もう10月が終わります。この時期になると、受験生は焦り始める生徒が多いのですが、今年は未だに緊張感がありません。ある意味、幸せなことなのかもしれません。
合唱、体育祭、文化祭、球技大会と、次から次へと行事があり、その合間を縫って小テストなどがあり、気持ちが休まらないと思います。
ひと段落ついたと思ったら次は期末テストです。受験生にとっては勝負となります。
高校受験はあと4か月、中3の期末テストは来月になりましたが、今年の中3の緊張感の無さは異常です。
去年の中3年生の10月の勉強時間は最高で94時間です。
時間だけではなく量も多いのです。これだけやっていても、テストで100点を取ることは難しいですし、半年続けても偏差値が5上がることは少ないです。
学力は維持するだけでも勉強時間が必要なのです。今までと同じようにやっていては、内容が難しくなっていくにつれて徐々に学力は下がっていくのです。
夜7時ぐらいに塾に来て9時半ぐらいに帰る生徒が多いです。自宅でも勉強していると思いますが、はっきり言ってこの程度で偏差値は上がりません。学校の成績は平均に近づくとは思います。
偏差値が上がらなくても合格する高校を目指すのならそれでいいと思います。
今の自分の偏差値よりも高い高校を目指すのなら、なんでこんなに勉強しないのか意味が分かりません。
いや、分からなくもありません。
勉強以外の誘惑がたくさんあります。勉強する意味からも目を背けている。
体育祭で勉強から逃げ、文化祭で勉強から逃げ、部活で勉強から逃げる。
課題があると言って早く家に帰り、明日が早いからと言って早く帰る。
塾としては契約時間しか強制力がありません。あとはみなさんのやる気次第です。
今日も昨日と同じか?
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形と型
年を取るにつれて、マンガがつまらなくなる。なぜかを分析してみた。
同じような展開に慣れてきて、感動しなくなるのだろうか。マンガにはそれぞれテンプレート(型)があるようだ。
① 成長(バトル・スポーツ・少年漫画系)
「弱小→努力→仲間→挫折→覚醒→勝利」
②恋愛(少女・青年・ラブコメ系)
「出会い→勘違い→近づく→すれ違い→告白→成就」
③ 勧善懲悪(アクション・異世界系)
「悪が出現→倒す→より強い敵→黒幕→平和」
④日常(癒し・コメディ系)
「トラブル→勘違い→解決→少し成長→また日常」
⑤ 世界の真実(SF・ミステリー・サスペンス系)
「謎→探索→仮説→裏切り→真相→余韻」
形があるようで、型にはめるだけなのか。
窮するもまた楽しみ、通ずるもまた楽しむ
荘子