「梶原塾塾長録」カテゴリーアーカイブ

学力は簡単なたし算 2022

毎年同じようなことを書いています。

 

学力を上げるには、単純に勉強量(演習量)です。わかりやすい授業を受けても練習しなかったら出来るようにはなりません。

本に書いてあることを説明されただけで野球やサッカーがうまくなりますか?楽器が弾けるようになりますか?

 

わかりやすい授業を受けただけで成績が上がったら誰も苦労しないんですよ。

 

有名講師の予備校に行ったって、自分がやらなければ学力は絶対にあがらない。

 

いろいろな事情はあると思いますが、塾長が言うような勉強量がこなせないのなら、学力は自分が思っているようには上がらないのです。

 

  • 部活も長引いていますが、部活を理由に勉強から逃げてはいけません。

過去に野球やテニスで県大会や全国大会に行った生徒も、他の生徒と同じように勉強していました。

 

一流とは一つの流れ

部活をやるならそれも良い。部活は今しかできない。しかし、受験に失敗したときの責任は全部自分です。塾長の先輩は、浪人覚悟で部活をやりました。それはそれで立派でした。

 

 

「痛み無くして成果なし」

目標が高ければ高いほど、痛みも強いものになっていきます。

塾長は高校受験のときに、偏差値を20ちょっと上げました。それは、休日1日15時間、学校がある日は午前1時まで勉強という、今の時代にはおススメできないような勉強時間です。

 

みんなも人間、塾長も人間。やれば意外とできるもんです。

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今日も昨日と同じか

できないことが分からないということ。

 

久しぶりに中学校に剣道の指導に行った。

試合前なので、1年生に試合のやり方を指導していた。1年生の中にも経験者がいて、やはり初心者とは違って強かった。

しかし、声が出ていないので1本取れない。剣道は声が出ていないと、いくら当たっていても勝てないのだ。先輩や先生から「声をだせ」と言われても、結局声が出ることはなかった。

 

声を出すという簡単なことなのだが、気持ちの問題である。

そうこうしているうちに、飲み込みが早い初心者に1本取られてしまった。

技を教えることは簡単だが、気持ちを変えるのは難しい。

 

五ツある くせをばひとつ 直しつつ あとの四ツをば しだいしだいに

                                  竹内流捕手腰廻小具足

1学期の終わりにむけて 2022

中学校では期末テストが終わり、高校生は中間が終わって期末テストが始まるころです。

 

中学生のテスト前の約2週間の勉強時間を見てみました。

だいたいの時間ですが、一番勉強した生徒と、勉強していない生徒を見てみましょう。

 

一番勉強した生徒(3年生) 60時間前後(去年は80時間ぐらい)

一番勉強していない生徒(1、2年生) 15時間前後

 

4倍ぐらい違うのですが、今年は去年よりだいぶ少ないです。

 

受験生優先なので、1年生は少し早めに帰宅してもらっていました。

2年生の勉強時間が少ないことが特に目立ちます。塾長は毎年のことなので、2年生が勉強しないことには慣れているのですが、解決策はなかなか見つかりません。

しかし、普通に順調な成長過程だとも思っています。

 

『中学生の時に、もっと勉強しておけば良かったなぁ』と思うことは普通です。

塾長だってそう思いました。

 

 

時間はみなさんに平等にあたえられています。自分の勉強時間をたしかめてみてください。

成績が上がらなかったら、もっと勉強しないといけないということです。

 

『勉強している時間』を増やさなければ、学力は上がりません。

勉強している時間とは、授業を聞いている時間ではなく、ましてやボーっとしている時間ではありません。自分で考えていたり覚えたりしている時間です。

宿題は勉強ではありません。作業です。『宿題をする』であり、『宿題を勉強する』とは言いません。

 

 

勉強は質も量も必要です。まずは量を増やすことです。無駄を経験しないとわからないことがあります。最初から効率よく勉強はできません。

 

 

あと、自分のやり方で勉強したいということも毎年聞きますが、偏差値が70を超えるような、塾長に教えられる必要が無いぐらい出来るようになったら言ってください。

もっと勉強すればよかったという後悔は、取り返すことができません。自分に納得のいくようにしてください。

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今日も昨日と同じか

雨だと気分が乗らないのは動物でも同じらしい。

 

花札は知っているだろうか。和製のトランプだろう。その中に、おっさんが雨の日にカサをさしている絵のカードがあり、横でカエルが木の枝に向かってジャンプしている。

このおっさんは小野道風(おののとうふう)といって、自分の実力に悩んでいた。そこで雨の日に1匹のカエルを見た。そのカエルは枝につかまろうと何度もジャンプしては失敗を繰り返していた。何度も何度もチャレンジするうちに、ついに枝をつかんだ。

道風はこのカエルを見て、あきらめずにチャレンジすることを学んだのだ。

 

このおっさんとカエルの絵札は、雨という種類のカードだ。「小野道風とカエル」は強力なカード、雨は雨でも気分の良い雨である。

 

道をえらぶということは、かならずしも歩きやすい安全な道をえらぶってことじゃない

                                      ドラえもん

やりたくないこと

塾長にも、学校でやりたくないことがありました。

 

体育祭は、小学校も中学校も応援団長でしたが、なぜだか希望もしていないのに応援団で、しかも団長にさせられていました。最高学年になると応援団に入らされて、しかもまとめさせられる。嫌な思い出しかありません。今思い出しても、“良かった”とは思っていないです。

 

合唱は、いまだにやる意味がわかりません。塾長は歌が苦手なので拷問に近いと思っています。

大学の授業で、小学校や中学校では合唱などの特別活動が大切だと勉強しましたが、それでも納得していません。

大学の音楽の授業では歌ばっかりでしたが、音楽の授業で嫌な思いをしてきた人が多いことを先生はわかっているようでした。それだけが救いに思えました。

 

塾長が小学校4年生ぐらいだったころのある日、夏の体育の時間でプールの予定でした。その日はくもりで時々雨が降っていて少し寒く、プールに入れるかギリギリの気温でした。

先生たちが話し合った結果、プールに入ることになりました。

教室中が「やったー!」との声で喜んでいました。

しかし塾長は寒いのが嫌いで、プールも嫌いです。だから、みんなより1秒遅れて喜ぶみんなに合わせました。泳ぐのは得意な方なので、友達は、塾長がプール嫌いなことは分からなかったと思います。

 

たぶん、大人たちや学校の先生は、「やりたくないことも勉強のうち」と言うのだろうと思います。

しかし、「やめる」という選択肢が残されていないことには納得できません。

 

塾や勉強は嫌なら辞めることができます。

 

 

勉強が少しできたところで、誰もほめてくれませんでした。

小学校は足の速いやつが、中学校は少しやんちゃなやつが、高校はおもしろいやつ、野球部やサッカー、バスケ部のやつらが男子のヒエラルキー(身分制度)のトップにいるのです。

 

 

不公平だと思うこともありますが、平等は後からやってくることもある。

かっこよくてモテてたあいつは30歳で体重が2倍になり、髪の毛は半分に。

 

これからの時代は、「やりたくない」が選べる時代になっていくのかもしれません。

しかし、やりたくないことができる人の方が強いんだろうなとは思います

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今日も昨日と同じか

差別はなくならない。

 

ほかと分けることを差別という。

シンデレラは美しいだけで金と名誉を1日で手に入れて、見かけが悪いおじさんは、公園のベンチに座っただけで通報される。これはどちらも差別である。

年を取ると、アイドルの顔がみんな同じに見えてくるのは本当だ。

どこの塾も予備校も、女子高生の絵やモデルが使われているが、あんなものに意味があるのだろうか。世の中の中年は、みんな同じにしか見えていないと思う。

東北大学が、女性限定の教授を募集したそうだ。男女格差を無くすと書いてあったが、本当にそうだとしたら、性別で募集するのは間違いではないだろうか。

 

同級生の女性が「結婚したら仕事したくない。」と言っていた。

これも価値観の一つだろう。

 

笑われて笑われて強くなる

                                   太宰 治

思いのほか高い山

スマホ依存は、人類共通の悩みでしょうか。

自分の感情や欲をおさえる精神力を自制心と言います。

 

スマホを気にしながら勉強したら、進みがものすごく悪いのは誰でもわかることですね。



いいですか、受験生諸君
ちょっと勉強したぐらいで簡単に成績が上がると思っている。甘すぎる。

今までの2倍勉強したぐらいで、誰よりも勉強したと思っている。現実を見た方がいい。

 

偏差値60以上の高校に行く生徒は、1年生のうちから毎日勉強し、テスト前は1日5時間も6時間も勉強しています。土日だって10時間以上勉強するでしょう。

そんな毎日コツコツ積み上げている生徒に、たった半年や1年で追いつけますか?

1日1時間の差は1年で365時間の差になります。この差をどうやって挽回するのでしょうか。

自分だけは特別だなんて思わないことです。

 

塾長が、何が気に入らないのかというと、今までよりもちょっと勉強したぐらいで、今までずっと勉強してきた生徒と同じような結果を求めるというバカげたことを言うことです。

結果をマネしようとするのではなく、努力をマネしてください。

 

あなたの「やってる」は、やってるうちに入らない。

勉強は簡単な足し算です。今以上に勉強しなければ、今以上の成績にはならない。勉強が難しくなるにつれてだんだん成績が下がってくるはずです。質より量ではなく、質も量も必要なんです。

簡単な話なので、受験生にはぜひ理解してもらいたいです。

 

特に新中3年生、あと10カ月半で受験だということが分かっているのでしょうか。

やらなきゃ出来るようになるわけがない。

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今日も昨日と同じか

ケンカするパワーがある。

 

年を取ると、人も動物もおだやかになっていく。(はずである。)

しかし、戦争を始めるのは老人である。全然おだやかではない。

若者が戦争の最前線に送られて死んでしまう。生き残るのは年寄りだというのはむなしい。

賢いはずのえらい人が、若い人に銃を持たせ、戦車に乗らせ、戦争をやらせる。

本来はケンカしている若者を止める役割をしなければならない。

 

勉強は、ケンカをせずに相手と話し合う知恵を身につけるもの。(これだけではないが)

戦争をしないために勉強をするのだ。

 

一文は無文の師、他流に勝つべきにあらず。きのふの我に今日は勝つべし

                                       新陰流兵法

次につなぐ 2022

みなさんも知っていると思いますが、当塾の高校3年生が医学部に合格しました。

医学部医学科は将来医者になるわけですが、医学部に合格するのはとても難しく、一番優秀な高校に通っている生徒でも数人ぐらいしか合格しません。

小学生の時から医者になりたいと夢を見て、誰しもが夢だと思っていました。

塾長は夢の注文を受けました。だから夢に向かって一緒に向かいました

塾長は医学部に合格する力は持っていません。はっきり言ってこの生徒の方が勉強はできます。

進むべき方向を示し、時には相談し、時には無駄話をし、時には一緒に考えてきました。

国語や小論文はまだ教えることが残っていましたが、ほかには何も教えることが無い。

信じたり疑ったりしながら、必死に勉強してきました。

「できるからやった。」ではなく、「やったからできた。」のです。

小学6年生で入塾し約6年半、小学校よりも長い期間この塾に通ってくれました。

ずっと同じ担任(塾長)。これは塾でなければできないこと。

塾長は、良い成績を取ってほしいわけではありません。難しい学校に行かなくてもかまわない。

夢なんて今は無くてもいい。

でも、生きていかなきゃいけないということです。

やりたくもないことを、けっこう頑張ったな。」という経験をしてほしいということです。

「やりたくないこと、嫌なことはやらなくていい。」それはそれでかまいません

でも、その責任は自分が取らなければなりません。

この国は、昔の人たちががんばったおかげで、がんばらなくてもどうにかなる世の中です。

これから生きていくなかで、もっと頑張りたいと思ったときに、頑張ったことがあったほうが頑張りやすいのです。みなさんの身近な人は、みなさんのために頑張っていませんか?

成功してもしなくても、頑張った過去がみなさんに自信を与えてくれると思います。

失敗をしないようにするには、先に失敗しておくしかありません。

 

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今日も昨日と同じか

意外な使い道。

 

塾長が若いころ、パソコンが流行っていたので、コンピューター関連の仕事に就いた。

法学部を生かせる仕事なんてなかったので、たくさん募集していたコンピューター関連に行ったわけだ。そこで2進数や16進数、関数を使う羽目になった。まさかこんなことで使うとは。

ついでにハンダ付けやパイプの径を測るのに三平方の定理など、消えた記憶を掘り起こした。

 

雷の光と音で、おおよその距離を計算し、近かったら外に出るのは控えたい。雷による事故は毎年あることはあまり知られていない。

知っていれば使う場面が増え、知らなくてもなんとかなる。

何も知らないと、知らないうちに事故にあい、だまされることもあるということ。

 

得手不得手 不得手の事に 数をかけ  後は不得手も 得手となるべし

                                             新陰流兵法

進路と志望校

受験生は、そろそろ進路や志望校が決まり始めてくる時期です。

 

T学園の先生が言っていた言葉を思い出しました。

「女子は根拠のない不安にかられて、安全な学校を受験し

 男子は根拠のない自信で受かりもしない学校を受験する。」

 

この塾は、公立高校受験についていえば安全なところを受験したほうが良いと思っています。

中学や大学受験は、人によって全然違うので一言では言えません。

 

志望校は、一度は見ておいた方がよいです。

しかし、一度も見たことがない学校に進学する人もいます

それは悪いことではありません

 

あまりよくないことは、希望していない学校に行くことです。

「入学してみたら、思っていたのとちがった。」

というのはよくあることです。何度も見学に行っても、行かなくても、第一志望でも、そうでなくても、こういうことはあります。

 

第一志望に受からなかったときのこと、第二志望の学校に通うことを考えていなかったときのことを考えていないと、想像以上につらい思いをします

 

第二志望でも、行かないつもりで受験してはいけません。

 

大人になると、自分が通っていた高校や大学のレベルなんてどうでもよくなります

しかし、まだ学生のみなさんには高校の偏差値や成績がとても強く影響すると思います。

 

高校は、そこでどう過ごすか。

大学は、そこで何を学ぶか。

 

塾長が今思うことは、大学は社会人になってから行くべきだと思います。どんな仕事をしたいのかもわからずに、将来の仕事のために勉強しても難しいでしょう。

 

高校は通過点。湘南高校でも上鶴間高校でも同じ大学に進む生徒はいます。結果はおなじこと。

 

自分で決めた学校か、イヤイヤ行く学校か、その気持ち一つで大きな違いが出ます。

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今日も昨日と同じか?

塾長は学割を使える。

 

勉強は大人になっても続(つづ)く。

周りの大人に聞いてみればわかる。資格を取らなければならなかったり、仕事を覚えたりすることも勉強だ。主任や課長になったら、部下の管理を勉強し、さらに新しい仕事を勉強する。

ただし、その勉強は何のためにやっているのかがわかりやすい。

 

高校生までは、何のために勉強しているのかわからないかもしれない。それじゃあ勉強する気にはならないだろう。英語なんて必要もないのになぜ学ぶのか。毎年その理由を聞かれる。

世界制覇をしたイギリスと、戦争に勝ったアメリカのせいだろうか。

 

100年前の日本のえらい人たちも英語をしっかり勉強していた。君たちはやらないのか?

 

苦は楽の種、楽は苦の種と知るべし

             徳川 光圀

教育の理想と現実

今のような日本の学校制度は、明治時代に作られました。(学制:中3以上は知っているはず)

 

基本的に、教科書の丸暗記のような機械的な勉強だったようです。

座席を成績順で決めるというようなこともあり、すべての子供を同じような能力を持った人に育てる教育だったようです。(どこかの塾にもありますね。

 

そんな教育は、早くも見直しが始められ、大正時代には『新教育』という考え方が広まります。

この新教育という考え方は、明治までの教師や大人中心の教育から、子供中心の教育へ変えて、子供たちの創造性や個性を大事にしようとした教育でした。

 

このように、新教育は今の教育の考え方と似ています。というより、新教育の考え方が発展していって今があるのでしょう。

 

しかし、ちょっとおかしいと思いませんか?

 

学校に通っているみなさんは、学校が子供中心になっていると思いますか?

 

小学校はまだ楽しいかもしれませんが、中学校は、部活やテスト、内申点に気を使って学校生活を送らなければならない。

 

それでも、塾長が子供のころに比べると、今の方がとても良くなったと思います。

 

個性や創造性って何でしょうか。

やりたいことだけをやるのが個性を育てる教育ではないことは確かです。

 

どこかの音楽の先生が言っていました。「音楽で成績をつけるというのは・・・と思います。」と。

努力だけではどうにもならないものに、成績をつけられるのは今でも納得がいきません。

 

中学校は、今年から学習指導要領というものが変わりました。

テーマは「生きる力」らしいです。

えらい先生方のおっしゃることは、一つ一つその通りだと思います。

 

でも、実際はどうなんでしょうかね。

 

どこかの公立学校の先生が言っていました。「実際は明治時代と変わらない。」

 



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今日も昨日と同じか?

コンピューターの支配。

塾長のパソコンが壊れた。今年は塾で使っているパソコンが壊れたり、タブレットが壊れたりと、いろいろな電化製品が壊れて大変だ。

塾長はGoogleとAmazonに、ほとんどの個人情報を渡している。もうGoogle無しでは生活ができない。今回もGoogleがなかったら大変なことになっていた。

怖いと思うこともあるが、もうどうにもならないところに来ている。

塾長は、Googleで名前を検索すると出てきてしまう。誰でも塾長に会いに来ることができるし、連絡することができる。塾長の個人情報は公開情報だ。別に困ったことは今までない。

 

子供が小学生のとき、親班長というのをやったが、メールアドレスを教えてくれない人がいた。

教えてくれない人には連絡しませんと伝えた。

 

老にして学べば すなわち死して朽ちず

          佐藤 一斎(儒学者)

学力は簡単なたし算 2021

今年も去年と同じようなことを書きます。今年も中学生のやる気が低すぎます。

 

学力を上げるには、単純に勉強量(演習量)です。わかりやすい授業ではありません。

たしかに、おもしろかったり、わかりやすかったりする授業は興味も出てきますし、頭に入ってくると思います。それはそれですばらしい。

 

しかし!

わかりやすい授業を受けただけで成績が上がったら誰も苦労しないんですよ。

 

有名講師の予備校に行ったって、自分がやらなければ学力は絶対にあがらない。

 

今年の中3も、高い目標を上げるわりには勉強しません。

 

以前、高3の生徒が夏に塾に来て、半年で偏差値を10以上上げた生徒がいました。

塾の授業は週6日で、学校外で1日7時間、土日はそれぞれ10時間ぐらい勉強していました。

それでも塾長の指示した時間には届いていませんので、目標の学力には届きませんでした。

 

塾長の言う勉強時間は、根拠があるということです。

 

いろいろな事情はあると思いますが、塾長が言うような勉強量がこなせないのなら、学力は自分が思っているようには上がらないのです。

 

一部、部活も長引いていますが、部活を理由に勉強から逃げてはいけません。

 

一流とは一つの流れ

部活をやるならそれも良い。部活は今しかできない。しかし、受験に失敗したときの責任は全部自分です。両立できるほど、あなたたちは器用でしょうか。塾長には無理です。

 

痛み無くして成果なし

目標が高ければ高いほど、痛みも強いものになっていきます。

塾長は高校受験のときに、偏差値を20ちょっと上げました。それは、休日1日15時間、学校がある日は午前1時まで勉強という、今の時代にはおススメできないような勉強時間です。

 

みなさんにとっての壁は大して高くないのです。

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大人になる。

 

塾長の先生「居合が死んでいる!」

久しぶりに行った稽古で、先生から叱られた。塾長がもっと若いころなら、多少言い返していたかもしれないが、素直に聞いてきた。

もう88歳にもなる先生だが、塾長が六段になることを願っているのだろう。不器用だが18年も塾長を指導してきてくれた。

先生も今年で引退を決められているので、世代交代だ。

 

高校生も中学生も3年生が引退するころだろう。塾長も剣道部の最後の試合を見に行った。

2つの中学の剣道部を指導することができて、とてもうれしかった。

 

苦は楽の種、楽は苦の種と知るべし

             徳川光圀(水戸黄門)

1学期の終わりにむけて

中学校では期末テストが終わり、高校生は中間が終わって期末テストが始まるころです。

去年はコロナで塾も席を減らしていましたが、今年はそこそこ自習もしてもらっています。

中学生のテスト前2週間の勉強時間を見てみました。

だいたいの時間ですが、一番勉強した生徒と、勉強していない生徒を見てみましょう。

一番勉強した生徒(3年生) 80時間前後

一番勉強していない生徒(1、2年生) 20時間前後

4倍ぐらい違うのですが、毎年このぐらいです。

受験生優先なので、1年生は少し早めに帰宅してもらっていました。

2年生の勉強時間が少ないことが特に目立ちます。塾長は毎年のことなので、2年生が勉強しないことには慣れているのですが、解決策はなかなか見つかりません。

しかし、普通に順調な成長過程だとも思っています。

『中学生の時に、もっと勉強しておけば良かったなぁ』と思うこともあるでしょう。しかし、そう思うことも勉強の一つだと思います。

塾長がいつも思うことは、目標が高い学力ではないならば、そこまで必死に勉強することも無いし、他にもやり方はある。しかし、高い目標を持っているのに、自分の遅いペースで勉強しつづけるのはダメだということです。

勉強が出来ない大きな原因は2つあると思っています。

・勉強時間がそもそも少ない

・塾長の指示通りにしない

勉強は質も量も必要です。効率とかの話は偏差値70を越えてから言ってください。

あと、自分のやり方で勉強したいということも毎年聞きますが、それも偏差値70を越えてから言ってください。

後悔先に立たず。自分に納得のいくようにしてください。

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今日も昨日と同じか?

時代の変え方。

「先生、稽古中に音楽流してやるのはどうですか。」

剣道の稽古に行ったときに、冗談っぽく聞いてきた生徒がいた。

「俺じゃあもう変えられないから、お前たちが変えて行ってくれ。」と言っておいた。

えらそうなおじさんや老人たちが全てを決める剣道では、変化に何十年もの時間が必要だ。

 

居合道の試合で、子供たちがさわぐと怒られるが、多少うるさいぐらいで居合が出来ないようなら居合なんてやめてもらいたいとも思う。

勉強はどうだろう。音楽を聴きながら勉強するというのはよく聞く話だ。それで集中できるならそれでもいいだろうが、聞きながら勉強する優秀な人をほとんど見たことが無い。

塾長は、音楽を流しても、勉強を始めると全く耳に入ってこないので、結局流さない。

スマホも音楽も、要は覚悟があるのか無いのかだ。君らの目標に向けての。

 

五ツある くせをばひとつ 直しつつ
    あとの四ツをば しだいしだいに                                                 竹内流捕手腰廻小具足

慣れることは怖い

去年の今ごろは、緊急事態宣言が解除されるころで、感染者数は全国で1500人ぐらい、1日に50人ぐらいの感染者でした。それが今は全国で60000人を超えていて、1日に4000人を超えている。

状況は少しちがうのでしょう。しかし、危険なことには変わりありません。

世の中、大変なことになっている人たちがいる。しかし、その一方で、たくさんお金がもうかっている人たちもいる。

お金もうけは悪い事ではありません。しかし、不公平な政治によって、まじめに働いてきた人たちが苦しむことはゆるせませんよね。

何が公平で、何が不公平なのか。

修学旅行は中止で、オリンピックはやる。⇒不公平
体育祭は中止で、オリンピックはやる。⇒不公平
居酒屋は休業で、満員電車はOK⇒不公平
町田市のカラオケは休業で、相模原のカラオケに流れてくるのはOK⇒不公平

学校でも感染者が出てくることが増えてきましたが、去年だったら休校になったのに、今は休校にならない。

細かいことができないのは分かるけど、もうゆるすぎてガバガバ。何やっているのかわからない

塾長の母親は、81歳で高齢です。コロナワクチンの予約案内が来ていました。

買い物ぐらいしか外に出ないし、人と会うことも少ないです。 

自分の母親のことながら、優先的にワクチン接種する必要があるのかとも思いますが、やってもらうことにしました。

 

なれることは怖い。

 

こんなに感染者がたくさんいるのに、平気になる。緊急事態って言っているのに、そんな緊張感は全くない。

新入生は学校に慣(な)れましたか?学校から帰って、疲れて寝ることに慣れると、そこから抜け出すまでに時間がかかります。なれるって怖いです。

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今日も昨日と同じか?

意外な未来。

10年近く前の卒業生が会いに来てくれた。

塾にいたときは、全く勉強しない生徒だったが、高校ではそこそこ勉強して推薦で大学に行き、その後は大学生の時にずっとバイトしていたゲームのイベント会社に就職した。

ゲーム関連のバイトをしているとは聞いていたが、まさかそこに就職しているとは思わなかった。

新卒だが、そこそこの地位にいて、とてもやりがいを感じているようだった。

一つのことを続けられると、それが特技になり、将来自分を支えてくれる。

ただ、欠点もある。やめようと思った時に、今まで使った時間が無駄に思えてくる。

無駄にしないために、無駄に続けることもありえる。塾長の剣道もそうなのか。

晴れてよし 曇りてもよし 富士の山 もとの姿は 変わらざりけり                                                                  山岡鉄舟