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アスリートファーストは程遠い

14日(月・祝日)に娘の中学校の体育祭が行われました。

当初の予定は、12日(土)の予定でしたが、超大型台風が来るので延期になりました。

ここに問題があって、当初の予定と変わったことがあります。

当初は、
12日(土)が雨なら13日(日)に順延、13日が雨なら14日(月)に順延とのことでした。

それがどう変わったのか、金曜の時点で台風の予報があったからなのか、13日を飛ばして14日(月)に延期にするとの連絡がありました。

金曜日に『14日に延期』の連絡を受けた時点で私は疑問でした。

なぜなら、14日は曇り時々雨の予報だったからです。

結果的には13日(日)は快晴
14日(月)小雨

生徒たちは雨の中、寒さに震えながら体育祭をやっていました。
保護者は傘をさして応援。
私も塾生も体育祭は中止になると思っていました。

以前、気温が21.9度で小雨が降る中で体育祭を実施した高校(福岡県立福岡講倫館高校)で、高校生36人が低体温症で搬送された事故がありました。

今回はそれを下回る気温(19度)と雨の中で中学校で実施されています。

ちょっとこれはあり得ないと思いました。

実際はどうなのだろうかとGoogleで検索すると、意外にも小雨で体育祭を実施した学校はたくさんありました。

学校にも事情があるとは思いますが、今回の決行は判断ミスだと思います。

当初の予定通りに順延していれば、13日にも行えたはずです。

14日に雨の中行った結果、PTA競技と部活対抗リレーは中止になり、各競技時間も短縮されていました。

これでは3年生の想い出も寂しいものになるでしょう。

ついでに、塾長は水鷗流古伝武道大会に家族そろって出場予定だったのですが、キャンセルになりました。

これも台風被害でしょうか。

学校の判断を否定するつもりはありませんが、いずれにしても、生徒を中心に考えてもらいたいものです。

高校の文化祭 つづき

前回に引き続き、高校をまわってきました。

桐光学園、桐蔭学園、弥栄高校に行ってきました。

あわせて塾向けの説明会として駒澤女子、北鎌倉女子、麻布大付属にも行ってきました。

さすがに疲れましたが、おもしろい話を聞けました。

 

私立はやっぱり個性があるので、選ぶときは学校の特色をよく調べなければいけません。

 

桐光学園は男女別学といって、男女とも入学しますが、教室は男子だけの教室、女子だけの教室というようになっています。

お互いに気にすることなく勉強できるので、男女とも評判はいいそうです。

 

「共学だとサッカー部と野球部のイケメンがクラスのヒエラルキー(階級社会)のトップにいて、オタクは底辺になってしまうので、この学校はオタクにやさしいです。」男子生徒

 

なるほど、説得力があります。

 

勉強については、『過去問をやること』と何度も言っていました。

大学受験も高校受験も、過去問をしっかりやることで合格に近づくことは確実だと言っていました。

これは塾長も同意でした。

 

 

高校によっては強引ともいえるやり方で偏差値の高い大学を受験させようとする高校もあります。

「どんどん上を目指して頑張ってもらう」

と言えば聞こえはいいですが、生徒の希望はそこではない場合もあります。

 

私立高校によくあるクラスが「特進クラス」です。国立大学や難関私立大学を受験させるクラスです。

このクラスは原則として推薦入試は受験させないことになっています。

 

たしかに国立や難関私立に合格していますが、そうではない生徒も多いです。

おそらく無理に受験してすべり止めに進学したのでしょう。

 

逆に下のクラスの方が難関私立に合格している生徒もいます。

こちらはおそらく成績が良いので推薦で合格したのだろうと思います。

 

『女子は根拠のない不安に駆られて安全な大学を受け、

男子は根拠のない自信によって無理な大学を受験する。』

 

高校生のギャップ

今年の高校1年生は好調です。

 

A高校で学年3位と4位
K高校で学年9位
Y高校で学年4位

まずまずの成績でした。

中学3年生の時の受験期よりは勉強時間が減りましたが、目標がまだぼやけているうちは伸び悩むでしょう。

好成績でも、将来が決まって無かったり、大学に行くかどうかすら迷っていたり、医者を目指していたりとバラバラです。

どう方向性を示していけるか、塾長も悩みます。

 

中学生は伸び悩んでいますが、高校生の先輩の背中を見て、何かを感じ取ってもらいたいです。

 

 

 

誰のための部活動か

地元の東海大相模が神奈川県大会を制して甲子園出場が決まりました。

近所の学校が甲子園に出るので期待しています。

 

岩手県立大船渡高校の佐々木選手が話題になっています。

163kmの速球を投げるエースですが、4回戦で投げすぎて決勝では投げませんでした。

結局負けてしまい甲子園を逃してしまいました。

 

甲子園を取るのか、選手の身の安全を取るのか。

 

佐々木選手が投げていたら甲子園に行っていたかどうかはわかりません。

個人的には、甲子園も大事ですが、プロで活躍する姿も見てみたいですので、やっぱり怪我をしないようにしてもらいたかったです。

 

 

塾長は、近くの中学校の剣道部を教えていますので、中学校総合体育大会、いわゆる3年生の引退試合を見に行ってきました。

決勝トーナメントで敗れたあとは、見ている塾長まで涙が出ました。

 

試合が終わって次の週に稽古に行ったら、引退した3年生の姿がありました。

すでに2年生にバトンタッチしていて、2年生の新部長が仕切っていました。

3年生はプレッシャーが無くなったのか、気軽に剣道を楽しんでいました。

 

3年生はもう受験なので部活に来ることはなくなります。

3年生に勝ってもらいたくて今まで指導していましたが、今度は初心者の1年生を指導しなければなりません。

「せっかく教えてきたのに卒業していなくなっちゃうのが嫌なんですよね。」

と師匠が言っていた。

 

正直言って初心者の指導は面倒くさいです。

でも、教えていくうちにどんどん上達していく姿を見るのはすごく楽しくてうれしいです。

 

 

部活動は、たのしむ生徒のためのものなのか、生徒の成長する姿をたのしむ先生のものなのか。

また、その両方なのか、どちらでもないのか。

やるかやらないか

中学生は各校とも期末テストが終わりました。

今回は中1から中3まで全体的に成果が出ていません。

 

なぜダメだったか。それは勉強時間が少ないだけです。

 

はっきり言って、週に3時間や4時間の塾の授業で成績が上がるはずはありません。

部活で忙しいのも、学校の提出物で忙しいのもみんな同じ条件です

3年生にもなれば塾に通っていることも、塾の宿題がある事も同じ条件でしょう。

 

時間が無いという理由で勉強しないのなら、成績を上げることは諦めなければいけません。

 

「優秀な人は環境に不満を言わない」

と誰かが言っていました。塾長もそう思います。

 

無理やりやらされなかったら勉強なんてしません。それは塾長も同じです。

あとはどこが違うか。

指導者の指示に素直に従うことです。
イヤイヤでもいいんです。とりあえず言われたことをやってみることです。

 

塾長は、その生徒の目標に合わせてやるべきことを言っているだけです。

何度も同じことを言いますが、どんな生徒が成績が上がっていくか。

『素直な生徒です』  これ以外にありません。

塾での勉強時間と点数の関係を調べたことがあります。

好成績を取る生徒は、テストがある月は月に50時間ぐらい塾で勉強しています。

今回の中3の勉強時間は、月に20時間から30時間。圧倒的に足りません。

いろんな事情はあると思いますが、成績だけを見ると、こういった関係が出てきます。

塾長は、テストの点を取れと言っているわけではありません。

『がんばりなさい』と言っているにすぎません

特に、高い目標をあげている生徒は行動が見られません。その程度で勉強していると言ってはいけません。

受験生は休みの日に1日15時間ぐらい勉強してください。これぐらい普通です。


———————-塾長語録 今日も昨日と同じか?—————–

楽しくない居合。

6月23日(日)、神奈川県居合道大会があり、参加した。

今回の大会も塾長はいいところが全くなかった。なぜかシードで、準優勝の相手と当たった。

優勝したのは塾長の後輩で、3段ぐらいまでは塾長が指導していた人だ。

今回の大会では、5段なのに自分でも信じられない失敗をした。ちょっとやる気無くした。

居合は5段になってから自分の成長に悩んでいる。来年は6段受審なのに自信が無い。

剣道は3段になって、これ以上をのぞんでいないから楽しくやってる。だがやる気はない。

大会では、2段と5段の部で塾長が教えてきた後輩が優勝したが、既に塾長よりも上手だろう。

やっぱり上達するのは自分の心次第なんだろうなぁと思う。

笑われて笑われて強くなる
(太宰 治)

有馬高校 体育祭

今日は東海大付属相模高等学校中等部の塾対象説明会に行ってきました。

いつも挨拶していた先生が栄転され、ちょっと寂しかったです。

来年の入試は中学校の定員を減らすそうで、少人数制になるそうです。受験は厳しくなるのでしょうか。

 

 

昼過ぎに東海大相模を後にして、有馬高校の体育祭に行ってきました。

見通しが甘かったです。

車で行ったのですが、簡単にコインパーキングがあると思っていたのが大間違い。

何にもなくて車で通りすがってみてきただけでした。

周りは田んぼで、落ちたら怖いなぁと思いました。

 

のどかなところにある学校でいいですね。

 

国語は勉強しなくていい?

『読解力高い子が「国語なんか、勉強したことありません!」というワケ』水島醉

 

こんな記事を読みました。

 

 

一言で言えば、

『読解力が高い子は、読書が好き』

ということらしいです。

 

 

「そうだろうなぁ」って思うかもしれませんが、塾長はこの記事に疑問があります。

 

まず、最初に言っておくと

読書は自分にとってプラスになります。

使える言葉が増えますし、漢字を覚えるかもしれません。(漢字が書けるようになるかは別です。)

読書はとてもおススメです。

 

ただし、この水島さんの言うことは極端すぎて参考にしかならないと思いました。

記事を読むと、小学校5年生の子が、京都大学の入試問題をすらすら解くそうです。

 

こういう極端な例を出して、あたかも誰にでも当てはまるかのように言うのはとても嫌いです。

 

「じゃあ、読書さえしていれば、超難関大学の国語は解けるのか」という疑問が出てきますよね。

 

もちろん読書することは自分にとって良いことだと思います。

しかし、マイナスもあると思うのです。

 

それは「時間」です。

 

読書はとても時間のかかる作業です。

 

塾長だって時間があれば読書を楽しみたいです。しかし、仕事に剣道、居合道の指導、読みたい本を買っては積みあがっていくばかりです。

 

読書ばかりしている子が「国語なんか、勉強したことありません!」なんて言うのかなぁ?

うまい話は信用ならない。

敵の成功を祈る

アメリカのプロゴルファーで、タイガー・ウッズという選手がいます。

2005年、アメリカンエキスプレス選手権の最終日のこと。

対戦相手のジョン・デイリーと優勝争いをしていて、ジョン・デイリーがパットを外せばタイガー・ウッズの優勝が決まるところでした。

タイガー・ウッズはジョン・デイリーがボールを打とうとしているときに

『入れ!』

「入れろ!」

と願ったそうです。

結果的にはライバルがパットを外してしまい、タイガー・ウッズが優勝しました。

相手の成功を願うこと、これは本当に大切な事です。

相手のパットを「外せ!」と願(ねが)ってしまったら、自分のプレーのやる気が下がってしまうのでしょう。

相手がパットを外した瞬間、タイガー・ウッズは非常に残念そうな顔をします。(動画で見ました)

タイガー・ウッズは、世界最高のプレイヤーですから、その相手も最高のライバルです。

ですから、相手がパットを決めて当たり前だと思っているそうです。

相手の成功を願うということは、自分自身のためでもあります。

脳は、『自分が勝った』と思うと能力を低下させるそうです。

『まだ勝ってない』と思わせないと、最後まで全力をつくすことが出来ません。

これはどんなスポーツでも同じことです。

最後の最後に逆転されることはよくあることで、みなさんも思い当たることがあるでしょう。

『気持ち』というのは結果にとても大きく影響します。

『勝った』『負けた』と思った瞬間、体の動きは悪くなります。 最後まで気を抜かないことが、いろいろなことの成功につながると思います。