武井壮という芸能人で陸上競技をやっている人が、「大人の育て方」という講義をやっていました。
この人は家庭環境が悪く、とても苦労された人です。
人の何倍も努力して、今の地位にありますが、努力だけでは言い尽くせないものがありました。
塾長が『大人の育て方』を見て驚いたことは
「陸上競技で日本一になっても、お金を稼げない」ということです。
それはなぜかというと、それ(陸上競技を見ること)を求める人が少ないからです。
年に1度しかない大会で、5万人も入る競技場を埋めることができないそうです。選手一人当たりでいうと、20人の観客を呼ぶこともできないらしいです。
もちろん、お金のためだけにスポーツをやっているわけではないと思います。でも、何百億円とお金をもらうプロスポーツ選手は大きな夢ではあると思います。
塾長を例にすると、剣道を35年、居合道を20年という経験がありますが、これでお金を稼ぐことは全くできません。それどころかお金が出ていく一方で、時間もお金も無くなるだけです。
長い経験があるので、初心者に教える立場にはありますが、ほとんど自己満足でしょう。
別に後悔はしていませんが、今はそこまで楽しんでいるわけでもないので、なんだったんだろうなぁと思うことはあります。
でも、年を取って発見することもありました。
それは、プロスポーツ選手とまではいかなくても、指導者、コーチなどで活躍できる人が多いということです。また、スポーツ(塾長でいうと武道)で人とつながることも多いです。
プロとは違い、生活のためではなく、自分や人の人生のためになります。
勉強やスポーツ、部活動、趣味、何にどれだけ時間をかけるのか、ちょっと考えてみてください。
この武井さんですが、もし自分の子供にスポーツをやらせるとしたら『クリケット』だそうです。
競技人口が多くて、すごく儲かるそうです。
金か夢かわかりません。
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今日も昨日と同じか
人間は自然の中では生きられないのか。
今年は気温が36度という日が何日もあった。塾長の人生でもこんな年はなかったように思う。
思えば今年の夏も、涼しい部屋にずっといる毎日だった気がする。家から塾まで歩いているときだけ汗をかく。
エアコンが無いと危険なことはわかるが、この地球に生きていて、機械が無いと生きていけないというのは正しいのだろうか。
エアコンはおろか、スマホが気になって仕方がない中高生の、今後の人生が心配である。
便利な世の中になって、世の中は複雑になっていく。
少にして学べば、則ち壮にして為すことあり
(若い時に学べば、大人になって役に立てる)
佐藤一斎