wpmaster のすべての投稿

学力は簡単なたし算 2021

今年も去年と同じようなことを書きます。今年も中学生のやる気が低すぎます。

 

学力を上げるには、単純に勉強量(演習量)です。わかりやすい授業ではありません。

たしかに、おもしろかったり、わかりやすかったりする授業は興味も出てきますし、頭に入ってくると思います。それはそれですばらしい。

 

しかし!

わかりやすい授業を受けただけで成績が上がったら誰も苦労しないんですよ。

 

有名講師の予備校に行ったって、自分がやらなければ学力は絶対にあがらない。

 

今年の中3も、高い目標を上げるわりには勉強しません。

 

以前、高3の生徒が夏に塾に来て、半年で偏差値を10以上上げた生徒がいました。

塾の授業は週6日で、学校外で1日7時間、土日はそれぞれ10時間ぐらい勉強していました。

それでも塾長の指示した時間には届いていませんので、目標の学力には届きませんでした。

 

塾長の言う勉強時間は、根拠があるということです。

 

いろいろな事情はあると思いますが、塾長が言うような勉強量がこなせないのなら、学力は自分が思っているようには上がらないのです。

 

一部、部活も長引いていますが、部活を理由に勉強から逃げてはいけません。

 

一流とは一つの流れ

部活をやるならそれも良い。部活は今しかできない。しかし、受験に失敗したときの責任は全部自分です。両立できるほど、あなたたちは器用でしょうか。塾長には無理です。

 

痛み無くして成果なし

目標が高ければ高いほど、痛みも強いものになっていきます。

塾長は高校受験のときに、偏差値を20ちょっと上げました。それは、休日1日15時間、学校がある日は午前1時まで勉強という、今の時代にはおススメできないような勉強時間です。

 

みなさんにとっての壁は大して高くないのです。

=======================================
大人になる。

 

塾長の先生「居合が死んでいる!」

久しぶりに行った稽古で、先生から叱られた。塾長がもっと若いころなら、多少言い返していたかもしれないが、素直に聞いてきた。

もう88歳にもなる先生だが、塾長が六段になることを願っているのだろう。不器用だが18年も塾長を指導してきてくれた。

先生も今年で引退を決められているので、世代交代だ。

 

高校生も中学生も3年生が引退するころだろう。塾長も剣道部の最後の試合を見に行った。

2つの中学の剣道部を指導することができて、とてもうれしかった。

 

苦は楽の種、楽は苦の種と知るべし

             徳川光圀(水戸黄門)

1学期の終わりにむけて

中学校では期末テストが終わり、高校生は中間が終わって期末テストが始まるころです。

去年はコロナで塾も席を減らしていましたが、今年はそこそこ自習もしてもらっています。

中学生のテスト前2週間の勉強時間を見てみました。

だいたいの時間ですが、一番勉強した生徒と、勉強していない生徒を見てみましょう。

一番勉強した生徒(3年生) 80時間前後

一番勉強していない生徒(1、2年生) 20時間前後

4倍ぐらい違うのですが、毎年このぐらいです。

受験生優先なので、1年生は少し早めに帰宅してもらっていました。

2年生の勉強時間が少ないことが特に目立ちます。塾長は毎年のことなので、2年生が勉強しないことには慣れているのですが、解決策はなかなか見つかりません。

しかし、普通に順調な成長過程だとも思っています。

『中学生の時に、もっと勉強しておけば良かったなぁ』と思うこともあるでしょう。しかし、そう思うことも勉強の一つだと思います。

塾長がいつも思うことは、目標が高い学力ではないならば、そこまで必死に勉強することも無いし、他にもやり方はある。しかし、高い目標を持っているのに、自分の遅いペースで勉強しつづけるのはダメだということです。

勉強が出来ない大きな原因は2つあると思っています。

・勉強時間がそもそも少ない

・塾長の指示通りにしない

勉強は質も量も必要です。効率とかの話は偏差値70を越えてから言ってください。

あと、自分のやり方で勉強したいということも毎年聞きますが、それも偏差値70を越えてから言ってください。

後悔先に立たず。自分に納得のいくようにしてください。

================================
今日も昨日と同じか?

時代の変え方。

「先生、稽古中に音楽流してやるのはどうですか。」

剣道の稽古に行ったときに、冗談っぽく聞いてきた生徒がいた。

「俺じゃあもう変えられないから、お前たちが変えて行ってくれ。」と言っておいた。

えらそうなおじさんや老人たちが全てを決める剣道では、変化に何十年もの時間が必要だ。

 

居合道の試合で、子供たちがさわぐと怒られるが、多少うるさいぐらいで居合が出来ないようなら居合なんてやめてもらいたいとも思う。

勉強はどうだろう。音楽を聴きながら勉強するというのはよく聞く話だ。それで集中できるならそれでもいいだろうが、聞きながら勉強する優秀な人をほとんど見たことが無い。

塾長は、音楽を流しても、勉強を始めると全く耳に入ってこないので、結局流さない。

スマホも音楽も、要は覚悟があるのか無いのかだ。君らの目標に向けての。

 

五ツある くせをばひとつ 直しつつ
    あとの四ツをば しだいしだいに                                                 竹内流捕手腰廻小具足

慣れることは怖い

去年の今ごろは、緊急事態宣言が解除されるころで、感染者数は全国で1500人ぐらい、1日に50人ぐらいの感染者でした。それが今は全国で60000人を超えていて、1日に4000人を超えている。

状況は少しちがうのでしょう。しかし、危険なことには変わりありません。

世の中、大変なことになっている人たちがいる。しかし、その一方で、たくさんお金がもうかっている人たちもいる。

お金もうけは悪い事ではありません。しかし、不公平な政治によって、まじめに働いてきた人たちが苦しむことはゆるせませんよね。

何が公平で、何が不公平なのか。

修学旅行は中止で、オリンピックはやる。⇒不公平
体育祭は中止で、オリンピックはやる。⇒不公平
居酒屋は休業で、満員電車はOK⇒不公平
町田市のカラオケは休業で、相模原のカラオケに流れてくるのはOK⇒不公平

学校でも感染者が出てくることが増えてきましたが、去年だったら休校になったのに、今は休校にならない。

細かいことができないのは分かるけど、もうゆるすぎてガバガバ。何やっているのかわからない

塾長の母親は、81歳で高齢です。コロナワクチンの予約案内が来ていました。

買い物ぐらいしか外に出ないし、人と会うことも少ないです。 

自分の母親のことながら、優先的にワクチン接種する必要があるのかとも思いますが、やってもらうことにしました。

 

なれることは怖い。

 

こんなに感染者がたくさんいるのに、平気になる。緊急事態って言っているのに、そんな緊張感は全くない。

新入生は学校に慣(な)れましたか?学校から帰って、疲れて寝ることに慣れると、そこから抜け出すまでに時間がかかります。なれるって怖いです。

================================
今日も昨日と同じか?

意外な未来。

10年近く前の卒業生が会いに来てくれた。

塾にいたときは、全く勉強しない生徒だったが、高校ではそこそこ勉強して推薦で大学に行き、その後は大学生の時にずっとバイトしていたゲームのイベント会社に就職した。

ゲーム関連のバイトをしているとは聞いていたが、まさかそこに就職しているとは思わなかった。

新卒だが、そこそこの地位にいて、とてもやりがいを感じているようだった。

一つのことを続けられると、それが特技になり、将来自分を支えてくれる。

ただ、欠点もある。やめようと思った時に、今まで使った時間が無駄に思えてくる。

無駄にしないために、無駄に続けることもありえる。塾長の剣道もそうなのか。

晴れてよし 曇りてもよし 富士の山 もとの姿は 変わらざりけり                                                                  山岡鉄舟

サボったかじ通

かじ通のことをすっかり忘れてしまいました。急いで書いています。

GWで気が抜けていたのか、やる気はあるが、空回りしているようです。

去年の今ごろは、塾も長い休みをもらっていました。

コロナの感染者数は、去年よりも何倍も多いですが、あまり緊張感が無いように見えます。

こんなに大騒ぎをしているのに、オリンピックをやるのか、やらないのかなんて話をしています。

まあ、いろいろな大人の事情があるのだと思います。オリンピックにもコロナにも。

中止といえば、この1年ちょっとで、いろいろなことが中止になったりオンラインになったりしました。修学旅行や文化祭、卒業式・入学式など、人が集まる物は中止になりました。

高校や大学の授業はオンラインが増え、学校説明会やオープンキャンパスもオンラインになりました。塾長も私立学校から招待されることがありますが、遠い学校だとオンラインの方が助かります。

学校の授業がオンラインになると、学校に行く必要があるのかという疑問が出てきます。

しかし、学校は勉強だけではなく、集団生活を行うことで、社会生活を学ぶ場所でもありますので、やはり通うことには多少は意味があると思います。

それでも今後は「学校に通わない」という選択ができる世の中になっていくのだろうとも思います。

感染対策をしながら、修学旅行や文化祭・体育祭をなんとか実行しようとしている学校の頑張りを見ていますが、『いや、そんなに頑張らなくても、中止でいいのになぁ』という生徒の声も聞こえてきませんか。

修学旅行のお金を振り込みましたが、早くも延期がきまり、今後どうなるかもわかりません。キャンセル料をドブに捨てるようで、なんともモヤっとする話です。

学校と生徒の温度差というのは、何年たっても変わりません。学校は、生徒の大多数が「修学旅行に行きたいはず」「体育祭をやりたいはず」「プールに入りたいはず」と思っていて、「行きたくない、やりたくない」という生徒の存在に目を向けません

一人一人の好き嫌いに合わせることはできないが、無理にやることでもない気はします。

コロナは、古い体制を壊すきっかけになるでしょうか。

=======================================
今日も昨日と同じか?

吹っ切れた。

居合道も剣道も、段を取ることに興味が無くなった。

しかし、先生から教えていただいた恩があるので、今後もチャレンジはしていく。

友人が、三重県で新陰流という古武道の研究をしていることがネットの記事になっていた。それを見て、塾長も心を決めた。

今後は、剣道連盟の居合ではなく、田宮流居合を後世に残すことを目標にすることにした。

六段とか七段になって偉くなることをあきらめたようにも見えるが、その通りである。

昔の先生は、奥義をなかなか教えてくれなかった。

しかし、塾長は若手にどんどん教えて行こうと思う。

あきらめた先に、新しい道が見えた。

==

道をえらぶということは

かならずしも歩きやすい安全な道をえらぶってことじゃない                                                                  ドラえもん

変わらない日本

日本は、とても安全でいい国だと思いますよね。塾長もそう思います。

 

塾長が子供のころは、小学生の時に英語の授業はありませんでした。

そして、大人たちに「10年後は英語がしゃべれるのが当たり前になる」と言われてきました。

そう言われてから30年以上がたちますが、英語がしゃべれるのが当たり前になっているようには見えません

 

今年から、中学生の英語がとんでもなく難しくなるようです。

こんなことをしても、日本人は英語が出来ないままだと塾長は思っています

日本語もわかっていないのに、英語がわかるはずもない。

塾長の考え方はありますが、日本人の英語力は変わらないままだと思います。

 

 

日本は先進国といって、いろいろなところで発展しています。

ですが、非常に遅れているところもたくさんあるのです。

コロナのワクチンは、世界で6億回以上使われています。しかし日本はまだ100万回。

慎重なことはいいことですが、先進国としては不思議に思います。

 

世界的にも巨大な都市である東京都は、1000人の重症患者を受け入れただけで大変になるという。塾長は専門家では無いのでわからないが、とても不思議に思います。

 

 

別に、世界と比べて、遅れても悪いとは言っていません。

しかし、なぜ進まないのかという疑問はあります。

 

 

コロナで、いろいろ変わったことがあります。

中学生にタブレットが配られたり、家で仕事をする人が増えたり、インターネットを使って授業をしたり、仕事や会議をしたりするようになりました。

 

大事件が起こると、何十年も変わらなかったことが数か月で変わることができる。

 

必要にならなければ変わらない。勉強と同じですね。

 

 

なぜ変わらないのか。そこには大人の事情がたくさん隠れています。

 

 

 

================================
今日も昨日と同じか?

再会。

中学校や高校の卒業式が終わったころから、かつての卒業生が塾にきてくれた。

大学に合格した報告や、就職で4月から社会人の卒業生、結婚して転勤先から戻ってきた卒業生など、塾長がさみしくしているのを知っているかのように来てくれた。

 

今年は卒業生が多く、急に塾がさみしくなった。新しい出会いも多くあったが、今まで毎日会っていた受験生がいなくなるのは、何年たってもさみしいものだ。

人生の節目で塾長に会いに来てくれる生徒が多いが、成長を見るのはとてもうれしい。もはや塾長には生徒の成長しか楽しみが無い。

 

居合道六段の審査が7月に新潟県であるが、遠いからやめた。自分の成長はおあずけだ。

 

一文は無文の師、他流に勝つべきにあらず。きのふの我に今日は勝つべし                                                                         新陰流兵法

中・高・大 受験終了

公立高校の合格発表も終わり、これで当塾の本年度の受験は終わりました。

受験生のみなさんは、本当に最後までよく頑張りました。
お疲れさまでした。

今年は受験生が多く、正直言って合格率が低い生徒も多かったです。それでも最後まで本人と話し合って、本人にとって良い選択肢だと思うところを受けてもらいました。

結果的には、中学受験から大学受験まで、全員が第一志望合格という結果に恵まれました。

 

受験生が多いということは、巣立っていく生徒も多いということで、塾もかなり寂しくなりました。

しかし、それを察してか、かつての卒業生がたくさん来てくれました。

また新しい出会いもあり、だんだんやる気が回復してきました。

また次の受験に向けてがんばります。

 

受験生、おめでとう。

中・高受験

中学受験から大学受験まで、いよいよ本番です。

 

日ごろから勉強していなければ、本番になって点数が取れるはずが無い事は言うまでもありません。

 

まぐれ当たりは運でしかない。

 

結果的に偶然当たったとしても、それはたくさん勉強した結果です。

受験生としての姿勢の差が結果に出るだけです。

 

何度も同じことを言いますが、勉強した量でしか自信はつきません。

 

部活でも勉強でも、努力した結果しか出ないのです。

雨が降らなければ虹は出ません。

 

 

それでは勉強してこなかったらどうするのか。

 

付け焼き刃をつける。

どこか自分が得意なところを集中して勉強するしかありません。

全部を復習しようと思っても出来るはずもない。

 

 

試験当日はリラックスしてのぞみましょう。

塾長は、試験の時は教科書や参考書、問題集は一切持っていきません。

試験会場についてからテストが始まる前や休み時間は何もしないで休んでいます。

これが正しいかどうかは分かりませんが、今までそうしています。

 

テストというのは、意外と精神力や体力を使います。

体調が悪かったり疲れていたりすると十分な力が発揮できません。

 

 

『テスト慣(な)れ』というのを毎年聞きますが、塾長は疑問です。

塾長は今でもいろいろな試験や審査を受け続けていますが、いまだに慣れることがありません。

 

要は『緊張している時でも十分に力が発揮できるようにしておくこと』ということです。

それはもちろん十分な勉強量です。

 

 

===================================================
今日も昨日と同じか?

この時期は気持ちがしずむ。

 

去年も今年も、卒業生の成人を祝うことができなかった。

いつもは、連絡がつく卒業生と、いつもの店に飲みに行くことにしているのだが、今年もそれができない。LINEでお祝いの言葉を送り、コロナが落ち着いたら飲みに行こうとだけ言った。

ちらほら卒業生が来てくれるが、あまり話もできず、飲みにも行けず、もどかしい。

なんだかモヤモヤしたものがつもっていくが、まだまだ我慢だろう。

 

また緊急事態宣言が出ているが、たぶんみんなも予想できたことだと思う。毎日毎日、国会のエライ人が言うことと、お医者さんのエライ人が言うことが、ぜんぜんかみ合っていなくて、どんどん感染者が増えて行き、「やっぱりそうなるよね」という結果が今だと思う。

こんなときにも受験はある。合格して気分を晴らしてほしいものだ。

勉強しなければ落ちるというのは、たぶんみんなも予想出来ることだと思うよ。

 

得手不得手  不得手の事に 数をかけ 後は不得手も 得手となるべし

                                                  新陰流兵法

いつがんばるの?

中3が勉強しなさすぎて、『今年の公立受験生の傾向』を作っていたら、かじ通を書いている時間がなくなってしまいました。

 

受験生のやる気が無いおかげで、久しぶりに長い正月休みが取れました。

去年も一昨年も、その前も、正月休みは受験生の強い希望により、2、3日の受験生特別講習を開いていました。もちろん誰一人として参加しない受験生はいませんでした。

 

 

今年の受験生は鬼気迫るものが無い。

 

今年の受験生は一番勉強した生徒で100時間。少なすぎる。


時間が多ければいいというわけではないが、天才で無い限りはこの程度の努力は必要。

のらりくらりと生きて行くのも一つの生き方です。否定しません。

それなら、行けるところに行くしかない。それも良いと思います。

 

言ってもあまりひびかないのも最近の特徴でしょうか。

 

冬休みは、いつもより多めに宿題を出しましたが、例年に比べると少ない量です。

それすらも終わっていない生徒が多い。

 

塾長の世代は、1日15時間ぐらい勉強する人がたくさんいました。

これからの日本が心配です。

 

あとは、勉強以外にも出来ること。それは体調管理。

 

受験の最強の敵は体調不良かもしれません。

体調管理も受験のうちです。万全を期すようにしてください。

 

これは受験生以外も気を付けてください。

 

体調が悪かったら

受験生に近づかない

・手洗いをする

・早めに帰る

 

家族が一丸となって受験生を応援してください。

 

 

道をえらぶということは

かならずしも歩きやすい安全な道をえらぶってことじゃない

                                                                    ドラえもん

今年もあと1か月か

もうすぐ今年も終わりますが、今年は散々な目にあわされました。

全部コロナのせいです。

 

塾長は毎年同じことの繰り返しで、毎年受験の事を考えています。

しかし今年は、世界中でコロナ禍による混乱が続いています。

いろいろな心配事が増えて、少しずつストレスや疲れが出てきました。

 

塾長にとっての1年よりも、学生にとっての1年は大きいです。

 

中、高生は通常登校になっていますが、大学生は未だにオンラインのところも多いです。

 

文化祭や体育祭が無くなったり、修学旅行が短くなったり無くなったり。

部活もできない時期もありました。

 

学校生活に不満が残ったまま卒業になると思います。

 

 

コロナがおさまらないまま今年が終わります。

このままでいいのだろうか。

 

 

県立高校受験は今日(12/4)の時点であと73日。

中学受験もあと2か月を切り、大学受験は共通テストが来月だ。

 

コロナのせいにしたところで何も解決しない。

でも、コロナには腹が立つ。

 

1年生は、入学した実感の無いまま時間が過ぎ、部活に入っても3年生に顔を覚えられる前に3年はいなくなる。2年生も、ゆっくりしている間に部活の中心になり、進路を考え始めなければならなくなった。全部コロナのせいだ。

 

 

しかし、受験生は全力を尽くさなければならない。

受験をしっかり経験して、次につなげてほしい。ここで限界を超えて行かないと、この先に待っている壁を越えられない。

 

 

 

 

=========================================
今日も昨日と同じか?

居合道六段審査、見事に落ちた。

 

それもこれもコロナのせいだ。ということにしておく。

稽古不足ということは否定できない。しかし、自粛中も毎日木刀を振っていた。

審査でも、大きな失敗はしなかったと思う。

 

神奈川県からは40名ぐらいが審査を受けたが、合格者は5名。全体の合格率は22.2%だ。

5人に1人しか合格しないわけだが、落ちる理由も合格する理由もわからない。

 

いろいろ疑問はあるが、塾長は居合道を続ける。

それは、もはや絶滅危惧種となっている流派を次の世代につなげるためである。

 

今まで審査に合格することを目標にしてきたが、これからは後進の育成を意識しようと思う。

今日より明日につなげること。

 

稽古とは一より習い十を知り 十よりかへるもとのその一

                                                                千利休

鬼滅の刃と居合道

世の中では、鬼滅の刃がとても流行っていてすごいことになっています。

 

これは剣道もブームに乗るのかと思っていたら、そうでもなさそうです。

居合道では新入会員が少し増えてきています。

 

塾長も、コロナの自粛があったので、何年かぶりにアニメをみました。

あんまり期待していなかったのですが、鬼滅の刃はとてもおもしろかったです。

映画も見に行きましたが、どうでもよさそうなところで涙が出てきました。

 

SFと時代劇が合わさったような設定で、しかも居合道などの剣術を知っていないとわからないようなこともあって、塾長も楽しめました。

(水の形は、水鴎流の形に似ていると思った)

 

この作品の中では、「形(かた)」と「呼吸」というのが出てきます。

居合道は形と呼吸法の鍛錬でもあります。

同じ動作を繰り返し練習することにより、完成度を高めていくものです。

 

作中に、「我妻善逸」というキャラクターが出てきます。

おくびょうな性格で、技を一つしか使えません。

 

しかし、一つの技を繰り返し練習することにより、極限まで完成度が高くなっています。

 

これは、得意なこと1つを頑張るのではなく、得意ではなくても、無理やりやらされていても、一つのことなら「続けることによってどうにかなる」ということを言っているのだと思います。

 

多くの人が、将来はどこかの会社に入って働きます。そして、その多くが、自分がやりたい仕事や、なりたかった自分では無いのだと思います。

ということは、多少は得意なところで、多少はやりたいと思える仕事をしているのではないでしょうか。しかも、仕事である以上は、やりたいことばかりではありません。

 

みなさんの勉強と似ている。

 

やりたくないことに、どれだけ努力できるのか。

それを勉強で試されている。