県立高校の入試が終わりました。
形はどうであれ、みんなが進学できることに安心しました。
この塾は高校の名前を気にしません。ですから「〇〇高校〇名合格」なんて出しません。
それは、いつも塾長が言っているように、高校の名前で人生は決まりませんし、ただの通過点に過ぎないからです。
ついこの間の話ですが、塾長が対談している他塾の先生と話しているときに、塾長と同じことを言っていました。
「あの進学校なんて、東京都に行ったら誰も知りませんよ。湘南は別にして、翠嵐だって知っている人少ないんじゃないですか?」
と言っていた。
みなさんは、お隣の町田市で一番難しい高校は知っていますか?東京都では?
埼玉県で一番難しい高校は?
東京都は私立と国立を含めると有名校が多いので、知っている人もいるかもしれませんが、埼玉県は塾長も全く分かりません。
それでは上位校は、行っても何も良いことが無いのか?といえば、それも違います。
やっぱり大学の推薦で違いが出ます。湘南高校の人に聞きましたが、早稲田や慶応の推薦枠が余っているようでした。
公立の大学を目指す生徒が多いので、有名な早稲田や慶応でも希望しないのです。
先週、ある卒業生が5年ぶりに塾に来てくれました。
はっきり言って勉強はしない生徒で、高校も学力が低い私立に単願で行きました。
この生徒、高校では真面目にすごして、大学にAO入試で合格しました。学力は低い大学ですが、有名な総合大学で、誰でも知っている大学です。
本人はとても満足していて、お勧めの大学だと言っていました。
その優秀ぶりが買われて、高校では下級生に合格ストーリーをスピーチし、大学でも高校生相手にスピーチしたそうです。(お金までもらって!)
人生、どこで変わるか分からないですが、頑張ることが道を開いてくれます。
自分が出した結果には、結果はどうであれ、納得のいくようにしてください。
それにしても、5年ぶりに生徒が来てくれて、本当にうれしかった。
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塾長語録 『今日も昨日と同じか?』
出会いと別れの季節(きせつ)だが、再会(さいかい)の季節でもあったか。
しばらく前に、ある理由で塾をやめた生徒が高校の合格の報告に来てくれた。
合格もうれしかったが、来てくれたことがとてもうれしかった。思い出すだけで涙が出る。
数年ぶりに来てくれる生徒もいれば、毎年来てくれる生徒も、塾を辞めても来てくれる生徒もいる。
それがこの塾の自慢だ。
いろいろ間違いだらけの塾長だが、忙しいのに時間をつくって会いに来てくれる。
それだけで塾長はここにいる価値があったとうれしくなる。
塾長にも老化がちらほら出始めたが、まだ頑張らなければと思いなおした。
さて、次の受験に向かって本気だすぞ。
学ぶとは誠実を胸に刻む事、 教えるとは希望を語ること
(ルイ・アラゴン フランスの小説家)