしてのぞみましょう
塾長は、試験の時は教科書や参考書、問題集は一切持っていきません。
試験会場についてからテストが始まる前や休み時間は何もしないで休んでいます。
これが正しいかどうかは分かりませんが、今までそうしています。

テストというのは、意外と精神力や体力を使います。
体調が悪かったり疲れていたりすると十分な力が発揮できません。


要は『緊張している時でも十分に力が発揮できるようにしておくこと』ということです。
それはもちろん十分な勉強量です。

今日も昨日と同じか?
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ギリギリの線で生きている

 

とうとう塾長もコロナにかかってしまった。油断したのか、コロナにかかっても当然なのか。

不幸中(ふこうちゅう)の幸い、塾を休校にしたのが1日だけでよかった。一人で運営していたらと思うが、想像したくもない。

ノドが痛くてしかたなかったので、病院に行こうと思ったが、どうやらコロナ陽性で軽症の人間には病院に来てもらいたくないようだ。4件ぐらい電話をかけてあきらめた。

コロナにかかったが、コロナのワクチンを打ちに行った。副反応で熱が高く、コロナにかかるより辛かった。

受験は体調管理第一である。

 

自分に打ち勝つことが、最も偉大な勝利である

              プラトン

無駄な勉強は無い

塾長が若いころ、会社で管理者教育がありました。

けっこう厳しい研修で有名なところで、一部の人たちには有名なところです。

 

人に呼ばれたとき、「はい!」と返事するときがあります。

この「はい!」を100回練習しろって言われたらどうですか?

駅前で一人で大声で歌わされることなど、軍隊みたいな研修です。

 

塾長は自衛隊にいたことがありますが、それでもこんな研修はやりたくないって思いました。

 

塾長はいつも言っているのですが、勉強は将来使うからやっているのではありません。

だから、「こんなの将来使わない」という疑問は意味が無いのです。

使うから勉強しろなんて誰も言ってない!

 

正直言って、無駄だと思う勉強もありますし、成績をつける必要がなさそうな教科もあります。

しかし、やってみなければ必要かどうかもわかりません

無駄だったってことが分かればいいし、使うかどうかわからない知識が多いほど、人の話を理解できるし、いろいろなことに応用が利く。

 

 

好きなことをがんばるのはとてもいいことです。

好きなこと“だけ”をやって生きていくことは、とても危険なことです。

 

 

勉強をしたくない君たちと、勉強をやらせたい大人たち、いつの時代も分かり合えることは無い。

 

かつては若者だった大人たちは、勉強してこなかった後悔があるから若者に忠告する。

塾長は仕事だから勉強しろと言う。

 

ただし、塾長は勉強をしないことをダメだとは言っていません。やらないなら「やらない覚悟をしろ」と言うことです。

 

今までの塾生で『やらない覚悟』をした生徒は一人もいません。面白くないですね。

 

中途半端はおもしろくない。勉強したくないのに、勉強をして保険をかけているようだ

 

覚悟があればなんだって出来る。

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今日も昨日と同じか

卒業生もアラサーに。

 

年末というのもあって、卒業生と忘年会をやった。

もう25歳で、そろそろ大人になるころだ。(男の30歳未満は未成年であるらしい)

いつのまにか家を買っていたり、子供ができていたり、勝手に年を取っていく。

大磯(けっこう遠い)からこの塾に子供を通わせるそうだ。待ち遠しい。

それまで塾が続いているかどうかだ。

人生において、勉強ができるかできないかはあまり意味がなく、必要な時に頑張れるかどうかだと思っている。過去の頑張りでしか自信はつかない。

 

稽古とは一より習い十を知り 十よりかへるもとのその一

        千利休

言われたことをやってみる

高校生も中学生も、小学生だってテストばっかりです。

 

テストで簡単な失敗をするとくやしいですよね。

失敗しないようにするにはどうするのか。

 

1.見直しをする。
2.指差し確認
3.しるしをつける

 

などですが、結局は時間が足りなくて、この3つの何もできずにテスト時間が終わると思います。

 

それはなぜか。勉強が足りないことに他ならない

 

質問「時間がたりませんでした。」 

塾長「解く速さも学力のうちである。」

難しい問題はあきらめて、簡単な問題を見直すこと。と何度も言っていますが、何年たってもやってくれない生徒が多いです。

 

質問「ちゃんと寝ないとダメなんです。」

塾長「いくらでも寝ればいい。点数が取れると思うのなら。」

早く寝た方が健康にいいに決まっています。出来ない問題があるのに、寝て出来るようになるわけがない。早く寝た方がいいのは普段から勉強している人が言えること

 

 

将来使いもしない勉強なんて、やりたくなかったらやらなくてもいいんですよ。

『それでも将来、望んだ自分になれるのなら

 

必死に勉強したって、なりたいものや、やりたいことができない人ばかりです。

 

「守・破・離」という言葉があります。

守:まずは指導者の言ったことを守る・・・・・小中学生はここ

破:指導者の教えを超える努力をする・・・・・高校生あたりから

離:自分なりの考え方を確立する・・・・・・・大学生以上

 

塾長の指示は厳しいかもしれませんが、無理なことは言っていません。

まずは『言われたとおりにやってみる』ことです。勉強でもスポーツでも。

 

それでできなかったら塾のせいにすればいい

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今日も昨日と同じか

選べる立場にある。

 

テレビのチャンネルはなぜ増えないのか。

見たいところはCMの後で・・・こんなバカげたテレビからは解放されるべきだろう。

外国のアメ職人がアメを作っているだけの動画があった。これがどうにもおもしろい。

見るものを自由に選べるようになってきたが、選べるというのは幸せだ。

学校は選べないし先生も選べない。(選べるが金がかかる)

もちろん親を選べないし、子供を選べない。

選ぶものが多いというのは、いいことばかりではない。どれを選んだらいいか分からなくなる。

塾長が大学に入ったころは、将来こんな小さい塾で働いているなんて当然思わなかった。

選んだものが間違えていることもたくさんある。

 

最大の危険は、リスクを冒さないことにある

       キルケゴール(哲学者)

「あせり」と「あきらめ」

大学の共通テストまで3カ月を切り、高校入試(にゅうし)もあと100日ちょっと。中学入試は100日を切りました。

 

どれもあと3カ月前後ですが、みなさんは、3カ月前は何をしていましたか?

そこから成長しましたか?

今から3カ月で、今までの3カ月よりも成長できると思いますか?

 

 

学校のワークは、提出日の前日にがんばればなんとかなります。

塾長も期限が近づかないと頑張(がんば)れませんので、気持ちはよくわかります。

 

入試は前日の一夜(いちや)づけではどうにもなりません。

今年の受験生は、入試が近づいていても、あまりあせりが見られません。

 

直前になってあせって勉強するのはまだマシなほうで、気持ちだけあせって何もせず、直前(ちょくぜん)になったらあきらめに変わることが最悪(さいあく)の最悪です。

あせるだけで何もしないで直前になってあきらめるぐらいなら、最初からやめた方が断然(だんぜん)いい

 

 

受験(じゅけん)なんて先のことだと思っていませんでしたか?

「まだ1年もある」

「まだ半年もある」

なんて思っていませんでしたか?

 

あっという間にあと100日という数字が出てきたと思います。

あせってばかりで何もできないかもしれません。

しかし、まずは一歩ふみ出すことです。

 

 

そして、がんばるしか結果は出ないことをわかってください。

今までの2倍勉強したところで、2倍の点数が取れるようにはなりません

 

大学の合格者と不合格者では、3年間で394時間の()があったそうです。

実際(じっさい)のテストの点数の差はわずかかもしれません。

394時間という時間が、わずか10点、20点の差を生むのです。

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今日も昨日と同じか


神は死んだ

 

塾長もレポートを書かなければならなかった。西洋(せいよう)哲学(てつがく)のレポートを書いていたが、簡単(かんたん)だと思っていたのに、信じられないぐらい(むずか)しかった。

ニーチェが言った「神の死」は、古い伝統(でんとう)での神が死んだわけであって、本当の意味での神との出会いだった。小難(こむずか)しい話は()いといて、「神の死」は衝撃的(しょうげきてき)だ。いいか悪いかは別にして、真理(しんり)を求める哲学者(てつがくしゃ)姿勢(しせい)感心(かんしん)する。

 

「長い物には()かれろ」という言葉がある。年寄(としよ)りやえらい人の言うことを聞けということだ。

日本は神に反抗するどころか、ただの人間にも反抗することができない。

真実(しんじつ)というのは、批判(ひはん)から生まれる。

 

道をえらぶということは、かならずしも歩きやすい安全な道をえらぶってことじゃない

 

                  ドラえもん

進路をどこにするか

「チョコレート戦争(せんそう)」という本を小学生のときに読みました。

内容(ないよう)もおもしろかったのですが、今でも(おぼ)えているところがあります。(内容(ないよう)は紹(かい)しません・・・)

 

(くつ)(みが)きにも(ほこ)りがある

 

仕事(しごと)にエラい、エラくないはありません。何事(なにごと)にも一生懸命(いっしょうけんめい)にやる人はチャンスが多いということ。

仕事に失敗(しっぱい)して、(くつ)(みが)きとして再出発(さいしゅっぱつ)した登場人物(じんぶつ)は、ケーキ屋さんとして成功(せいこう)します。

 

だれでも一生懸命にやれば成功するのかといえば、それは(ちが)います。

どんなに頑張(がんば)っても失敗するときは失敗する

 

でも、この国の人は頑張っている人を怒れないという習性(しゅうせい)があるように思います。

実際(じっさい)はそんなに単純(たんじゅん)ではありませんが、自分の道は自分で開くしかありませんし、結局(けっきょく)は自分が頑張らないといけない。

 

無理(むり)をする必要(ひつよう)はありませんが、無理をしないといけないときもあるんです。

 

今の子供たちは(むかし)(くら)べてマジメだと思います。それと同時(どうじ)に、(よく)が無いようにも思えます。

塾長みたいに、単純に給料(きゅうりょう)が高いという理由だけで弁護士(べんごし)を目指すような子供はいないようです。

別にそれはいいと思いますが、「(えら)くなりたいわけじゃない」「尊敬(そんけい)されたいとは思わない」などはよく聞きます。「自分の好きなことだけやりたい」ということですが、これは良いとは“言えない”のです。

 

それはなぜか。

この国の教育の目的は、『人格(じんかく)完成(かんせい)』だからです。

簡単(かんたん)に言うと、人格者(じんかくしゃ)尊敬(そんけい)されるような素晴(すば)らしい人)にすることです。だからといって、完璧(かんぺき)な人間になる必要はありません。あくまで、完成された人間を目指して努力(どりょく)し、自分に合ったものを見つければいいということです。

 

完璧な人間なんていません。目指すことで意味を見つける。

 

教育は、はじめは大人たちの考え方の押し付け(おしつけ)です。

君たちが(のぞ)む、望まないは関係(かんけい)ありません。

 

だけど、押し付けられたということは、大人になった時にそれが間違(まちが)っていると思ったら、世の中を変える権利(けんり)があります。ぜひ挑戦(ちょうせん)してください。

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今日も昨日と同じか?

何も気にしないのは無関心(むかんしん)なのか。

 

ちょっと前に、店で『ごはんが勝手(かって)に少なくされた』といって(おこ)っている女性がいた。まあ、同じお金を(はら)っていれば男性より少なかったら怒るのも無理(むり)はない。(ぎゃく)に男性は勝手に大盛(おおもり)になることも時々ある。

塾長は(あま)いものが好きだ。二人でバナナシナモントーストとベーコンエッグチーズトーストを注文すると、女性の方にバナナシナモントーストがだまって()かれる。そして支払伝票(しはらいでんぴょう)が塾長に(わた)される。『甘いものは女性、お金を払うのは男性』という文化(ぶんか)がまだ(のこ)っているのだろうか。

塾長はあんまり気にしていない。だが、これからは気にしなければいけないのだろうか。

「女だって大盛食わせろ」と言っていたが、「塾長にもケーキ食わせろ」?

もう塾長は変えられない気がする。若い人たちが変えていってくれればいい。

 

美しい(ひとみ)である(ため)には、他人の美点(びてん)を探しなさい

                  オードリー・ヘップバーン

大人の育て方(武井 壮)

武井壮という芸能人で陸上競技をやっている人が、「大人の育て方」という講義をやっていました。

 

この人は家庭環境が悪く、とても苦労された人です。

人の何倍も努力して、今の地位にありますが、努力だけでは言い尽くせないものがありました。

 

塾長が『大人の育て方』を見て驚いたことは

「陸上競技で日本一になっても、お金を稼げない」ということです。

 

それはなぜかというと、それ(陸上競技を見ること)を求める人が少ないからです。

年に1度しかない大会で、5万人も入る競技場を埋めることができないそうです。選手一人当たりでいうと、20人の観客を呼ぶこともできないらしいです。

 

もちろん、お金のためだけにスポーツをやっているわけではないと思います。でも、何百億円とお金をもらうプロスポーツ選手は大きな夢ではあると思います。

 

塾長を例にすると、剣道を35年、居合道を20年という経験がありますが、これでお金を稼ぐことは全くできません。それどころかお金が出ていく一方で、時間もお金も無くなるだけです。

長い経験があるので、初心者に教える立場にはありますが、ほとんど自己満足でしょう。

 

別に後悔はしていませんが、今はそこまで楽しんでいるわけでもないので、なんだったんだろうなぁと思うことはあります。

 

 

でも、年を取って発見することもありました。

それは、プロスポーツ選手とまではいかなくても、指導者、コーチなどで活躍できる人が多いということです。また、スポーツ(塾長でいうと武道)で人とつながることも多いです。

プロとは違い、生活のためではなく、自分や人の人生のためになります。

 

 

勉強やスポーツ、部活動、趣味、何にどれだけ時間をかけるのか、ちょっと考えてみてください。

 

この武井さんですが、もし自分の子供にスポーツをやらせるとしたら『クリケット』だそうです。

競技人口が多くて、すごく儲かるそうです。

 

金か夢かわかりません。

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今日も昨日と同じか

人間は自然の中では生きられないのか。

 

今年は気温が36度という日が何日もあった。塾長の人生でもこんな年はなかったように思う。

思えば今年の夏も、涼しい部屋にずっといる毎日だった気がする。家から塾まで歩いているときだけ汗をかく。

エアコンが無いと危険なことはわかるが、この地球に生きていて、機械が無いと生きていけないというのは正しいのだろうか。

エアコンはおろか、スマホが気になって仕方がない中高生の、今後の人生が心配である。

 

便利な世の中になって、世の中は複雑になっていく。

 

少にして学べば、則ち壮にして為すことあり

(若い時に学べば、大人になって役に立てる)

               佐藤一斎

学力は簡単なたし算 2022

毎年同じようなことを書いています。

 

学力を上げるには、単純に勉強量(演習量)です。わかりやすい授業を受けても練習しなかったら出来るようにはなりません。

本に書いてあることを説明されただけで野球やサッカーがうまくなりますか?楽器が弾けるようになりますか?

 

わかりやすい授業を受けただけで成績が上がったら誰も苦労しないんですよ。

 

有名講師の予備校に行ったって、自分がやらなければ学力は絶対にあがらない。

 

いろいろな事情はあると思いますが、塾長が言うような勉強量がこなせないのなら、学力は自分が思っているようには上がらないのです。

 

  • 部活も長引いていますが、部活を理由に勉強から逃げてはいけません。

過去に野球やテニスで県大会や全国大会に行った生徒も、他の生徒と同じように勉強していました。

 

一流とは一つの流れ

部活をやるならそれも良い。部活は今しかできない。しかし、受験に失敗したときの責任は全部自分です。塾長の先輩は、浪人覚悟で部活をやりました。それはそれで立派でした。

 

 

「痛み無くして成果なし」

目標が高ければ高いほど、痛みも強いものになっていきます。

塾長は高校受験のときに、偏差値を20ちょっと上げました。それは、休日1日15時間、学校がある日は午前1時まで勉強という、今の時代にはおススメできないような勉強時間です。

 

みんなも人間、塾長も人間。やれば意外とできるもんです。

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今日も昨日と同じか

できないことが分からないということ。

 

久しぶりに中学校に剣道の指導に行った。

試合前なので、1年生に試合のやり方を指導していた。1年生の中にも経験者がいて、やはり初心者とは違って強かった。

しかし、声が出ていないので1本取れない。剣道は声が出ていないと、いくら当たっていても勝てないのだ。先輩や先生から「声をだせ」と言われても、結局声が出ることはなかった。

 

声を出すという簡単なことなのだが、気持ちの問題である。

そうこうしているうちに、飲み込みが早い初心者に1本取られてしまった。

技を教えることは簡単だが、気持ちを変えるのは難しい。

 

五ツある くせをばひとつ 直しつつ あとの四ツをば しだいしだいに

                                  竹内流捕手腰廻小具足

1学期の終わりにむけて 2022

中学校では期末テストが終わり、高校生は中間が終わって期末テストが始まるころです。

 

中学生のテスト前の約2週間の勉強時間を見てみました。

だいたいの時間ですが、一番勉強した生徒と、勉強していない生徒を見てみましょう。

 

一番勉強した生徒(3年生) 60時間前後(去年は80時間ぐらい)

一番勉強していない生徒(1、2年生) 15時間前後

 

4倍ぐらい違うのですが、今年は去年よりだいぶ少ないです。

 

受験生優先なので、1年生は少し早めに帰宅してもらっていました。

2年生の勉強時間が少ないことが特に目立ちます。塾長は毎年のことなので、2年生が勉強しないことには慣れているのですが、解決策はなかなか見つかりません。

しかし、普通に順調な成長過程だとも思っています。

 

『中学生の時に、もっと勉強しておけば良かったなぁ』と思うことは普通です。

塾長だってそう思いました。

 

 

時間はみなさんに平等にあたえられています。自分の勉強時間をたしかめてみてください。

成績が上がらなかったら、もっと勉強しないといけないということです。

 

『勉強している時間』を増やさなければ、学力は上がりません。

勉強している時間とは、授業を聞いている時間ではなく、ましてやボーっとしている時間ではありません。自分で考えていたり覚えたりしている時間です。

宿題は勉強ではありません。作業です。『宿題をする』であり、『宿題を勉強する』とは言いません。

 

 

勉強は質も量も必要です。まずは量を増やすことです。無駄を経験しないとわからないことがあります。最初から効率よく勉強はできません。

 

 

あと、自分のやり方で勉強したいということも毎年聞きますが、偏差値が70を超えるような、塾長に教えられる必要が無いぐらい出来るようになったら言ってください。

もっと勉強すればよかったという後悔は、取り返すことができません。自分に納得のいくようにしてください。

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今日も昨日と同じか

雨だと気分が乗らないのは動物でも同じらしい。

 

花札は知っているだろうか。和製のトランプだろう。その中に、おっさんが雨の日にカサをさしている絵のカードがあり、横でカエルが木の枝に向かってジャンプしている。

このおっさんは小野道風(おののとうふう)といって、自分の実力に悩んでいた。そこで雨の日に1匹のカエルを見た。そのカエルは枝につかまろうと何度もジャンプしては失敗を繰り返していた。何度も何度もチャレンジするうちに、ついに枝をつかんだ。

道風はこのカエルを見て、あきらめずにチャレンジすることを学んだのだ。

 

このおっさんとカエルの絵札は、雨という種類のカードだ。「小野道風とカエル」は強力なカード、雨は雨でも気分の良い雨である。

 

道をえらぶということは、かならずしも歩きやすい安全な道をえらぶってことじゃない

                                      ドラえもん

英語は必要なの?

グローバルという言葉は、みなさんも聞いたことがあると思います。世界を一つとしてみる考え方で、地球全体主義とでも言うのでしょうか。

 

日本は外国からいろいろなものを買わないと生きていけません。

 

食料自給率というのを聞いたことがあると思います。日本人が食べるものを、どれぐらい日本で作っているのか。外国から輸入しているものがなくなると、ほとんどの物が食べられなくなるというのを聞いたことがありませんか?

 

食料自給率=37%

 

半分以上が外国にたよっているということになります。しかし、この数字、カロリーベースといって、食べ物の栄養価(カロリー)で計算されているのです。

というのは、小麦粉や砂糖など、カロリーの高いものを輸入しているので、実際に食べているものを見てみると、意外と日本で作られているものが多いはずです。特に野菜などです。

 

とはいっても、日本は外国から物を買わないと今の生活が成り立たないのは変わりません。

 

では、日本はどこの国から物を買っているか。それは中国とアメリカが多い。

 

みなさんは、グローバル社会で生きるために英語を勉強しています。(文部科学省の文章に書いてあります。)

どこかの学校の副校長先生が、「グローバルは英語だけじゃない」といっていました。塾長もそう思います。数で言うと、中国語を勉強しなければいけないはずです。しかも日本のすぐ近くの国です。

 

英語が急に難しくなって1年たちますが、良くなったのでしょうか。英語が話せる日本人は10人に1人いるかいないかぐらいだそうです。

 

そりゃそうだ。だって英語が必要な人ってそんなにいないでしょ。英語が話せる人の中には英語教師だっているでしょう。そういう人は教えているだけで、生活で英語を使うわけではありません。

周りの誰も英語を話していないのに、英語を勉強しようと思うはずがない。

 

塾長が子供のころの30年以上前から英語が必要と言われてきました。しかし、英語だけが必要なわけではない。国は英語教育をまるごと考え直したほうがいい。

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今日も昨日と同じか

将来は誰にも見えないが、流れを変えるのはむずかしい。

 

塾長も今月で塾を始めて13年目になる。干支が一回り回ったわけだ。

もう子供がいる卒業生もちらほらいる。

何が成功かはわからないが、勉強ができてもできなくても、みんながんばっているようだ。

 

漁師の子供が、親の反対をおしきって漁師になったというニュースを見た。歌舞伎役者の子供も歌舞伎役者に、国会議員の子供も国会議員に。

塾長には、その人たちが、どうして親と同じ仕事をしているのかはわからない。

 

しかし、流れを変えるのは難しいのかもしれないと思った。

 

晴れてよし 曇りてもよし 富士の山 もとの姿は 変わらざりけり

                                                   山岡鉄舟